オンラインディベート

─学校を超えたオンラインコミュニケーションの試み─

清泉女学院高等学校
倫理科 土屋 至
家庭科 上野顕子

 

1.始めたきっかけ ねらい 趣旨
 1)「倫理」の授業から
  *「共同学習支援システム」による「女性の一生シミュレーション─25の選択─」
  *「青年文化について」現在の女子高生文化を論ずる

 2)「家庭科」の授業から
  *「女が得か、男が得か」
  *「結婚した男女が別姓を名乗ることについて」
  *「結婚後も仕事を続けてきたあなたが妊娠した。さて仕事を続けるべきかどうか」

2.他校への呼びかけ 協力校の募集
  *「100校を通じての呼びかけ」
  *東北学院高等学校からの応答
  *KICE(神奈川県インタネット教育利用協議会)の協力

3.交流の開始
  *担当者、支援者のメーリングリストの構築
  *「倫理」の授業の授業内容の交換
  *東北学院、宮城県立泉高校、清泉の3校間でIRC による定例 chat の開始
  *CU-SeeMe による画像転送

4.第1回オンラインディベートの開始
  *東北学院、宮城県立泉高校、清泉の3校より肯定側、否定側の2チームを出し、合計6チーム間で3ゲームを同時進行させる
  *論題:茶髪・ピアス・ルーズソックス等のファッションは、高校生らしい
  *立論→公開質問→回答→討論→駁論

5.アフターディベート
  *「ディベート甲子園」参加の東北学院生の応援(8月)
  *判定チームによる判定
  *ディベート後の見直し
  *教育的評価

6.今後の方向性
  *教員によるディベートの実施とテーマの募集
  *参加校並びに参加者の拡大
  *マルチメディアなディベートの可能性
  *授業やホームルーム、生徒会活動との有機的連関
  *他の学年への発展

7.オンラインディベートのコミュニケーションの流れ
  *個人の持つ E-mail 当てのメール
  *担当者、支援者用のメーリングリスト
  *ホームページでのディベート内容の公開
  *IRC によるchat での討論ならびに交流
  *CU-SeeMe による画像転送
  *否定側、肯定側それぞれのメーリングリスト
  *ホームページ上に外からの書き込み自由な「掲示板」の設置
  *参加校のホームページ上に内容公開と相互にリンクを貼る

8.おわりに
  *学校を超えた交流のためのサイバースペースへ
  *国際化の可能性

清泉女学院のホームページ
http://izumi.seisen-jsh.kamakura.kanagawa.jp
東北学院のホームページ
 企画概要はhttp://www.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp/debate/ond/ond.html
 ディベート内容はhttp://www.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp/debate/ond/ond.html#1STOND
IRC chat Server:  irc.jhs.tohoku-gakuin.ac.jp
Server message prefix: idobata channnel: #idobata
MailingList Srever: ond-ml@izumi.sendai.jip.co.jp