2000年2月横浜市立本町小学校へデータ提供
初めまして。
長野県の原小学校です。
皆さんから青い目の人形についてお手紙をいただきました。
私たちの原小学校にも青い目の人形がいます。
名前は「ローズマリー」ちゃんといいます。
正式な名前は不明なようですが、人形のボディのメーカー名からとって
「ローズマリー」と呼ばれているようです。
昭和53年に図工室の戸棚の中に入っているのを児童が見つけだし、
校長室に保存されるようになりました。
関連資料はありませんでしたが、村民からの聞き取り調査で
昭和2年2月7日に歓迎式を行ったことが分かっています。
人形のボディのメーカー印はEFFAN BEE社となっています。
長野県の諏訪郡には原小学校の他に諏訪教育会館の博物館にも青い目の人形がいます。
そこのホームページ(非公開です)にのっていた関連部分を一緒にお送りします。
「青い目の人形 ローズマリー」 原小学校 蔵
一時期あった、この人形の廃棄運動を免れた1体です。
ローズマリー 略歴
日米親善のために、アメリカから送られた人形。
1926(大正15)年、日本の軍国化を緩和するねらいで、日本各地の学校等へ贈られた。
太平洋戦争勃発で、この人形は敵性人形と指摘され、処分が行われた。
1978(昭和53)年、人形里帰り訪問団が8体の人形とともにアメリカを親善訪問。
この年、原小学校でこの1体が発見され、その後保存された。
現在、諏訪地方で発見されているのは、この1体と、教育博物館に寄贈されている2体のみです。
この「ローズマリー」は、戦争期間を生き延びて数奇な運命をたどった証人です。
教育博物館の1体と比べてみると大変興味深いことに気づくはずです。
皆さんの活動に少しでもお手伝いができればと思います。