高等学校第1学年 英語・社会
松山東雲高等学校 國原 幸一朗
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The religion of my school is Christianity. So we have chosen "Christianity" for our topic. Christianity is often called " the religion of love " . In Judaism , the nucleus of Christianity valued rule and pursued righteousness. But Jesus Christ put up "love" . |
Netd@yに参加した後で,カナダの中学生からメール交換をしたいと応答があり,1月になりロンドンから本校のデータベースを活用しないかとメールが届いた。グループによってはESPに参加しているスロバキアやドイツから自己紹介のメールが届いた。生徒には返答のメールを迅速に送るよう指導している。また5月にオーストラリア修学旅行が予定されており,ホームステイ先へのメールを書かねばならないようであるが,その内容をフロッピーに保存し,手直しをすればいつでも電子メールと使えるよう準備しておくことを指示した。グループの作文の内容をホームページに掲載することが遅れているため,他校の生徒と交流できない状況になっているが,類似のテーマを研究している学校とメールで直接交信するよう指導した。この学習が,今後どのように発展するかまだ分からないが,その成果を最終的に授業で発表させるよう指導したいと考えている。
(3) 今後の課題
電子メールによる交流が中心であったが,CU-SeeMeなどのビデオ会議システムを利用したリアルタイムでのコミュニケーションやデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどを用いて,相手の顔が見える交流を進めようと検討している。
また本校には外国人教師や留学生,帰国留学生や現在留学している生徒が数名いる。彼らの出身地域やホームステイ先,研究活動などと関連した交流ができないかと考えている。
4 実践を終えて
自分たちが決めたテーマについて,グループで考えをまとめ,パソコンを使って文書を作成し,さらに電子メールを活用して交流を進めるというテーマ学習は,どの教科・科目でも実施していない新しい試みであったので,すべてが試行錯誤であった。
何よりも嫌だと思う生徒があまりいなく,意欲的に学習に取り組んでいる姿が印象的であった。他のグループよりいい作文を書こうと放課後遅くまで残って仕上げていた生徒もいた。少なくとも英語学習やパソコン実習に対する意欲は以前よりも高まったと言えるのではなかろうか。
昨年度の反省から,パソコンやインターネットに関する知識や技術の習得と定着をはかること,目標を明確にし成果を上げることが課題であったが,一定の授業時間数を確保し,原則としてできなければ次の授業に持ち越さず,放課後残って仕上げるという方針をとった。授業で暇になる生徒をつくらないよう,緊張感をもたせなければ,どの生徒にとっても効果的な授業とは言えない。
テーマに対する理解と異文化理解を深め,ネットワークマナーを身につけさせることがねらいではあったが,テーマに関する適切な書物がないときにホームページは有効であり,今の諸外国の様子や様々な方の見方・考え方を知る上で,電子メールも重要である。
宗教を担当した生徒の一人が,テーマ学習を通して,宗教に対する理解が深まり,英語に対する興味も強まったと述べている。すべての生徒を満足させるのはむずかしいが,このような生徒が一人でもいればうれしく思う。
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