茨城県笠間市立笠間中学校
1 インターネット利用状況
○ | 生徒,教員全員にメールアドレスを設定し,電子メールを活用 | |
○ | 昼休み等の生徒への開放 | |
○ | 校内研修の充実 | |
○ | WWWの活用を各教科部で研究 | |
○ | E-mailによる国際理解教育の推進 | |
○ | 技術・家庭科「情報基礎」及び「住居」学習におけるインターネット学習(ガイドライン,情報検索,E−mail,ホームページ作成) | |
○ | 選択教科におけるホームページ作成 | |
○ | 共同利用企画(重点企画・自主企画)への参加 | |
○ | 保護者への解放講座実施 | |
○ | 笠間中インターネットガイドラインの作成 |
ア 研究計画
4月 | 研究計画立案 | ||
5月 | インターネット実技研修会(WWW,電子メールの活用) | ||
6月 | 「国際シンポジウム’98」発表準備(発表7/2) | ||
8月 | インターネット実技研修会(パスワード管理,メーリングリスト,インターネットの歴史) 笠西教育機器研究会(ホームページ作成) インターネットガイドラインの検討 | ||
9月 | 各教科研究授業準備 | ||
10月 | 技術・家庭科研究発表会の準備(発表11/6) | ||
12月 | 校内研究実践報告会 | ||
1月 | 研究のまとめ 笠西研究協議会発表準備(発表2/18) |
イ 研究授業
9月 | 18日 | 国語・英語・理科・学級活動 | ||
10月 | 16日 | 国語 | ||
11月 | 6日 | 技術・家庭科 | ||
11月 | 16日 | 技術・家庭科 | ||
12月 | 4日 | 社会 | ||
12月 | 10日 | 美術 |
(3) 研究の実際
ア 各教科,特別活動等におけるネットワーク活用
(ア) 調べ学習におけるネットワーク活用 | ||
・ 国語 ・ 社会 ・ 学級活動 |
1年「子供たちの戦場(木琴)」 3年「古典を味わう」 2年「日本の北東部」 2年「将来の職業」 | |
(イ) 課題解決学習におけるネットワーク活用 | ||
・ 国語 ・ 美術 ・ 音楽 ・ 技術・家庭 |
2年「方言と共通語」 2年鑑賞「わたしの名画鑑賞」 3年選択課題学習「世界の歌」 3年「ホームページをつくろう」 |
イ 学校間のネットワークを活用した交流や連携
(ア) バーチャルクラスルームへの参加 | |
・ アメリカ・Cannelton Elementary校,オランダ・De Wadden校 とのコラボレーション作業 | |
(イ) 生徒会活動における他学校との交流(自主企画の実施) | |
・ 「生徒会の輪」プロジェクト企画 | |
(ウ) 共同利用学習への参加(重点企画への参加) | |
・ 「1本の樹・さくら」プロジェクトへの参加 ・ 「定点観測システム」プロジェクトへの参加 ・ 「酸性雨プロジェクト」への参加 |
ウ ネットワークを活用した学校の情報発信
(ア) 学校の情報を公開 | |
(イ) 各教科,特別活動における情報発信 | |
・ 国語 「方言データベース」 ・ 技術 「ホームページ作成」,「作品発表」 ・ 選択国語 「笠間の民話」,茨城方言のページ ・ 選択理科 「笠間の自然」 ・ コンピュータ部 委員会,部活動のページ作成 |
エ ネットワーク上の著作権に関する問題について
○ 笠間中学校インターネットガイドラインの作成 ○ 学級活動において「ネチケット」指導 ○ 技術・家庭科「情報基礎」の中での指導 |
オ ネットワーク活用推進のための教員研修
○ インターネット実技研修会 ○ 笠間市教育機器研究講座 ○ 校内全体研修 |
カ 地域へのインターネット啓蒙
○ 保護者対照インターネット解放講座 |
○ | インターネットを活用することによって,世界中から多くの情報を集め,それをもとに課題解決を図ることができるため,効果的な学習が展開できた。 |
○ | インターネットの電子メールを使った海外の生徒とのやりとりを通して,他の国の文化やことばに興味を持つことが出来た。 |
○ | Cu-SeeMeを使って,テレビ会議による遠隔地の生徒とのやりとりを通して,各地の文化や方言について興味を持つことが出来た。 |
○ | 情報を創造する活動にインターネットを活用することで,生徒の表現方法が広がり,表現力の向上に成果が見られた。 |
○ | インターネット利用のガイドラインを設定することにより,生徒一人一人にインターネット利用のモラルやネットワーク上のエチケット(ネチケット)について意識づけることが出来た。 |
○ | 膨大なインターネット上の情報の効果的な活用の仕方や情報選択能力の向上を図り,より有効活用ができるようにしていきたい。 |
○ | 有害情報に対する倫理感やネットワーク上のエチケット意識の向上などを図り,ネットワーク社会へ参画することの自覚と責任を高めていきたい。 |
○ | ホームページを作成して公開することにより問題となる著作権や肖像権について常に意識付け,個人の権利をネットをワーク上でも守っていこうとする意識を高めていきたい。 |
○ | インターネットを学校教育の中でどのように活用していくかは,今後も継続して取り組んでいかなければならない大きな課題である。今年度の実践を更に進めていけるよう,他の学校や研究機関との情報交換,共同研究に取り組んだり,海外の学校と交流を深めたりしながら,研究を深めていきたい。 |
3 新100校プロジェクトに参加して
○ | インターネットを積極的に学習指導の過程で活用することを通して,生徒の学習意欲が高まり学習への主体的な取り組みが見られるようになった。 |
○ | インターネットの活用を学習方法の一つとして取り入れることにより,生徒の「ひとり学習」の場が保障され,生徒一人一人が学び方を身に付けつつある。 |
○ | 学校の教育環境の全体を見直し,インターネットを教育活動の中で積極的に活用することや,生徒一人一人が自由にコンピュータを活用したり,インターネットを利用した情報等に自然に触れられる場を設定することを通して,学校一丸となって研究に取り組む体制が生まれてきた。 |
○ | 地域の研究会において発表したり,多くの視察者を迎え,改めて地域のインターネット先進校としての自覚を全職員及び生徒が持ち,意識を向上させて取り組み続けることができた。 |