一関市立桜町中学校

☆インタ−ネット利用状況

○ネットワ−ク状況

 サ−バ−機1台、クライアント機2台(パソコン準備室1台、職員室1台)個人所有(ノ−トパソコン3台)

 ・実践報告1

  カナダのYale Secondaryとのメ−ル交換

   9月から地元出身のカナダ在住の方からの紹介でメ−ル交換が始まりました。2〜3回個人の紹介をした後、生徒にメ−ル交換を行おうとしましたが、パソコンの故障でしばらくの間できませんでした。1月に入り、新たに再開しました。主に英語部、情報科学部、生徒会が中心になり行う予定です。

 ・実践報告2

  桜中卒業生とのメ−ル交換

   ホ−ムペ−ジを見て20人くらいの方からメ−ルを頂きました。その中で、何人かの方にメ−ル交換をしてほしいと頼んだところ生徒との交換をしてもらいました。その中では、女性の方もいて、女生徒の良き相談相手になってもらいました。今後は、情報科学部員や生徒会を中心に活動していきたいと思います。

 ・実践報告3

  ホ−ムペ−ジの更新

   今回は教師だけが作るのではなく、生徒にも積極的に制作に取りかかってもらいました。これからも、生徒中心のホ−ムペ−ジを制作していきたいと考えています  

 ・実践報告4

  学習会の実施

   学習会で各教科に別れそれぞれの教科でどのようにインタ−ネットを使って学習していくかを話し合いました。実際にインタ−ネットを使った授業はしませんでしたが、技術、美術、数学でパソコンを使った授業を実施しました。

☆平成9年度の成果と課題

○活用方法

  電子メ−ルでは、教師と情報科学部員一人一人にアカウントを作り電子メ−ルを自由に使えるようにしました。しかし、台数が少ないことと活動時間が少ないため、ほとんどの生徒が活用できず一部の生徒のみの活動になってしまいました。wwwは、すぐにエラ−が発生してしまうため生徒に使わせたくても、時間があっという間に経ってしまい思うように活動できませんでした。主にクラブ活動の中で活用しましたが、生徒の関心は、アニメや音楽などで学習に役立てるためにwwwを使うという意識がないので教育的な興味は薄いようでした。これからは、ただ使わせるのではなく、教育にどのようにwwwが使えるかを検討していきたいと思います。

○技術的課題

  昨年度に引き続き、NEC東北の方のボランティアによってさまざまなトラブルに対応しています。その方の協力が続いていなければ、いまだに故障に悩まされ何もできなかったと思います。CECの方にメ−ルを送れば、すぐに返事が返ってきて大変心強かったですが、実際に見てもらわないとわからないようなこともたびたびあり、ボランティアの存在の大きさは、なくてはならないものでした。これからますますパソコン台数が増えていきますが、それと同時にパソコントラブルも増えていくと思います。そういう時のために専任のパソコン管理者は、最低、各市町村に一人は必要であると考えられます。

☆新100校プロジェクトに参加して

  新100校プロジェクトに参加することにより、教師や生徒にパソコンが、更に身近なものになりました。しかし、身近なものと感じていてもパソコンを使う必要性を感じる方が少なく、インタ−ネットを職員室に置くために72mのケ−ブルをつなぎ多くの方に使ってもらうようにしましたが、職員室にあってもほとんど使いませんでした。そこで、パソコンにとらわれることなく教育機器を活用していこうということで、平成9年度の研究主題が「自ら学び、学び続ける生徒の育成〜学習意欲を育てる学習指導の工夫(教育機器を通して)」という主題になりました。平成8年度は、(教育機器を通して)という言葉はありませんでしたが、100校プロジェクトが続くということで、パソコンを使うことだけでなく教育機器を見直そうという考えから研究主題が決まりました。インタ−ネットを使った授業は台数の関係で、実施できませんでした。授業実践や、プロジェクトに参加するなどはしませんでしたが、インタ−ネットによって、人と人とのつながりを築くことができたことは、良かったと思います。今年は岩手県で、「全国マルチメディア祭」が行なわれます。一関市も会場になるので先進校として何かの形で、100校プロジェクトで学んだことを生かしたいと思います。さまざまな問題は、3年間のうちに減るどころか増え続けています。多くの問題は、予算的なこともあり人材的なこともあり難しいですが、教育活動の中でインタ−ネットの必要性と可能性を考えながらこれからの活動をしていきたいと思います。