| 項  目 |  | 学 習 の ね ら い | 学 習 活 動 | 
| インターネットやホームページ作りの意義を知る。 | 2 | ★ホームページを見ることによって,ホームページ作りへの関心や意欲を持つ。 ・インターネットを通して人との関わりが持てることを知る。 | ・単元の学習を確認し,生徒の興味関心のある項目について検索をし,ホームページを見て感想を発表する。 | 
| ホームページの内容や構成を考える。 | 2 | ・自分が作るホームページの内容や構成を考えることを通して,自己表現できる。 | ・自分のホームページを作るにあたって,興味関心がある事柄を深める。 ・人に伝えたいことを明確にし相手を意識した内容や構成を自分なりに工夫する。 | 
| ホームページ作りをする。 | 4 | ・ホームページの構想をソフトを使って実際に作成することで成就感を得る。 ・作成中のホームページに学校外の方からアドバイスをいただくことを通して,人との関わりの重要性に気づく。 | ・コンピュータのホームページ作成ソフトを用いて作成する。 ・作成途中のホームページを学校外の方に見せ,アドバイスをいただきホームページづくりを完成させる。 ★メールで返事を送る。 | 
| お互いホームページを見合う。 |  | ・ホームページの発表・意見・感想の交換等の一連の活動を通して成就感と自信をもつ。 ・ホームページ作りを通して知り合った人たちとの関わりを再認識する。 ・人との関わりに,今後インターネットを自ら積極的に利用しようとする気持ちを養う。 | ・ホームページ作りを通して の工夫点や苦労を発表し,お互いのホームページを見合う。 ・ホームページ作成途中で学校外の方に見てもらった感想を発表する。 ・この単元の活動を振り返り自分たちの学んだことや,今後の生活の中に生かしていくこと等を発表し合う。 | 
| 時 | 学習内容と主な発問 | 予想される生徒の活動 | 指導上の留意点及び評価 | 
|   1 10 15 9 5 | ○本時の学習内容を確認する。 | ・それぞれのホームページは,教師の指導のもと,完成させておく。 ・教師が説明の仕方の要領を適宜助言したり,自信を持って発表できるように声かけする。 ・生徒個々に応じて,着眼点を具体的に導き出せるような質問や助言をする。 ・素直に感想が言えるよう,リラックスした雰囲気づくりをこころがける。 ・教師が生徒にに見やすいようセッテングを行ない,コンピュータを操作する。 ・これまでの取り組みで生まれた人間関係について振り返ることができるような助言を心がける。 ・時間内にお礼のメールができなくても構わない旨を指示し,気持ちを表現する姿勢を大切にさせる。 ・感想を発表しにくい様子が見られたら,具体的な質問に換え,生徒の感想を引き出すようにする。 ・技術面のみの感想にならずに,目標の達成が把握できるような生徒の気持ちを導くように心がける。 | |
| お互いのホームページを見合おう  | |||
| ○自分のホームページの発表と説明をする ・このタイトルを選んだ理由や,自分の思い,工夫した点,苦労した点など説明を加えながら発表しよう。 図1,図2 ・お互いのホームページについて感想を述べよう。 (生徒同士) ○メールの講評を知りお礼のメールを送る。 ・感想を述べよう。 ・素直な気持ちをメールで送ろう。 ○ホームページ作りを通してのまとめをする。 ・9時間の授業を振り返ってみてどうだったか。 | ・構成,タイトルの付け方,メニューの設定の工夫,それぞれの苦労した点等を発表する。 ・お互いのホームページと説明を通して,相手の興味関心のある事柄や思いを理解する。 (予想される感想) ・タイトルがユニークで興味深い内容だった。 ・動画や写真が入っていてわかりやすかった。 ・今までのメールでのアドバイスを思い出しながら講評を把握する。 (予想される感想) ・見知らぬ人が自分のために時間と手間をかけてメールをくれたことが嬉しい。 ・自分では気がつかない面を知った。 (予想される発表) ・内容と構成を考えるのが少し大変だったが,ホームページ作りは楽しかった。 ・メールも送れて良い経験ができた。 ・これからも続けていきたいと思った。 | ||


| インターネットやコンピュータを用いた授業の実践集は一般的にコンピュータの知識がある程度ないと書いてある内容がわからない。さらに専門用語が多くて無味乾燥な内容に感じてしまうものが多い。私自身が2〜3年前,コンピュータをいじりはじめた頃はこのように感じていたし,現在でもコンピュータの専門用語はあまり知らない素人である。そこで,ここでは,専門用語等を知らない方でもインターネットにはこんな使い方もあるというようなことが知ってもらえるような内容にしたつもりである。事例では,インターネットは使い方によって,こんなに人間的なものなんだということが実践できる一つの道具として取り上げてみた。 先日,本校に在籍している高校1年生6人にインターネットを用いた授業を行う前に,これまでにインターネットをやったことがあるか聞いたところ,1人もやったことがないということであった。しかし,1時間の授業の中で生徒たちは簡単に使い方をマスターし,さらに,自分の興味・関心のあるものを積極的に調べようとする意欲も見られた。インターネットに限らずとにかくコンピュータは道具としてかなり有効な教育機器だと思う。 |