新100校プロジェクト 平成10年度実施報告



美麻村立美麻小中学校



1,インターネット利用状況

(1)中学3年 情報基礎 週一時間(年35時間)
・ワープロ、表計算、描画ソフトの利用
・wwwの仕組みと利用方法
(インターネットの仕組み、ウェブの閲覧、検索、)
・ウェブページの作成・・・・@自己紹介、A文化祭、B美麻村の紹介
(HTMLの仕組み、ワード・一太郎・ホームページビルダーを利用したページの作成、著作権・プライバシー・危険性の問題)
・電子メールの仕組みと利用方法(電子メール配信の仕組み、ネチケット、メールの利用)
・コンピューターの基本操作(名称とはたらき、利用法、試験)

(2) 中学特別活動(生徒会)
・生徒会のウェブページの作成と公開
・ユニセフ活動についての学習や問い合わせ(生徒集会でも利用した。)

(3)中学美術
・CG作成「平和」をテーマに作成し、コンテストに応募した。

(4)全国酸性雨調査への参加
・中学二年生と理科の教科担任による参加

(5)大北地域の公民館関係者、学校関係者を対象にした研修会の実施
・11月14日(土)、21日(土)の二回実施、参加者22名 ホームページの作成まで取り組み、本校のサーバーで公開している。

(6)小学校4年生のごんぎつねの共同学習

2,平成10年度の成果と課題

(1)教員の研修のがどうしても十分にできない。

(2)多額の予算をかけてもらい、新指導要領でも重点的に扱われることがわかっているにもかかわらず、利用が少ない。
・インターネット用コンピューターレンタル料金年1700000円、ソフト購入費年500000円、消耗費年300000円

(3)ハードの導入・管理の費用、インターネット接続費用がかかりすぎる。(専用線接続は、今年度で終了の予定)
・美麻村では、OCNエコノミーが規定料金で利用できず、今年度は毎月140000円ほどかかってしまった。IPAに支払ってもらっていたが、本村では、毎月38000円の予算は獲得できたのに、結局来年度からは、専用線接続は困難である。
・来年度は、インターネットを利用できる機器を20台導入し、既存の平成5年度購入の機器もCAIの利用、VTR鑑賞などに利用できるように残していく。
・接続は、ダイヤルアップ接続、端末型契約を二つ結び、ルーターにあるNAT昨日で振り分ける。ISDNを二本引いてもらい、対応する。OCNエコノミーはとりあえず解約する。接続料金と通話料金が7万円を超えるようなら、OCNエコノミーを再度契約する。
 接続先は、回専容量のおおきいプロバイダー、教育関係に力を入れているプロバイダーを選考する。

(4)教育への有効利用・効果が上がったのかはっきりとしない。
・情報量は増えたのか、交流範囲が広がったり、交流内容が深まったのか。情報処理能力は高まったのか。
・授業の効果は上がったのか。

(5)機器のメンテナンスの対応が納入業者が忙しくて、すぐにできない。故障などトラブルに教員が対応しきれない。
・保守管理の契約を結ぶと高額になってしまうので、納入業者ができる範囲でお願いしているが、対応が遅く、不十分であった。

(6)有害情報のフィルターについては、その都度指導していくことで、児童生徒も教員もいい機会を得ることになる。市販のフィルターソフトではかなり不十分であるが、プロバイダーでも教育用ということで配慮してくれるところもあり、今後利用を考えていく。

(7)校内での研究に意識して取り入れてもらうことが、普及をすすめる手がかりになる。

3,新100校プロジェクトに参加して

 昨年度末に、接続料金をIPAに支払ってもらえることになり、専用線接続は何とか維持できたのですが、担当が今年度も他の公務分掌で忙しく、学校としても研究の対象からはずれ、単なる係としての活動しか認められなかったりして、利用は昨年同様進まなかったと言えます。係として担当者として力不足を感じます。
 今後、本校の特色として残していくならば、常に学校の研究の一つとして考えてもらい、ここに赴任した教員全員が常に意識した指導計画をたて、実践していくことが必要だと思います。一部の先生だけが利用したり、苦労したりしていると、結局児童・生徒が利用できなくなってしまうのではないでしょうか。
 このプロジェクトに参加できて、自分としては今後しばらくの間力を入れていく課題がはっきりとしてきたり、情報網(人的な)が広がったりしたので、大変ありがたかったです。あまり、協力できずにお世話になってばかりでしたが、ありがとうございました。来年度からは、一人だtりする気持ちで、さらにこの地域の情報教育の普及に力を注ぎ、本校の情報教育の内容をさらに充実させていきたいと思います。

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