第4章 要望及び留意点
 
1.要望
 
(1) 学校からの要望
・研修により各学校に導入されているコンピュータ及びその周辺機器の操作が可能となり、教員自らが授業またはクラブ活動で活かすことができるようになることを望んでいる。既存の施設を現在の能力に近い位置から使えるようにしてほしい。
 
・教職員は操作が難しいソフトやハード、エラーの発生時のような不慮の事態に対応することまではできず、機器によっては授業での利用が消極的になりがちである。こうした機器の利用やエラー発生時の対処方法についてのアドバイスをしてほしい。
 
・クラブ活動や部活動では、コンピュータに向上心を持っている生徒が多数参加しているので、技術的なアドバイス、質問等教職員に対応できない部分を担当し、生徒の能力を高めるよう支援してほしい。
 
 
(2) 企業からの要望
・教育委員会は、各学校での悩みや技術者に期待することを十分把握し、企業との事前の打ち合わせを綿密に行ってほしい。
 
・原則として研修会場は、各学校の施設を使用し、研修で使用するソフトウェアも各学校で保有しているものとしてほしい。
 
・各学校は先生方のコンピュータに対する習熟度を把握し、レベル別の研修会が出来るよう準備してほしい。また、必要に応じてSEにも相談してほしい。
 
・学校の環境を生かす工夫を企業側に考えさせず、学校・企業が共同し、限られた環境内での活用を模索・検討するようにしてほしい。
 
・学校における支援は、実施計画書に基づいて行うことが原則であり、研修に関する内容以外のこと(個人が所有している機器やソフトに関する内容等)については、無理な要求をしないようにしてほしい。