鹿児島県立鹿児島水産高等学校

○ネットワークの利用状況

(1)電子メール等を使った交流

 ★交流相手校:岐阜県立大垣農業高等学校との交流

  ・交流項目:電子メール,クリスマス及び年賀状,郵便物等の交換を実施

  ・電子メールの内容:自己紹介、学校生活及び地域等の紹介,本校の実習製品紹介

  ・クリスマスカ−ドの送付、本校からは80名の生徒達が参加した。

 ★交流相手校:北アイルランドの4校との交流

  ・交流項目:電子メール,クリスマス及び年賀状,郵便物等の交換を実施

  ・電子メールの内容:自己紹介、学校及び近況、地域及び日本の文化、特産品紹介

  ・クリスマス・年賀状交換:数名の生徒たち同士、電子メールで交換した

  ・パケット・郵便物交換:学校案内及び地域紹介の冊子、交流生徒の写真等の交換

(2)鹿児島県内・地域との交流・・・月1回のペ−スで開催

 ★本校のパソコン室を地域に公開して「インタ−ネット関係実技講習会を実施」した

  「講習内容」:ホ−ムペ−ジの作成,電子メ−ルの送信と受信,フアイル転送等

(3)鹿児島県「20校・インタ−ネット・プロジェクト」実技講習会開催・5回実施

 ★講習内容:ホ−ムペ−ジの作成,電子メ−ルの送信と受信,フアイル転送等

(4)主な研修者(会)及び来校者:インタ−ネット関連施設及び実技・授業等の見学

 ★長崎県立長崎水産高等学校・校長,事務長,高木先生来校

 ★鹿児島県教育委員会・「徳田」教育長及び職員「インタ−ネット研修及び施設見学

 ★伊集院町教育委員会「四本廣幸・指導主事」:「インタ−ネット実技1日研修」

 ★鹿児島県吹上町教育委員会主催・インタ−ネット実技講習会

 ★株式会社・マリンエキスプレス・森  雅彦 氏:「インタ−ネット研修」

 ★南日本新聞社「鹿児島県・20校インタ−ネット・プロジェクト」取材

 ★南日本新聞社「枕崎移動通信局取材・本校のインタ−ネット活用」の取材

 ★鹿児島県吹上町議会議員と町民,吹上中学校PTA御一行・インタ−ネット研修

 ★勝縁保育園「インタ−ネット」技術講習及び接続技術指導

 ★加世田市立の小・中学校「インタ−ネット接続,フアイル転送」技術講習数回実施

 ★文部省視学官「中谷三男」氏,東海大学の先生「インタ−ネット活用意見交換,及び研修」

 ★枕崎市立「立神小学校」教職員・20名「インタ−ネット実技研修」

 ★先生のためのマルチメディア活用研修会「NTT鹿児島支店」主催で発表

 ★こねっと・プラン成果発表会「NTT鹿児島支店」主催で実践事例発表

 ★加世田常潤高校,鹿児島実業高校「ホ−ムペ−ジ作成/転送」等技術講習

 ★(株)鹿児島地域経済研究所「藤田 聖二氏」「インタ−ネット活用意見交換会」

 ☆北海道小樽水産高等学校・情報通信科・専攻科生徒/本校専攻科生徒懇談会

 ★鹿児島県「産業教育フエア」でのインタ−ネット実演,テレビ会議システムの活用

 ☆韓国の水産研究所,テレビ放送関係者・インタ−ネット施設見学

 □種子島実業高等学校でホ−ムペ−ジ作成とフアイル転送の実技講習

 △鹿児島県工業高校生徒研究発表大会で研究発表「インタ−ネットの活用について」

・「インタ−ネット実演」「テレビ会議システム実演」@(滋賀県立信楽高等学校)

 ◇新100校プロジェクト・九州地区インタ−ネット活用研究会で実践事例発表

 ◇新100校プロジェクト・成果発表会(東京会場)で実践事例発表

 ☆県総合教育センタ−・研究主事「米倉」先生・研究生「吉満」先生・研修

 ☆鹿児島県マルチメディア教育研究大会で実践事例発表,その他多数の事例有り

(4)授業等での実践

 ★「課題研究」・「情報処理」・「総合実習」等での取り組み

 (A)・研究主題:「コンピュータとネットワーク」の活用と情報発信の研究・生徒10名

  ・パソコン通信用メールアドレスの申請と取得,電子メールの作成、メールの送信及び受信等を行いながらネットワークの仕組み等について学習出来たと思う

  ・各自「ホームページ」の制作にも熱心に取り組み、自己紹介,職場見学研修感想, 体育祭,生徒発表大会等のホ−ムペ−ジを作成できた

  ・情報通信科・3年生・全員、1泊2日の日程で「ネットワ−ク通信」の集中実技実習を「鹿児島県総合教育センター」で行ない、電子掲示板へのデータ転送の実習及び電子メールの送信と受信を全員行った事によりインターネットとの比較、コンピュータ・ネットワークシステムの総合的な学習を行う事が出来た

○平成9年度の成果と課題(問題点)

 ・ネットワーク利用に関する成果と、問題点について

 ・活用方法:教科「水産情報処理」・「総合実習」・「課題研究」等で「電子メ−ル」を活用して「大垣農業高校」及び海外の学校との交流を積極的に行い、異文化理解を通じて世界に通用する水産人育成に成果が得られた。

 ・「コンピュータネットワーク」のシステム技術科学への挑戦心を培った。

 ・鹿児島県20校インタ−ネットプロジェクトとの連携によってネットワーク活用の「輪」ができ多数の学校と交流できた。

 ・全国の水産高校の紹介ホームページ及び実習船の姿を公開することにより水産教育に対する理解を得る努力と国民が水産業を考える情報を提供できたと思う。

 ・卒業生達の作成したホ−ムペ−ジは,愛校心の育成に大変役に立った。

 ・問題点:回線が細いことと,施設設備の老朽化、公務との関係で超多忙であったこと

 ・鹿児島県「コンピュータとネットワーク」活用研究会を結成し活動できたこと等・・

 ・情報発信のホームページを多数作成し,海外からも電子メ−ルを頂いた。

○プロジェクトに参加して

 ・科学への挑戦心,情報活用能力の育成,情報提示能力の育成,

 ・海外の学校との交流により国際理解教育/異文化理解教育に取り組めた。

 ・国内や海外の出来事とインターネットとのかかわりを生徒たちから進んで話すようになり世界の動きや日本の社会との関係にも関心をしめすようになった。

 ・特に情報発信のためのホームページが多数作成出来たことは本校の生徒たちにとっては「プレゼンテーション能力」の育成、「情報活用能力」の向上や「デジタル信号」と容量との関係、「画像」変換技術等の習得にも大変勉強になった。

 ・生徒たちの情報教育に対する学習意欲・取り組みの態度も大変積極的になった。