新100校プロジェクト 平成10年度実施報告書
大阪府箕面市立萱野小学校
1.ネットワーク利用状況
■環境の整備
・児童の委員会活動で「情報委員会」を設置・運営
本校の「今日のニュース」の発信
コンピュータ教室開放を担当
・職員研修 e-mailの使い方、市内ネットワークの活用、インターネット検索の方法、
デジタルカメラの活用法
・コンピュータ操作カリキュラムを校内情報教育部で検討し、設定
・ネットワークを活用した授業を行うときは、情報教育担当が学年をサポート
■インターネット
(1)ホームページでの発信(イントラネットを含む)
・学校紹介
・公開研究会案内
・情報委員会の児童による校内ニュース
・各学年の学習のようす
・4,6年の総合学習の共有に利用
・クラブ活動で自分のホームページ作成
(2)学習における活用状況
・4年『府内の2校とインターネットを使って環境についての交流学習』
年間を通して総合学習として取り組んできた「環境学習」の発表をホームページ上で
行い,e-mailで意見交流を行った。
・5年『お米についてインターネット検索での調べ学習』
5年も総合学習で米についていろいろな角度からグループで調べた,その中でイン
ターネットも活用した。
・6年『「めざせ!総合の鉄人!」でのまとめをホームページ上に』
2学期から進めてきた総合学習(環境コース・スポーツコース・歴史探究コース・国
際理解コース)のまとめをホームページ上に乗せていく取り組み行っている。
(3)地域との連携
・地域の中学が選択授業で定期的にコンピュータ室を利用し,インターネット体験を
行った。
・PTAのコンピュータ同好会で保護者が定期的に集まってインターネット利用を行っ
ている。
2.平成10年度の成果と課題
●成果
・分からないことに出会ったときに,図書で調べるのと同じ感覚でインターネットを
使って調べてみよう試みる子ども(特に高学年)が増えた。
・子どもどうしで教えあって上達していく姿が見られた。
・ホームページを検索して調べ学習を進めていく中で,子どもが自分の課題を明確にし
ていくことができた。
●課題
・一斉授業でのインターネット利用には限界がある・・・コンピュータ室のすべてのコ
ンピュータをインターネットに接続すると回線が1つしかないのでアクセスに時間が
かかりすぎる。
・インターネットを利用した調べ学習の場合,ある程度は指導者が行き先を調べておか
ないと,目的のホームページに子どもが行き着くまでに時間がかかる。しかし,これ
を調べるのはなかなかたいへんである。
・ホームページの充実やネットワーク利用の活用を図るためには,時間と人員の確保が
必要である。
○プロジェクトに参加して
・100校プロジェクト以来4年間の参加で,インターネットが子どもたちにとって身
近な存在になってきている。また,e-mailに関しても職員が気軽に使える環境になっ
ている。(e-mailについては市内のネットワークの完備にも起因しているが)
・学校訪問の受け入れ
今年度もネットワーク環境やインターネット活用についての他校から学校訪問を積極
的に受け入れた。
・地域連携にもネットワーク環境が役立った。
・公開研究会の案内をホームページ上に行ったこともあり,メールでの参加申し込みも
多かった。
以上