群馬県前橋市立城東小学校
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「バージニア」「ニーナ」「エマ」

2000年2月横浜市立本町小学校へデータ提供

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「青い目の人形」について

 横浜市立本町小学校6年生様

                             群馬県前橋市城東町1−35−7                               前橋市立城東小学校                              TEL027−231−2251

<バージニアちゃん>
 バージニアちゃんが、城東小に来たのは昭和2年の春でした。今から65年くらい前のことです。バージニアちゃんは、アメリカのバージニア州から来たので、バージニアという名前になりました。ニューヨークから船に乗ってきた時同じ青い目の人形  が、12739体もあったそうです。その中から群馬に来たのは、34体。そして今残っているのは、13体だそうです。残りの21体は、昭和16年バージニアちゃんが来て  15年目、戦争のため21体は軍人さんたちが、青い目の人形を竹槍で突いたり、軍刀で切ったり、石をぶつけたり、焼き捨てたり・・・・・。ひどくいじめられたそうです。けれど、城東小の先生方は、バージニアちゃんを「そんな目にあわすことはできない」と宿直室の押し入れの中にそっとしまってくれたそうです。    その後、昭和46年城東小の火事の時、バージニアちゃんが発見されました。30年ぶりでした。その後、昭和54年アメリカに里帰りも果たしています。

青い目の人形の歌

 青い目をしたお人形は
 アメリカ生まれのセルロイド
 日本の港についたとき
 泪をいっぱい浮かべてた
 まいごになったらなんとしよう
 かわいい日本のじょうちゃんよ
 仲よくあそんでやっとくれ

<ニーナちゃん(左)とエマちゃん(右)>

<ニーナちゃん>
 五十一年間も一人ぼっちで生きてきた青い目の人形。バージニアちゃんに妹ができました。バージニアちゃんのとなりに座ったニーナちゃんは、愛くるしい目で「お姉さんよろしく」といっているようです。ニーナちゃんは三人のうち一人だけゼンマイがついています。巻いてみるとシューベルトの子守唄が鳴りました。近代少女らしくワンピースに身を包み、髪はブロンドでかわいい顔をしています。(この人形は、昭和五十三年の三越展の時、アメリカの少女から贈られたもの)

<エマちゃん>
  三人の中で一番大きい人形、エマちゃん。バージニアちゃんのとなりに立っています。イスはありますが、座っていません。イスが小さいからでしょう。緑のかわいいワンピースを着て、少しパーマのかかった茶色の髪にとてもかわいい顔。目を閉じたりします。バージニアちゃんより幼く見えました。(昭和六十二年より、アメリカ・メリーランド州立大学教授のシドニー・レ・ギューリック三世より贈られたも新青い目の人形。平成九年までに群馬県に贈られた二十三体のうちの一つ。エマちゃんが城東小に贈られてきたのは、平成七年。)

 城東小では「青い目の人形実行委員会」を組織して調べました。ホームページに載るのを楽しみにしています。なお、本校はまだ、E−MAILがないため職員宅から送信します。遅くなりましたが、よろしくお願いします。

 前橋市立城東小学校 「青い目の人形」実行委員会一同より  平成12年2月19日