行事・セミナー等の紹介 ○平成7年度「CECコンピュ−タ教育シンポジウム´95」のご案内  (財)コンピュータ教育開発センターでは下記の通り,「CECコンピュ−タ 教育シンポジウム´95」を開催します。CEC恒例の行事ですが,今年度は ネットワークをテーマとしています。 ご都合のつく方は是非ご参集ください。       1.目 的    教育界及び産業界に対してコンピュ−タ利用の教育に関する最新の技術 動向や活用情報を提供し,教員のコンピュ−タ活用能力の向上と学校教育にお ける利用促進を図る。 2.日時及び場所  2.1 平成7年7月6日(木)    13:00〜17:00 京王プラザホテル 錦の間 (シンポジウム                         と成果報告)  2.2 17:00〜18:00    同上    なつめ,あずさの間 (成                         果物展示)  2.3 18:00〜20:00    同上    錦の間 (懇親会)                 3.主催    財団法人コンピュ−タ教育開発センタ−                          4.後援(予定)                    文   部   省    通 商 産 業 省 5.対象  5.1  小・中・高校教員及び教育委員会   5.2  教育関係団体等  5.3  賛助会員・企業等 6.参加者数    250名程度 7.事業概要・プログラム(予定)  7.1 13:00〜13:20  開会の挨拶  7.2 13:20〜14:20  基調講演             テ−マ 「高度情報通信時代の遠隔教育」             講 師 清水 康敬 (東京工業大学教授)  7.3 14:20〜14:50  成果発表             内 容 「平成6年度事業成果報告             発表者 岡本 昭  (CEC常務理事)  7.4 14:50〜15:00  休憩  7.5 15:00〜16:55  パネル討論             「ネットワ−ク利用で教育はどう変わるか」             司会者 岡本 敏雄(電気通信大学大学院教授)             パネリスト              テレビ電話を利用した学習    (小学校)              パソコン通信〜インタ−ネット関係(中・高等学校)              パソコン通信による情報交換   (教育センタ−)                              (企業)             進め方             1)実演による事例紹介              ・TV電話を利用した授業(学習)              ・パソコン通信を利用した授業(学習)              ・インタ−ネットを利用した授業(学習)             2)これらの事例紹介を基にパネル討論を行う  7.6 16:55〜17:00  閉会の挨拶  7.7 17:00〜18:00  成果展示物      研究開発室        ・エネルギー・環境教育用ソフトウェア (一期ソフト:完成ソフト)                          (二期ソフト:デモソフト)       ・特殊教育関係(精神薄弱児童向け,タッチスクリ−ンによる        試作ソフト)       ・3Dシミュレ−ションオ−サリングシステム(デモソフト)       ・ヒューマンインターフェース      ネットワ−ク利用促進部       ・100校プロジェクト(パネル+利用マニュアル)      業務部                 ・先進技術実証事業 (報告書+VTR)       ・中学生コンピュ−タセミナ (パネル+テキスト)       ・ライブラリ (検索システム+便覧+VTR)       ・研究団体等活動支援蜊u師派遣(報告書+パネル+募集プリン       ・CECサ−クル誌       ・SE派遣  (事例集+要項+パネル)       ・AV機器等分科会(報告書+パネル)       ・中央研修報告  7.8 18:00〜20:00  懇親会 (錦の間)                                  以上 ○山梨大学附属小学校 5年生の社会科学習の支援者募集について  山梨大学附属小学校では,下記の実践が計画されています。興味をもたれた 方は参加されてはいかがでしょうか。また,各学校の企画の参考ともなると思 います。 --------------------------------- 山梨大学の成田です。 山梨大学の附属小学校の5年生は,1994年度から1年近く電子メールをつかった 教育実践を体験してきています。1995年度からは,5年生112人全員が,個人ア カウントを持ちます。 今年は,インターネットで教育関係で何ができるか,というスタンスではなく, 本当はこうであったらなあ,という教育活動の実現のためにインターネットを 使ってどれくらいのことができるのか,しかもカリキュラムの中にどう入れる ことが可能/適当なのか,ということをテーマにしています。 そのための今年度のささやかな一歩として,附属小学校での社会科の実践を, サポートすることにしました。 ------ 1995.5.17. 5年生の社会科学習の支援者募集について □ 山梨大学教育学部附属小学校では,いま,5年生が社会科の食料に関する 部分の勉強をしています。そこで,校外から電子メールで,子どもたちの学習 を支援していただける方を募集しています。 □ 子どもたちはこれまで,稲作農家の工夫や努力を教科書で学習する傍ら, お米屋さんに出かけていって「米」について産地や一日に売れる量,どこの米 がおいしいかとかいったことを質問してきました。基礎的資料を通じて「米」 についての学習を終えた子どもたちは,米の生産量,消費量,作付面積がそれ ぞれ年々減少していく様を表したグラフと出会いました。ここで,子どもたち は,これまでに学習してきて「自分ではもう米についてはわかっている」つも りでしたが思いもしなかったような事実に出逢い,驚き,その原因を考え始め ました。 子どもたちは,自分の予想が正しいかどうかということを知るために,様々な 資料を当たったり,人に聞いたりする事を行います。そこで出会う資料により, 自分の考えを見直したり,また,自分の考えを深めたりといったことを体験し ます。 □ 具体的には,子どもたちは以下のような活動をします。校内外の方への直 接取材,図書室等の本などの資料さがし,あるいは電話,ファクス等でしらべ たりします。そのような調査活動の一手段として,学習を支援していただける 方が登録されているメイリングリストqshokuに,質問を出します。 もうひとつの活動は,子どもたちが学習をすすめていくにつれ,気づいたこと, わかったことなどをメイリングリストqshokuに報告します。この活動のねらい は,他の人に自分の考えが理解できるように表現する能力を育てることと,自 分の考えに対して別の見方があるとか,関連資料はここにありそうだとか,子 どもの考えの具体例や体験していることなど,気づいたことをコメント,助言 いただくことで,多様な立場から社会事象を見る力を育てることにあります。 □ このような学習活動の支援者として,「プロ」の農家の方や,農業関係の 機械の関係の方,農業行政の方,農学を研究されている方,お米屋さん,もっ とひろく米や農業に関心をもつ方,また,大学生,高校生の方をはじめ,いろ いろな立場の方に参加していただけると幸いです。 □ このプロジェクトへ参加された方は,qshokuあてに子どもたちから送られ てきたメールに対して,感想,回答,助言等を,小学5年生が理解できると思 われる言葉づかいと漢字とでお返事ください。ただ,あまり神経質になること はありません。子どもが理解できなかったときには先生が説明しますので。返 事については,無理のない範囲で送りたくなった事についてのみお願いします。 全部の事項に網羅して答えるのではなく,疑問に対するヒントや,一面的な見 方に対するアドバイスという方向でお願いします。また,子どもたちは長いメー ルをたくさん受け取ることに慣れていませんので,メールが長くなりすぎない よう,お願いします。 □ このプロジェクトに参加しようという方は,以下の2つのメイリングリス トの両方に登録してください。 food@fzkjhss.fzk.yamanashi.ac.jp (food) qshoku@fzkjhss.fzk.yamanashi.ac.jp (qshoku) foodは,学習活動の支援者同志の連絡や,私たちから授業の様子や必要な情報 を流すためのものです。qshokuは,山梨大学教育学部附属小学校5年生112人全 員と,学習活動の支援者の両方が登録されていて,学習情報の交換が行われる ものです。 □ 登録の方法は,以下のとおりです。コンピュータにより,自動登録されま す。なお,さらに詳しい説明や質問は,成田雅博までお願いします。 ◆foodへの登録方法(qshokuも同様) アドレスfood@fzkjhss.fzk.yamanashi.ac.jpあて,Subect(題名)に cmd join と書いたメールを送ってください。本文には何か書いてあってもなくて も結果には影響がありません。しばらくして, food@fzkjhss.fzk.yamanashi.ac.jpから,「あなたのアドレスは登録されまし た」というメールが届くことで確認できます。 ○NIFTY-Serve,PC-VAN,People,ASAHIネット等の方へ インターネットメールを上記のように送ることで登録できます。 たとえば,NIFTY-Serveでは宛先を,INET:food@fzkjhss.fzk.yamanashi.ac.jp として送れば良いのです。なお,特にNIFTY-Serveでは,メールをためないよ うご注意ください。学習情報が届かない上,エラーメールが何通もこちらに来 ますので。 □ このプロジェクトは,1995年5月17日から,1学期の間(7月末)までをメ ドとします。学習過程でおこったことによっては,期間は長短します。また, 一度登録したあと,ご自分のアドレスをそのメイリングリストから削除するこ とはいつでも可能です。この場合もコンピュータによる自動削除です。 □ なお,5月26日(金)午後に,公開研究会が附属小学校で開かれ,その際5 年1組の社会科の授業が公開されます。また,子どもたちは,調査した事項と して,皆さんから送られた電子メールを,前述のメイリングリストに転載した り,Gopherサーバにおいてインターネット上に公開したりすることが予想され ます。また,皆さんから送られた電子メールを,小学校の教室あるいはコンピュー タ室に,学習情報として掲示されることもありえます。 また近い将来,この教育実践を論文や報告書,講演等で紹介することがありま すし,論文や報告書,講演等で,発信人やアドレスをふせた形で転載されるこ とがあることを,ご承知おきください。 □ このメールは,内容を変えない限り,他のネットニュース,メイリングリ スト等に転載していただいたり,掲示いただいてかまいません。 ----- 成田雅博 山梨大学教育学部 附属教育実践研究指導センター fax 0552-20-8790 ---------------------------------