4.9.9 まとめ(今後の課題と展望)
インターネットは、我が国では短期間のうちに爆発的な普及を遂げ、イントラネットの導入により企業は急速な近代化が図られた。しかし、学校教育では、その研究や実践も緒についたばかりである。旧来の教育方法や内容との整合や教育課程編成の確立には、今少しの時間がかかるものと思われる。そうした中で、100校プロジェクトという企画は、学校教育に、広域ネットワークというインフラを整備し、パイロット的な先行研究を促した点で高く評価できる。この特殊教育にかかる利用企画に賛同、協力いただいた各学校の実践は、それぞれ貴重な資料として今後インターネットや広域ネットワークが導入され、利用される各学校や自治体に、大きな示唆と同時に多大な勇気と展望を与えたものと信ずる。
インターネットの普及によってもたらされた高度情報化社会のいっそうの進展の中で、国連規模では「障害者宣言」「児童の権利に関する条約」「障害者の機会均等化に関する標準規則案」、我が国では「障害者基本法」あるいは「中教審第1次答申」などにも、必ずといってよいほど子どもたちや障害児(者)の情報を得られる権利が保障され、よりよい社会参加を促進しなければならないとされている。インターネット等の特殊教育への導入が、関係者や多くの支援者の連携により迅速かつ積極的に進められ、その結果、多くの障害児の幸福な未来につながっていくことを期待する。
最後に、本研究の推進に多大な協力をいただいた、文部省、通産省、IPA、CECのみなさま、そしてなにより多くの子どもたちに深く感謝をして、まとめにかえる。