2000年2月横浜市立本町小学校へデータ提供
本町小学校6年生 青い目の人形プロジェクトグループのみなさんへ
はじめまして、長野県根羽小学校の5年生(20名)です。先日、青い目の人形についての依頼がありましたので、本校にある人形についてお知らせします。
本校の人形の名前は、「エミー」です。
昭和2年5月25日日米親善協会より寄贈されたという記録が残っています。昭和48年5月。当時テレビで青い目の人形を扱った番組が放送されたのがきっかけで、校内の郷土室から見つかったといわれています。長野県内には、昭和2年当時、合計286体の青い目の人形が贈られ、その内現存数は22体。根羽小学校の人形は、毛髪を張り付けずに型取りして彩色した描き髪の人形であるのが特徴です。
以下平成3年6月に横浜で開かれた「青い目の人形展」の時に掲げられた解説です。
1927年アメリカから日本の子どもたちへ平和の使節としてやってきたのがこのアメリカの人形です。
当時、日本の移民等に対してアメリカ人の感情が悪化したのを心配して、『平和は子どもの心から』と考えてアメリカ人が国内各地に呼びかけて日本の子どもたち(小学生や保育園児)に平和の心を理解し
てもらうよう平和の使節(アメリカの人形)を送ってきたのです。
当時、日本の子どもはアメリカの人形を見たことがなかったのですが、珍しい人形を見て大喜びでした。横にすると目を閉じたり、おなかを押すと喋ったりする人形にたいへん驚きました。なかには抱っこしたいと思いましたが、大事な人形で抱っこすることができなかったのが心残りだったという人もいました。
英語も敵性語として村八分にされた戦時中、敵の人形を保存することは命がけでなければできなかった。
この平和の使節を守り抜いた人々の心を・・・・。
今のところ以上ですが、まだ調べることもできるかも知れません。5年生はパソコンもあまり得意ではありませんが、これから練習していきたいと思っています。
ホームページが完成したらぜひ教えてください。
平成12年2月15日
長野県下伊那郡根羽村立根羽小学校 5年生 20名
〒395−0701
長野県下伊那郡根羽村80
根羽村立根羽小学校
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E-mail:nebajhs@iidanet.or.jp(根羽中学校 小学校ではまだ
アドレスがありませんので)