はじめに
我が国の情報教育は、平成１０年度の新しい指導要領の告示を受けて、小・中学校では平成１３年度までの移行期間を経て、平成１４年度から完全実施に、高等学校では平成１４年度までの移行期間を経て、平成１５年度から学年進行により教育課程の改訂の実施に踏み切ります。平成１１年度末までには全国の公立学校にコンピュータとソフトウェアが導入される予定で、平成１３年度末までに全ての公立学校がインターネットに接続される計画が進行中です。
ネットワークの教育利用をより一層、積極的かつ高度な活用を図るため、自主企画、「国際化」「地域展開」「高度化」を事業の柱とした、新１００校プロジェクト（平成９年度〜平成１０年度）は、平成１１年３月に終了しました。
平成１１年度からは、新しい段階として、これまでのプロジェクトの成果の普及を図るとともに、すべてのインターネット接続校がより効果的に学習を行うための共同学習等の支援などを行う「Ｅスクエア（ｅ2）・プロジェクト」を開始することにしています。（http://www.cec.or.jp/es/E-square/）
本報告集は、新１００校プロジェクトが先進的なネットワークの教育利用を目指し、重点企画として実施した「国際化」企画における活動と成果を取りまとめたものです。本報告集が、「Ｅスクエア（ｅ2）・プロジェクト」を始め今後の学校教育におけるネットワーク利用等で有効に活用されれば幸いです。
最後に、本事業の推進にあたって、関係官庁、事業にご協力いただいた参加校、各地の教育関係諸機関、地域ネットワーク、ならびに推進協力者会議・ワーキンググループ・研究グループ等の委員各位に対して深く感謝の意を表します。
情 報 処 理 振 興 事 業 協 会
財団法人 コンピュータ教育開発センター