◎Eスクエア・ニュース(第5号):「酸性雨プロジェクト等の参加校募集」 Eスクエア・プロジェクトでは、平成12年度の協働実践企画のうちの 「酸性雨/窒素酸化物(NOx)調査プロジェクト」と「全国発芽マップ調査プロジェクト」 の参加校募集を開始しました。  また、文部省では「教育用コンテンツ開発事業」の実施及び企画の募集を開始しました。 今号の目次: ================================= 1.Eスクエア・プロジェクトからのお知らせ:「酸性雨プロジェクト等の参加校募集」 2.官庁関連ニュース:「教育用コンテンツ開発事業」の実施及び企画の募集(文部省) 3.講演メモ:「総合的な学習の時間とポートフォーリオ」(鈴木敏恵氏講演) ================================= 「Eスクエア・ニュース」への、ご意見・ご感想そして投稿をお待ちして います。 (お友達への再配信またはご紹介は、ご自由にどうぞ。また、配信中止の ご連絡もお願いします。) 1.Eスクエア・プロジェクトからのお知らせ:「酸性雨プロジェクト等の参加校募集」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  Eスクエア・プロジェクトでは、平成12年度の協働実践企画「酸性雨/窒素酸化物 (NOx)調査プロジェクト」および「全国発芽マップ・プロジェクト」の実施に参加を 希望される参加校を募集しています。  また、現在募集中の「協働実践企画プロジェクト」および「先進的情報技術活用プロ ジェクト」についても参加校を募集する可能性があります。この件については、別途、 ご案内します。 (1)「酸性雨/窒素酸化物(NOx)調査プロジェクト」の参加校募集 学校教育における環境教育の実践として, 「酸性雨」とその原因物質の一つである「窒素 酸化物」の観測を行います。 平成12年5月26日(金)− 6月23日(金)まで参加校を募集しています。 プロジェクトのページ   http://pine.fukuyama.hiroshima-u.ac.jp/ 募集要項のページ   http://pine.fukuyama.hiroshima-u.ac.jp/acid00/bosyu.htm (2)「全国発芽マップ・プロジェクト」の参加校募集 児童・生徒自身が自然や人々に直接働きかけ,しかもインターネットを活用すること によって,児童・生徒の学習活動をいっそう能動的にすることを目的として設定された 教育の場です。 平成12年5月29日(月)−6月12日(月)まで参加校を募集しています。 (種まき日の都合で上記期間を設定していますが、基本的に参加時期に制限は設けておりません。 募集期間以外でも、参加のご希望があれば是非ご参加ください) プロジェクトのページ http://www.fes.miyazaki-u.ac.jp/HomePage/kyoudoupuro/hatuga12/hatuga12.html 募集要項のページ http://www.edu.ipa.go.jp/E-square/jissen/hatubosyu.html 2.官庁関連ニュース:「教育用コンテンツ開発事業」の実施及び企画の募集(文部省) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  総理直属のバーチャル・エージェンシー「教育の情報化プロジェクト」報告を踏まえ、 平成11年12月に決定されたミレニアム・プロジェクト「教育の情報化」では2005年度 までに、学習資源を活用したネットワーク提供型の学校教育用コンテンツの開発及び成果の 普及を図ることとし、そのための事業として、新たに平成12年度より「教育用コンテンツ 開発事業」が実施されることにりました。(文部省)  詳細は、文部省のホームページ「教育用コンテンツ開発事業」の実施及び企画の募集について http://www.monbu.go.jp/news/00000449/ をご覧ください。 3.講演メモ:「総合的な学習の時間とポートフォーリオ」(鈴木敏恵氏講演) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  去る、4月25日に東京・四谷の弘済会館で鈴木敏恵さんの講演がありました。 実は、私自身も鈴木さんの前座としてお話させていただいたのですが、鈴木さんの 情熱と講演内容に大いに感銘を受けました。ご本人の了解を得ましたので、その一端 をご紹介します。           (By:関 幸一)  「ポートフォーリオ」とは紙バサミのことで、クリアファイルにその人の 「宝物(仕事の成果等)」や「自慢の品(表彰状の写真等)」をファイルしていき 本人の「持ち味」をビジュアルにアピールできるようにしたものです。 (1)「ポートフォーリオ」の目的と効果  総合的な学習の時間の中で、子どもたち自身の「ポートフォーリオ」を作っていく という作業を通じて、 ・子どもたち一人ひとりが「自分のいいところをしっかり見つけ出し、把握する」  ことにより、「自分を好きになれる」そして「自信を持てる」 ・就職試験や入学試験の面接で、ビジュアルにわかり易く自分をアピールできる。 (2)進め方 ・クリアファイルを購入する(100円ショップでも手に入る)。 ・「自分のいいところを10個書こう」「自分自身の持ち味を10個書こう」という  テーマを与える。 ・子どもたち同士で「対話」とプレゼンテーションの場面。 ・例えば「水泳上手」になったというのなら、どうしてそうなったのか5W1Hで  まとめる。それがみんなでシェアできる「秘訣集」にもなる。 (3)「元ポートフォリオ」と「凝縮ポートフォーリオ」 ・「ポートフォーリオ」とは「紙バサミ」のこと。  「情報の収集」と「判断・制作」は同時にしていけないという成功戦略のセオリー  から。  情報素材をとにかく時系列で一元化した「元ポートフォリオ」 ・"大事なことは何なのか"を見極め、再構築して、「凝縮ポートフォーリオ」を作る。 ・テーマ、理由(なぜ)、アクションプラン、自己評価(モチベーション)、途中メモ、  成果というような内容をポートフォリオにいれていく。 (4)アピール&メッセージ ・「自己を表現していいんだ!しらせなきゃ始まらないでしょ」 ・「さあ、プレゼンテーションを!」 ・ネットワークの時代は協働の時代であり、自己アピールが上手くできないと「コア  コンピタンス」を活かしあえるプロジェクトチームが組めないでしょ。 ・評価をあてにして学習をしてはいけない。それは「学習/知の世界」に失礼だ。評価  されるから学ぶ、期待されるから勉強する、は哀しいでしょ! ・子どもたちに達成感を味あわせることが重要 ・「評価」より有効なもの、それは「達成感!」 ・それは夢を叶えたい、成長したいという志し ・個性を生かせる=AO入試(アドミッション・オフィス制度)へも! ・ポートフォリオは未来へのパスポート! ご参考) すずきとしえ/未来教育デザイナー/一級建築士  ポートフォリオ評価とは   http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/ ---未来教育情報・メールマガジン・メーリングリスト---  90分の講演を聴き終わって、まず「自分自身のポートフォーリオを作りたい」 そして「二人の息子にそれぞれのポートフォーリオを作らせたい」と思いました。                 --以上-- ================================= Eスクエアニュースは毎月1回(臨時多数)、皆様にメールニュースをお 届けします。 配信希望・配信停止・修正等は、以下のURLよりお願いします。 http://www.edu.ipa.go.jp/E-square/kan/e2news.html ================================= 発行:Eスクエア・プロジェクト事務局 編集:関 幸一、原 明美 =================================