中学校第3学年 技術・家庭科 
			笠間市立笠間中学校 蔵渕 俊郎 
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(3) 授業の概要 
			  この授業は,来年度開催される「関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大会茨城大会」に向けての研究協議会において実施されたものである。公開授業であり,見学者に授業計画全体の流れをつかんでもらうため,1時間の中にそれまでのホームページ作成作業のようすを盛り込み,WWW情報検索,電子メール,グラフィック作成,HTML作成,フロッピー保存とまとめて行った。ホームページのデータも,事前にMOに集約し,班全体の表紙とのリンク確認も済んでいたので,スムーズに進めることができた。発表も,生徒がコンピュータを操作して自分たちのホームページを次々と公開し,友達の作ったページを見て互いの出来映えに驚き,感心する様子が見られた。 
			  
			4 実践を終えて 
			 この授業,というより単元において,生徒たちはコンピュータのみならず,インターネットの多方面における可能性に気づき,学習し,活用して自分なりの作品を仕上げ, 
			 そしてネットワーク上に発表しようとすることができ,本校のインターネット活用に取り組む成果がまさに集約されていたと言えるものであった。 
			  また,ガイドラインの学習により著作権や肖像権などの権利に気づき,自分たちの作品を仕上げるにあたって,他人のデータを利用する場合のルールを自ら知り,活用していくパワーにはすばらしいものがあった。 
			  特に,インターネットで得た画像等の資料を使用するために,著作権の問題を解決する手段として,そのホームページを公開している人のところへ直接電子メールを送り,メールによる文通を続けながら許可をいただいた生徒たちには教師側としても驚いてし まった。メールの交換から新しい交流の輪も生まれ,自主的に活動する生徒も増えた。 福島大学の住居学の先生は,まさか中学生が直接メールを書いて送っているとは思わず, 生徒を先生と勘違いしてお答え下さるというようなハプニングもあった。 
			
 
 
			 図1データ使用の許可を求めた電子メールの例
 
			 
  
			
図2 生徒の作成したホームページ
			
図3 学習シート 
			
| ワンポイント・アドバイス  授業においてホームページを作成する場合,そのテーマの設定が問題となる。「住居」領域の学習成果をそのままホームページにすることにより,目的意識を明確にして情報を集めたり,グラフィックをかいたり,文章を整理してホームページを作成することができた。また,そのホームページをグループ発表に使用することにより,生徒のプレゼンテーション能力を高めることもできた。 | 
使用したURL 
		 ・笠間中ホームページ( http://www.kasama-kasama-j.ed.jp )