インターネット利用ガイド


インターネット利用上の注意
本ページの内容
エチケットおよびマナーについて
- インターネットではありとあらゆる人たちが行き来をしています。ネット ワーク上の交通も時間帯によって混んだり、空いたりまちまちです。
たくさんの人たちが同じ経路を利用しているのですから、問題が起こらないように一人ひとりが規則やマナーを守らなければなりません。
インターネッ トでのマナーは皆さんが毎日いろいろな人に接している時に心がけている ことと同じで、要はいかにいろいろな人とうまくコミュニケートするかが 問題なのです。通信する相手は人間であるということを忘れないでくださ い。
相手を不愉快にさせる行為は、自分自身が無作法者としてネットワー クで敬遠される原因になったり、悪くすると犯罪行為としてみなされるこ ともあります。
つまり、そのような行為は必ず自分に返ってくるということを忘れないでください。
自分のためにも、相手のためにもネットワーク でのエチケット、マナーは必ず守ってください。特に以下のことに注意し ましょう。
- 人が嫌がることはしない
- たとえば、人に見られたくないものを見られたり、意味もなく誰 かから悪口を言われたりしたらいやですね。
こっそりと他人のコ ンピュータに忍び込んだり、ネットワークを通じて意味もなく人 を中傷したり、いたずらをするのはやめましょう。
また、仕掛け る側は冗談のつもりだとしても、受け取った側が大変迷惑で、不 愉快ならば同様です。
- ネットワークの混んでいる時間帯は避ける
- 朝の通学時の電車が混んでいるように、インターネットでも時間 帯や利用頻度によってネットワークが混んでいる場合があります。
このような時は利用を避けるようにしましょう。
- コンピュータの管理はしっかりと
- 自分のコンピュータ内にいくら見られたくないものがあっても、 それが本人の手で守られていない限り、そのデータが見られたり取られたり しても仕方のないことなのです。いろいろな人がいろ いろな考えでネットワークを利用しています。
この点を考慮して、できるだけしっかりと自分のコンピュータを管理しましょう。
- データを送る時は相手のことを考える
- 人にデータ(たとえばメール)を送ったりする時は相手のことを考え て、注意して送りましょう。
たとえば、データが破損していたり 、英語しか分からない人に日本語でメールを送ったりしたら相手 が困ってしまいます。
また、誤字・脱字にも気をつけましょう。 データを送る時は、相手が理解できて、また、失礼にならないも のを送るように心がけましょう。
- 自分の発言には責任をもつ
- インターネットは言語の広場です。あなたの発言は多くの人に見ら れる可能性があります。
もし問題のある発言をしても、一度発 言してしまったものは元には戻りません。発言する時は、その形 式とともに、内容の確認、マナーに即しているかの確認をしっか りとしてください。
- その場所のルールに従う
- インターネットが完全に統括されていないといっても、個々の組 織には管理者がいてその組織内でのルールが設定されていること があります。
このような時はその場所のルールに従ってください 。もし、その組織内でのルールや考えに賛成できない場合は、そ の組織への参加は避けた方がいいでしょう。
セキュリティ(安全保護)の意義
- インターネットにおいて安全の保護とは何のことでしょう。
皆さんはコン ピュータでいろいろなことをしますね。
もし、ネットワークにつながって いる自分のコンピュータにとても大切なデータがあって、それをある日、 何者かに盗まれたり、壊されたりしていたらどうしますか。
ネットワーク ではコンピュータ間を自由に動き回れるのと同時に、知らない人がネット ワークを通じて皆さんのコンピュータに入ってくることも十分あり得るの です。
皆さんの家では鍵をかけて知らない人が家の中に入れないようにし ていますね。
これと同じように皆さんのコンピュータに侵入者を入れない ために、パスワードを使うなどして日頃から注意しておく必要があります 。
「コンピュータの中にそんな重要なデータが入っていないからそんなこ と気にしなくてもいい」という人もいるかも知れません。
でも、もしかし たら、侵入者にとっては、あなたのコンピュータに侵入することで隣の人 のコンピュータに入れるということもありえます。
つまり、あなたのコン ピュータが侵入の経路になる可能性もあるのですから、注意を怠らないよ うにしましょう。
- パスワードの付けかた
- コンピュータには鍵の役割をするパスワードというものがありま す。
『アリババと40人の盗賊』の話では「開けゴマ」と言わなけ れば建物の中にはいれないという場面がありますね。パスワード はこの「開けゴマ」に相当する言葉です。
これを知られては簡単 に中に入られてしまいます。
自分のコンピュータを守るためにも 、人に迷惑をかけないためにも、パスワードは必ず使用して、か つ、人から推測されにくいパスワードを使いましょう。
主に次の ことに注意してください。
- パスワードの注意点
・生年月日、名前など、自分に関連するパスワードは避け る
・大文字と小文字、数字などを混ぜる
・覚えられないようなパスワードは付けない
- パスワードは最大8文字までですが、あまり短すぎるパスワード もよくありません。
- 害のあるものをコンピュータに持ち込まないために
- コンピュータのデータを壊したり、負担をかけたり調子を悪くする 悪質なプログラムがネットワークで問題になっています。
これ らを種類によって、「ウイルス」「ワーム」などと呼んでいます 。このような悪質なプログラムがネットワーク上でばらまかれて いることがあります。
もしあなたがどこかのコンピュータからソ フトウェアをあなたのコンピュータにダウンロードしたとします 。
ある日それを実行したら、いつの間にか大切なファイルが消さ れていたということもあるのです。このようにどこかから持って きたフリーウェアに、とんでもない仕掛けがしてあることもあり ます。
このような害のあるソフトウェアをダウンロードしないよ うにするには、できるだけ信用のおけるネットワークからソフト ウェアを入手することです。
- 情報の価値
- インターネットでは情報を自由にやりとりすることが可能ですが 、情報の価値について少し意識してほしいことがあります。
- その情報は有料か、無料か
情報には「フリー」(無料)で扱われているものと商用で有 料で扱われているものがあります。
- 情報に対する権利
情報は個人が生み出すものですから、その情報は独自のも のであって、生み出した人は、その情報に対して権利をも っています。
つまり、固有の情報に対して、ほかの人がそ れを無断で利用していいのか、いけないのか、決める権利 も情報を生み出した人にあるというわけです。
これを「著 作権」といいます。たいていのことについては、各文書に 「Copyright」(著作権)、「License」(特許)として 記載されています。
情報をダウンロードして加工したり、 情報として利用したり、写したりする時は、この事をよく 確認して著作者の意向に従ってください。

