埼玉県立越谷総合技術高等学校

○英語版ホームページの開設

  かねてより要望の多かった英語版ホームページを開設した。

  内容は現在のページと同じ内容を使用。

○問題解決のためのインターネット活用

  3年間の学習総決算としての「課題研究」。自らの課題を決定し、現在持ち得ている知識・技能で完成を目指し、結果についてホームページに掲載し成果を問う。

  ・課題の持ち方、思考力、学習のしかた、完成時における成就観・達成感を得た。

  ・校内においては「課題研究発表会」、校外においては「ホームページ成果報告」

   発表の場が増し記録、思考力と共にプレゼンテーション力が育成された。

○インターネットを利用した情報収集

  学校の枠をこえた「進路学習」支援の道具として、インターネットを活用した。

  1. 各学年4月に進路希望調査の実施

  2. 1・2・3年生は、本校独自の「進路ノート」を用いて進路学習の実施

  3. 各学年6月「面談週間」の実施

  4. 各学年外部講師による「進路講演会」の実施

  5. 2学年2月 1週間の「企業実習」の実施

  6. 3学年5月 企業による「進路講演会」の実施

  7. 3学年5月 卒業生による「進路説明会」の実施

  8. 3学年6月 企業人事課による「面接指導」の実施

  9. 3学年5月 3学年第2回「進路希望調査」の実施

  10. 各自の進路に合わせインターネットによる求人情報・進学情報の収集

  11. 「電子メール」で企業人事課・大学入試課との問い合わせ

  12. 企業訪問・オープンキャンパスへの参加

  13. 最終進路決定〜大学入試の合否をインターネットを通して知る

○平成9年度の成果と課題

  生徒の個性に応じ、自らの興味・関心・適性に合わせ進路決定するインターネットの活用

  本校インターネットの活用について、その一部については本校ホームページに集約し報告してある通りである。ハードウェアー面においては「ネットワーク実習」に代表されるように校内LAN・ネットワーク構築、クライアント動作環境設定、活用するためのホームページ作成をローテーション実習で展開中である。ソフトウェア面においては、本校の案内・各学科における「課題研究」の学習成果を本校ホームページに公開している。その内容により各方面からのメールの交換も盛んで校外からの学習指導・助言者にも巡り会っている。

  本校は総合型の専門高校であるため進路は、就職60%、専門学校も含め進学40%程度の状況である。生徒自身が将来の生き方・在り方を決定するための学習や課題を解決するための情報収集手段として各大学、各企業のホームページ(WWW)やメールを活用することによって大学・企業のパンフレット、業者による雑誌からの一方向の情報に偏らず、自らの意志による双方向の情報を得ることにより目的にあった学習に取り組める。これらのことでこれまでに見られない視野の広がり、学習の深まりが生まれる。現在特に求められている進路学習の一端を担い、「生徒の自ら学ぶ力の育成につながり、生きる力」となるものである。

  本校において、新年度より接続先が変更される。接続先の変更によって、校内ネットワークの再構築が急務となった。さらに、近年のインターネット人気によってホームページ・メールを管理するサーバの負荷が増大した。現在のサーバではこれ以上の負荷をかけられないため、サーバを複数台用意してネットワークの分散化を行う必要がでた。

○100校プロジェクトに参加して

  近年のインターネット人口は人気と共に増加傾向にある。しかし、いざ利用できずにいる人も多い。そういった人をサポートするサービスも増えてきたが、サポートを行う側の技術力・人数の不足も問題となっている。本校では、実際の回線を使うことで技術力を養うことができた。