障害の重度・重複化がいわれて久しいが、身体面を中心に障害を持ち知的な障害を重複して持っていないものも少ないながら養護学校に在籍している。これらの児童生徒は、知的発達障害を重複して持っているものと比べてその障害を軽く考えられがちであるが、社会的に自立できるかというと、必ずしもそうとは限らない。自立できるかどうかは身体的な障害の内容による。知的に高いものを持っていても在宅ということも考えられるが、現在の社会状況下での在宅生活には満足できないであろうことは十分想像できる。
このような児童生徒については、在宅でも社会の情報が得られるような環境(情報が発信できるような環境)を整えるということが必要になってくるであろう。学校教育においてもこれらのことを見据えながら将来を考えて教育を行っていく必要がある。現時点で考えられうる在宅での情報サービスにはパソコンを使った通信ネット(パソコン通信、インターネット等)が挙げられよう。
パソコン通信は情報の伝達が双方向であり自分の意見を述べることもできるが、最初は文字だけでの情報のやり取りがまだ中心ということもあり心理的に圧迫感を感じることもあろう。インターネットにおいては電子メールを使った文字を中心とするコミュニケーションに加え、情報発信としてのホームページの利用等も考えられ、ホームページではグラフィックを利用した視覚的な情報も利用可能である。
いずれにしろ、移動面に障害を持っていることが多い肢体不自由児・者においては情報を得る手段となり、その情報活用能力の育成は今後益々重要なものになると思われる。
またパソコン等の機器を利用するにあたって、個々の障害に応じた工夫が必要となってくる。特に入力支援機器等の人とパソコンのインターフェイスの部分というものは大切にする必要があろう。
1.パソコン通信を使った交流について
(1)対象校 平成5年度 佐賀県立金立養護学校、佐賀県立中原養護学校
平成6年度 佐賀県立金立養護学校、三日月町立三日月小学校
(2)準備
パソコン通信を使って交流を始める前に、両校で、プロフィールがよくわかるように学校の様子をVTRにとり、互いに交換して挨拶を行った。
(3)通信の実際
パソコンは両校ともそろっているが、この時点で回線を使える状態ではなかったので、各学校のパソコンを使って子ども達が文字や絵をかいたものを、教師が自宅から互いに電子メールを出し、また受け取ったメールを学校で子どもたちに見せる、という形をとった。
(4)結果
電子メールを使って相手から送られてきた絵や文章を見て、いろんな意見や感想がでてきた。送られてきた絵を見て、その絵から自分たちの作品をつくるヒントを得たり、感想を相手に送ったりしようという意見などがでてきた。交流を始めて自分が書いたものが人に見られる、ということを意識しだしたときから意欲が感じられるようになってきた。
また相手を意識するようになってから、よりきれいに描いたり、文章の内容も考えて書くようになった。書く話題としては、学校での行事の様子やちょっとした出来事など、気軽に会話できる内容の文をよく書くようになってきた。
相手はクラブの時間に行っていて、こちらは週に2時間の授業で行っていることもあり、情報量がこちらの方が圧倒的に多くなった。そのため返事がタイムリーに来なかったりして、待ちわびている様子もあった。それぞれの事情があるが、もっと頻繁にやり取りができた方が話の内容もよく伝わったのではないかと思う。
ほとんどの児童の反省に来年もしてみたいとあったが、小学部の段階では興味を持ち、このようなこともできるということを知っておく、また経験してみる、という程度でよいと思われ、当初の目的は達せられたと思う。
2.本校におけるインターネット環境について
平成6年度にモデムが導入され、学校でもパソコン通信ができるようになった。またパソコン本体も平成6年の寄付によりWindowsが動くパソコンが入った。これらの機材を使って、平成8年2月頃より教育センターに接続してインターネットを利用している。
・パソコン本体 CPU 486SX-66MHz,MEMORY 16M
・モデム 14,400bps
本校の場合、教育センターの予算でモデムを設置している。電話回線については、既存の電話回線を延長する工事をセンターの予算で行っており、県の財務オンライン用のISDN回線(アナログポート)を延長して使っている。電話の使用料については、センターが予算化した月額予算内で利用している。これは各学校の距離に応じた固定料金ということである。
インターネットは教育センターに接続している。学校だけでなく、教師個人に対しても、申請すれば接続が許可されるため、教育センターがプロバイダ的な役目を果たしている。センターからは佐賀大学をへて九州大学、SINETへとつながっており、ダイヤルアップにより28.8Kbpsで接続可能である。
3.インターネットを使っての活動
(1)東京都立光明養護学校との交流 (平成7年度、3学期)
まずインターネットが使える状況になると、児童たちとホームページを見るネットサーフィンをやってみた。どこを見るというあてもなかったが、他の学校のページを見てみようということになった。光明養護のホームページをみて、生徒の作品などを見てみたが、最後に、せっかく見たんだからメールを出してみようかというと、「本当に出すんですか」といってくる。幸い、光明養護の先生はパソコン通信などを通じて知っており、そのことも伝え、せっかくだから出してみようと誘うと、恥かしがりながらもメールの内容をいってきた。このときには教師がその場で代筆し、すぐにメールとして送った。それがきっかけで光明養護との間でメールのやりとりがあり、文章や学校の写真なども送ったりした。
教師が代筆した口述筆記のような形を取ったため、児童たちは気軽に話すように言えたようである。それで方言を使った書き方になり、相手校では話題になったようである。このときのやりとりは、光明養護学校のホームページの中に記載されている。
http://www.koumei-sfh.setagaya.tokyo.jp/~koumei/
(2)滋賀大学教育学部附属養護学校のチャレンジキッズへの参加(平成8年度2学期より)
平成8年の7月頃より、放課後のクラブとして活動の場を作っているが、2学期より滋賀大学教育学部附属養護学校のサーバ内に開設してあるチャレンジキッズに参加した。
クラブを作った当初は、自由に絵を描かせたり他校のホームページを見て感想を書いていたが、時間数が思うようにとれない本校の生徒たちにとって、自分のペースで活動できる反面、期待感が薄い。なぜなら自分のペースに任せるということはだらだらとする事もできるし、この次にすることが自分にはよくわかっているからである。この次にくるときには何かあるだろうかという期待は、やはり手紙(電子メール、パソコン通信)などのやりとりであると考えた。
また児童生徒たちは放課後といっても訓練等で時間がとれないことも多く、個々の活動時間帯はばらばらである。また本校と分校舎とに別れており、学年もまちまちである。よって横のつながりはほとんどない。実際には大人数で活動しているという感覚はなく、個人でやっているような印象を持っているのではないだろうか。
上記のようなことを考えて滋賀大学教育学部附属養護学校のチャレンジキッズへ参加した。ここで他校の様子などに興味を持ち、気楽に話すように書き込むことができるようになってもらいたいと考えている。本校の生徒たちは大人とのつきあいが多く、子ども同士でつきあう時間が限られている。その中で社会性を育てるには、より多くの同年代の生徒たちと話をする機会を多く持つことが大切ではないだろうか。このチャレンジへの参加がそのきっかけとなればと考えている。
ある6年生の児童をことを例にとると、そのY君は5年生の時に転校してきた児童で、内気な性格で同じ小学部の友達と話すのも緊張してしまい、なかなか友達の輪を広げることが難しい状態にあった。12月の初め頃、担任が「パソコンの中にも郵便ポストがあるんだよ」と冗談混じりに言ったところ、Y君はそのことに非常に興味を示した。本人の友達の広がりを持たせるためにも、日々の生き甲斐を見つけるためにもいいかもしれないと考え、チャレンジキッズの画面を見せたところ、「僕も、手紙書く!」といいだしたので、保護者の了解を得て参加することにし、週二回の総合学習の時間をそれにあてることにした。Y君は、言葉では言いたいことを伝えることはできるが、文章にすることはまだ難しい様子であったので、担任に口頭で話の内容を伝え、担任が代わりにキーボードを操作することにした。自己紹介や他の学校の友達に手紙を書くとよく返事が来るので、Y君は非常に喜びながら、手紙を読んだり書いたりしていた。そうしているうちにY君は「先生、手紙が来ているかもしれない」としきりに担任に言うようになり、総合学習の時間を楽しみにするようになった。
そのような活動を続けていくうちに、Y君はチャレンジキッズで文通をはじめたS君に算数の時間に10個ずつ袋詰めにしていた朝顔の種を送りたいと言いだし、一週間ほど封筒に何を入れるか考えた後、郵送した。Y君はさらに石川県の生徒にも同じような封筒を送った。Y君が、CAI教室に行く時に見せる、いきいきした表情を見ると本校がチャレンジキッズに参加して本当によかったと思う。Y君の心の中には顔を見たことがない友達が一人増えたという心の暖かさみたいなものが大きくなったのではないかと、そしてこの心の交流がこれからも続いていけばよいと担任は考えている。
4.ホームページについて (http://www.saga-ed.go.jp/school/kinryu-sfh/)
(1)作成の経過
最初にホームページを作ることを計画したのは、インターネットを使いはじめ教育センター内にある本県の他校のホームページを見たからであった。センターに問い合わせると校長の許可があればよいということなので、校長と相談し本校でもホームページを立ち上げることにした。内容としては、学校の様子、児童生徒の活動がわかるようなもの、またデータ類で示すことができるような内容とした。題字や図などは、学校紹介用のパンフレットからスキャナを使って作成し、データ類は学校要覧に記載されているものを使用した。学校の紹介ということで校舎などの写真を撮影したが、これは生徒が撮影したものを使用している。
ホームページ作成にあたっては、児童の作品を載せようと考え子ども達に提案したところ、非常に興味を持った。ちょうど東京都立光明養護学校のホームページなどを見ていたこともあり、自分たちの作品をインターネットの上で公開すると大勢の人が見ることができるということはよく理解することができ、その上での載せたいという希望であった。
作品については以前に作ったものを載せることにしたが、写真についても載せたいと考え、保護者に了解をもらうことにした。口頭で概略を説明して了解を得、作成することとした。この作成のことについての直前にも生徒の写真を光明養護学校に送るために了解を得ていたこともあり、理解は得られやすかった。
ホームページの作成は、初回については個人ですべて行っている。現在は分担して作成するような方向にある。
作成したものについては保護者に見てもらい、あらためてインターネットについての説明を行い、インターネットがどのようなものであるか、このホームページは大勢の不特定多数の人が見ることができるということ等を説明した上で了解を得、そして校長の閲覧を受けた。
できあがったホームページを教育センターに持っていき、センターの担当者からきちんと見ることができる状態かどうかチェックを受け、センター内のホストコンピュータ内に本校のホームページ用のディレクトリを作成してもらった。このホスト内のディレクトリにはホームページの管理者のIDでのみログインできるように設定してある。センターから戻った後、自宅からホームページの内容をセンターのホストにFTPを使ってアップロードした。2、3日様子を見て、無事見ることができることを確認して教育センターからリンクが張られた。
現在ホームページの内容の更新は、あまり頻繁とはいえないがこの一年の間に数回行われている。新しく作成した内容もあるが、少しでも障害を持った人も見やすいようにと画像を使った説明から文字による説明に変更したり、代替え文字を使ったりするような細かい変更が多い。
内容を変更した場合には、児童生徒の写真が使われている場合にはインターネットの説明を行った上で保護者の了解を得るようにしている。またできあがった内容については、見てもらうことにしているが、なかなか時間が合わずに見てもらえないままに了解をされたこともあった。
平成9年2月の時点で7つの内容を作っているが、そのうち4つについては児童生徒の写真なども使い、子ども達の様子が感じられるようなものを作成している。
(2)「少年の主張・佐賀県大会」のページについて
このページは平成8年開催の「少年の主張・佐賀県大会」に出て優秀賞をもらった生徒の発表原稿を元に作成している。ここでは障害を持っている個人の社会に対する主張が述べられている。またこのページは本人の意思により作成されている。このページを作らないかと誘ったのは教師ではあるが、その後の内容等についてはすべて本人の意思によって作られている。教師はその技術的な援助をしたにすぎない。このページでは本人の朗読が入っているが、これも本人からの提案である。
学校のホームページ上で生徒個人の氏名などを公開することの是非については、まだ意見が分かれているところであろう。この生徒のページについては、作成の意思を確認した後、保護者の了解、校長の許可を得た上でホームページ上で公開している。この生徒はこのページを多くの人に見てもらいたいという気持ちを持っている。また自分が書いたこの文章を読んで一人でも感想を持ってくれたらうれしいと言っている。そのような本人の意識の上でこのページの持つ意味を考えると、本人が意識しているとしていないに関わらず、自分の考えを発表し主張する場としてホームページを利用しているととらえることができよう。本人の意見をホームページ上で発表するという意思が明確にされており、その本人が氏名等を記名して発表するとしている以上、明記する必要はあると思われる。
このページを公開した後、感想がメールでいくつか寄せられている。直接、この生徒宛にきたわけではないが(本人のメールアドレスはない)、それらのメールを見せると、懸命に読んでいて、新しいメールがこないか楽しみにしているようであった。メールの内容は往々にして好意的なものであり、生徒に読ませるためにプリントしたといわれた教師からのメールもあった。
以下に、この生徒の感想を紹介する。
・ホームページを作っているときに思ったこと
先生から「少年の主張」に応募した文章を私の学校のホームページに載せてみてはどうかと言われたとき、とてもうれしく思った。実際作り始めると、楽しかった。でも、これが色々な人に見られるという実感があまりなくて、ちょっと馬鹿げたことを書いちゃったかなーと思った。
・メールが来て思ったこと
私のページを読んで(聞いて)くださった方々ありがとうございました。本当に読んでもらっているんだなぁという実感が、先生がプリントしてくださったメールを見るたびにわいてきます。「よく分かっていないから、「かわいそう」という印象をもつ」ってどなたか書いてくださってありましたが、私はそのことに気づいていなかったので、(あぁ、そうなんだ。)と思いました。
5.在宅学習支援の可能性について
(1)当初の状況
平成7年12月の冬休みに本校のある生徒に対してパソコンの貸し出しを行った。この生徒は、平成8年度当初に障害状況が悪化したために登校ができなくなり、在宅での生活を余儀なくされている。現在身体的に使うことができる部位は限られており、両手親指の屈伸程度である。そのために普通のキーボードは使うことができない。よってMacintoshの上で動作するKe:nxを使って1スイッチで操作ができるようにしている(図4.9.10)。
また佐賀県教育センターよりこの生徒に対してインターネット用のIDを発行をお願いしている。冬休みには生徒個人のIDは間に合わなかったが、このパソコンでインターネットにアクセスすることができるようにセットアップを行った上で、パソコンを貸し出した。
(2)パソコンの操作・セットアップについて
Ke:nxの設定は時間もなく標準のセットアップで行ったが、もっと工夫する余地はあるように思われるが、本人からも操作は理解しやすいということで、当面はこのままの設定で行うことにした。
使用するスイッチについて、キーボードのキーのようなスイッチに、ビニール管とテープを巻いて作成した(図4.9.11)。ビニール菅を中指で引っかけて、ボディの部分を中指と人差し指ではさむようにして固定し、親指で押して操作している(図4.9.12)。手指自体に拘縮があり、指の伸展は難しいようである。また親指の外転にも制限があるため、ストロークが長いと長時間の使用はきついと思ったが、本人がこれでいいといったので、初日はこのままにした。
次の日に生徒の自宅を訪れスイッチの具合を聞くと、やはりストロークは長かったようで、親指を背屈させる必要があり、それが拘縮が進んだ手には長時間はきつかったようである。スイッチの軸を削って長さを詰めキーのカバーをとり、ストロークは3mmぐらい詰め、親指を背屈しなくてよいようにした。
ディスプレイは、ベットサイドにパソコンラックを持っていき雑誌で高さを調節したが、やはりベット上に高く持ち上げて、下を向けてセットした方がよいようである。この点の改善は、保護者にお願いした。
(3)本人の使用状況
冬休みの間の使用ということもあり実際の使用状況はよくわからないが、あまり長時間は使用してはいないと思われる。これは本人の体調からいっても長時間の使用は無理ということもあるが、操作に慣れるまでには時間もかかり、今回はこのシステムが本人にあっているかどうかが判断できればそれでよいと考えている。
Ke:nxの設定は本人にとっては無理がない操作だったようであるが、スイッチの操作はかなり確実に押すことができるため、慣れてくるとまどろっこしいような印象を持つであろうことは想像されよう。今回は1スイッチによる操作だったが、この生徒は両手が使用できるため、2スイッチで入力した方がより効率的であると思われる。今後は2スイッチによる、より効率的な入力方法を模索していく必要があろう。
結果としては本人はこのシステムは操作しやすく思っているようである。スイッチの操作感や画面のスキャンの速度や方法など改善の余地はまだあるが、入力方法としてはこのシステムは本人の操作能力とよくマッチしていると思われる。
6.問題点・今後の課題
(1)操作上の問題
現在の本校でパソコンクラブで活動している児童生徒は、脳性まひ、進行性筋ジストロフィー、二分脊椎などの障害を持っている者たちである。この生徒たちは比較的上肢の操作に問題がない者が多いが、なかには重度の運動障害を持っている者もいる。生徒の障害状況をみると、可動域に制限がありコントロールにも若干の問題がみられる者(痙直型脳性まひ)、上肢のコントロールに問題がみられる者(アテトーゼ型脳性まひ)、可動域が少なく筋力も弱いが運動のコントロールにはあまり問題がない者(筋ジストロフィー)などに大まかに分けられると思う。
いろいろな入力援助装置などが開発されてきて、パソコンの操作については以前から比べるとここ数年はかなり進歩してきていると思われる。またWindows95のように標準で障害者に対する補助機能がついているものもあり、ベンダーサイドでも意識が高まってきつつある。しかし、「できる」ということと「楽にできる」ということの間にはまだ差があるように思える。緊張性アテトーゼタイプの生徒がパソコンを操作している様子をみると、確かにキーやマウスの操作は「できて」いるのだが、その操作には過剰な努力が要求される。このままの状態でパソコンの操作を続けていけば筋緊張も亢進し、関節可動域、運動に制限がみられるようになることも考えられる。
以上のようなことを考えたときに、どの程度まで、本人ができる操作に対して制限を加えることを納得してもらうことができるだろうか。本人は両手を使うことができるが、あえて片手での操作だけにするということも考えられる。当然操作スピードは落ち、入力の効率は悪くなる。それをどの程度まで本人に納得させることができるだろうか。より楽な入力方法は、より効率が上がる方法とは限らないからである。本人の意思を尊重して、ということはよく言われるが、この辺りは個々人で話を詰めていくことが大切になってこよう。
また5.のところで述べているが、スイッチ等を使用するときには、人と機械が直に接するところでもあり、デリケートな配慮を要する。形や大きさ、重さ、スイッチのストローク量や感度等、細かく観察する必要があろう。
(2)インターネットへのアクセスについて
本校はダイヤルアップで14.4Kbpsの速度で佐賀県教育センターに接続している。回線の速度はセンターは28.8Kbpsまで対応しており、改善が望まれる。しかし速度的なことについていえば速いことに越したことはないが、28.8Kbpsで接続しても実効速度はそこまで上がっていない場合もある。むしろ接続速度よりも接続の容易性が問題である。
県内の学校の大部分がセンターに接続している状況下では、なかなかつながらないことも時折みられる。授業で使うことを考えると、すぐに確実に接続できるとまでは言わずとも、数回のコールで接続できる程度の容易性は求められよう。
ただ、サーバを学校で持っていないため、そのメンテナンスなどからは解放されている。サーバの設定、管理などまでは今の学校の体制では手がまわらないため、その部分から解放されてインターネットが利用できるのは、ダイヤルアップ接続の大きなメリットであり、その分を負担されている教育センターの担当者には感謝している。