三重県立飯野高等学校 Page 2/2
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新100校プロジェクト 平成10年度実施報告
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○平成10年度の成果と課題
(1)活用方法
インターネット環境は、平成11年度からの自主運営に向けて整備しました。サー
バー(UNIX)1台とクライアント23台(Mac)で活用してきましたが、内ネットワー
クの構築も兼ねて、次のように整備しました。
公開サーバー(UNIX)・FIRE WALLサーバー(Windows NT)・PROXYサーバー(Windows NT)
の下に、生徒実習用として情報室20台(DOS/V)・CG室14台(Mac)・タイプ室15
台(Mac)、職員用として情報準備室4台(DOS/V,Mac,LANカード×2)・校長室1台(Mac)・
事務室1台(DOS/V)・職員室3台(DOS/V,LANカード×2)・生徒指導室1台(LANカード)・進
路指導室4台(DOS/V×2,LANカード×2)・保健室1台(回線のみ)を整備しました。
生徒のインターネットの実習環境が増えたために、各教科での利用が増えました。
また、職員の利用環境も整備されたため、利用者が増えて授業での活用が増えました。
(2)教育効果
100校プロジェクトおよび新100校プロジェクトの指定校として、4年が経過
しました。この4年間に徐々にではあるが、生徒および職員の意識・関心も増して
きました。特に、平成11年度からの自主運営をひかえて、職員間でのインターネ
ットへの注目も高まり、校内ネットワーク化への第1歩が始まりました。
授業での利用も増えて、各教科での活用が検討されています。応用デザイン科の生
徒は、有名・無名の芸術家の個人ホームページ(個人ギャラリー)を検索して、芸
術の知識・感性を学ぶことができました。英語科の生徒は、海外の学校関係のホー
ムページを検索して、その国の社会環境等を知ることができました。両者ともに、
インターネットを利用できる環境があるからのことであり、専門学科の特性を生か
したものです。
(3)技術的課題
校内ネットワークの構築を始めましたが、予算の都合で公開サーバーはUNIXを
継続使用しています。UNIXは、維持管理が大変です。導入当初より、その大変
さは変わりません。現在、100校プロジェクト担当者2名しかUNIXを扱うこ
とができません。自主運営を始める来年度以降、早急に公開サーバーをDOS/V
(Windows NT)に変更する予定です。校内ネットワークの構築も順次進めています。
PROXYサーバー(Windows NT)の設定も、来年度からの運用に向けて独自に行っていま
す。FIRE WALLサーバーとPROXYサーバーを使用して、情報の管理およびプライバシー
の保護の設定などの技術・技法の学習が必要となりました。
○新100校プロジェクトに参加して
インターネットを運用して4年が経過しました。教職員および生徒の利用度も上が
り、授業および行事等の中での活用も増えてきました。教職員の意識も高まり、校
内ネットワークの構築ができました。インターネット利用環境も拡充され、県下唯
一の100校プロジェクト校として、これからも先進的に取り組みます。
三重県教育委員会主催の各種研修会や講座の講師および発表者として活動は、毎年
同じです。
来年度は、他校とのインターネットを利用した同時学習に取り組みます。三重県立
明野高等学校との間で、1年間を通して曜日と授業時間を固定して(週1回2時間)
同時学習を行います。3月に両校の担当者で実践内容を打ち合わせします。
来年度からの自主運営に向けて、ハード面とソフト面が整いつつあります。
校内での活用および技術等について、自信もつきました。来年度からは、校外との
交流を積極的に実践する予定です。
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