神戸市立摩耶兵庫高等学校

○インターネット利用状況

1.Mbone放送を使ったマルチキャスト遠隔授業(写真1)

 http://www.mayahyo-hs.chuo.kobe.jp/~asai/naga1.html

  長崎のシーボルト記念館と土井首小学校と神戸の湊小学校とをMbone放送(vic・bat)で結び、3地点によるマルチキャスト遠隔TV会議授業を行った。長崎からは、長崎と神戸と共に縁のあるシーボルトについてシーボルト記念館の展示陳列品を教材として土井首小学校の6年生が発表し、神戸からは湊小学校の6年生が、阪神大震災の被災状況を写真パネルを使って報告した。この実験の進行には本校の2年生の女子が行った。

          (写真1)

2.PHSを使ったロールプレイ遠隔TV会議授業(写真2)

 http://www.mayahyo-hs.chuo.kobe.jp/teachers/asai/ondanT.html

  本校(定時制高校)と神戸市立楠高等学校(定時制高校)とをPHSをインターネット上で結び、映像はmilk(神戸大学岡村先生の作品)、音声はNTTのVocalinkを使って地球温暖化防止会議in神戸としてインターネット上でロールプレイの授業を行った。本校生徒が先進国(アメリカ・ドイツ・日本)、楠高校生徒が発展途上国(モルジブ・サウジアラビア・中国)のそれぞれの国の代表者となり、地球温暖化についてのそれぞれの国の立場をそれぞれの学校の生徒が意見を述べあった。

          (写真2)

3.全国ライブカメラ(CEC新100校プロジェクト重点企画)(写真3)

 http://cfpop.mayahyo-hs.chuo.kobe.jp/

  新100校プロジェクト重点企画として「定点観測データーの共同利用研究」がある。本校も以前より、6F図書館から六甲の山並み、神戸駅の電車の発着状況、阪神高速道路の混雑状況をライブカメラとして放映している。

  本校のライブカメラの特徴は、1分間に1枚の割合で映像が更新され、時間を指定すれば数時間の映像を動画として見ることができる。

          (写真3)

4.いじめと不登校のページ(写真4)

 http://www.mayahyo-hs.chuo.kobe.jp/~asai/asai1.html

  「体験者が語るいじめと不登校。これを見て、少しでも慰められるのなら幸いです。」から始まる、生徒が生徒自身の手で制作したいじめと不登校のページです。本校の生徒は約半数が中学の時にいじめやその他何らかの事情により不登校となり、本校に入学してきました。自分たちの経験を、現在、いじめや不登校で悩んでいる人たちへのメッセージとして、また、少しでもいじめや不登校が無くなるよう、お互いが励ましあうために活動しています。このページは、できれば神戸市立摩耶兵庫高等学校があるうちは、ずっと続けていきたいと思っています。

          (写真4)

5.ボランティア活動

  http://www.mayahyo-hs.chuo.kobe.jp/teachers/narahara/

  今年度の9月より、本校1年生を中心としてボランティア活動が盛んになり、月1回のペースでいろいろなところにボランティアとして活動するようになりました。当初は10名足らずで始まりましたが、次第にその人数も増え、最近では誰にどのボランティアに参加させるか、ということに頭を痛めるほど活況を呈してきました。今後も、本校の特色としてボランティア活動をどしどし本校のホームページに掲載し、活発化させようと思っています。

○平成9年度の成果と課題

  本校の特色は遠隔TV会議システムを使った授業、生徒が自主運営するいじめ・不登校のページ、それと最近特に盛んとなってきたボランティアである。しかし、生徒を主体的に実践させることは難しく、技術面だけでなく運営面においても部活動として継続的にSEを育てることが大切であると実感している。

○新100校プロジェクトに参加して

  今までは校内での活動中心であったが、今後は地域活動を中心として、100校プロジェクト・新100校プロジェクトで培ってきたものを、広く押し進めていきたいと思っている。また、OCNの回線を利用して海外との交流も深めていきたいと思っている。