4.9.3 利用企画の取り組み
(1)利用企画名称
「特殊教育におけるインターネット活用に向けての指針」
・それぞれの障害に対応可能なホームページへのアクシビリティを実現するためには、ホームページのデザインをどうするかという観点と、シリアルキーなど、パソコン本体への入力方法の検討といった二つの側面からのアプローチがある。前者については、テキストだけのページを作るなど主に視覚障害への対応について検討し、後者については、主に、肢体不自由への対応を検討(シリアルキーとキーボードナビゲーションの組み合わせによる対応など)した。
・特殊教育において有効な利用方法については、主に、ネットワーク利用企画「特殊教育」のためのメーリングリストの中で、議論を続けた。平成9年2月はじめ現在で、約90名の参加・4カ月で800ほどの発言があり、ホームページ上の肖像権の問題など、活発な議論が続けられている。
(3)対象
特殊教育諸学校など
利用企画のためのメーリングリストには、一般小・中・高等学校からの参加も得られ、そこでの議論が元で、生徒達の交流・相互理解も進んだ。
(4)活動場面
子ども達は、ホームページ上で作品を発表するだけでなく、インターネット上に展開されたイントラネット(滋賀大学教育学部附属養護学校のチャレンジキッズ)などでも活発な交流を行った。障害児をとりまく周囲の状況の特殊性などを考えると、一定のセキュリティが確保された、このような場面での交流が重要になってくると思われる。この他、教員間の意見交換はもちろん、地域の施設などとの交流も行った。
(5)評価方法
ホームページのあり方については、児童生徒自身が直接評価をしながら生徒たち自身の手でホームページの改訂作業を進めている(光明養護学校)。教員・父母などの利用については、メーリングリスト上などで意見交換を続けた。
平成8年 9月
利用企画のためのメーリングリストの立ち上げ
ホームページデザインの検討
10月 個人情報の取り扱いについての検討
各地の接続状況の情報交換
11月 インターネット上に展開されたイントラネット(滋賀大学教育学部附属養護学校のチャレンジキッズ)上での交流開始
シリアルキー・インターフェイスの検討を開始
IntelliKeys・Ke:nxを石川県立七尾養護に貸し出し、利用開始
自作教材ソフトFTPサーバの検討を開始
テレビ会議システムの利用の検討開始
12月 生徒自身がホームページの改訂作業を開始
個人情報の保護と情報発信の問題について検討
平成9年 1月 知的発達障害児のインターネット利用について検討
(1)利用企画名称
「特殊教育関連ホームページの作成」
当初の内容は「特殊教育関連の学校が共同し、生徒の作品をホームページに発表しコンクールを行う。また、特殊教育関連の情報やフリーソフトを収集し発信する。」であった。しかし、平成8年11月に行われた特殊教育関係の話し合いの結果、盲学校のアクセシビリティを重視した内容へ変更した。内容は次の2つである。
盲学校の生徒
(4)活動場面
授業や特別活動の中で、生徒が意欲的にホームページにアクセスし自ら情報収集を行う。また、Lynxを自ら操作し利用する。
(5)評価方法
生徒が積極的にインターネットを利用し自ら情報収集を行ったか。
(6)利用企画の実践経過
平成8年 9月
盲学校の生徒が利用しやすいホームページの検討
Lynxのインストール
10月 盲学校の生徒が利用しやすいホームページに関連する情報の収集
Lynxの操作方法を習得
11月 ホームページの作成
Lynxを教師が操作し生徒にホームページを閲覧させる
12月 ホームページを利用しての不具合の調節
Lynxを生徒が操作してホームページを閲覧する
平成9年 1月
ホームページの生徒利用
Lynxを生徒が操作してホームページから情報収集を行う