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業務部

情報教育に関する調査研究(文部省からの委託事業)



 当財団では、毎年文部科学省より情報教育に関する調査研究の委託を受け、教育界、産業界の有識者で構成する分科会を設置し、調査研究を行っています。

 今年度は、「情報教育の改善に資する調査研究委託」として、以下のテーマ、内容で調査研究を行っています。

 【平成12年度の調査研究】

・テーマ 「インターネット活用のための情報モラル指導事例集作成」
・内容  学校でのインターネット活用が進む中、情報モラルやセキュリティを中心とした情報モラル教育が必要とされています。本指導事例集は、学校現場における日常生活や授業での具体的な指導・対応の在り方について、問題事例を提示しながらわかりやすく解説しています。日常的対応では、具体的な問題事例を示すとともに、問題点や指導対応の在り方を示し、授業での指導については、どのように学習したらよいのか、具体的な学習展開例を中心に解説しました。

・テーマ 「情報が子どもに与える影響」に関する調査研究
・内容  情報化の進展や子どもの生活世界への情報機器の浸透が、自然体験の不足、人間関係の希薄化、道徳性の欠如など、子どもの心身の発達にネガティブな影響を与えるという懸念もあります。このような「情報化が子どもに与える影響」について、児童生徒、教師および保護者は、どのような意識を有しているのか、アンケート調査を実施し、その結果について学識経験者、行政関係者、教員等の立場から多視的に考察し研究分析を行いました。

 



 【過去4年間の調査研究】

 (平成11年度)

・テーマ 「インターネット活用ガイドブック、モラル・セキュリティ編作成」
・内容  本ガイドブックは、影の部分への対応として、平成10年度調査研究報告書の成果を生かし、特に児童生徒の情報モラルの育成やセキュリティについて、指導の在り方やシステム的対応方法等について調査研究を行い、モラル・セキュリティに対する学校での指導内容や対応方法について、具体的かつ視覚的に分かりやすい学校向けのガイドブックを作成する。

 

 (平成10年度)

・テーマ 「有害情報等の情報化の影の部分の対応に関する調査研究」
・内容  教育の情報化が進む中、「情報化の影の部分」も指摘されているが、本調査研究では、有害情報への対応を中心課題として、学校での取り組みや児童・生徒への指導の在り方等について調査研究を行う。
 本調査研究では、児童・生徒自身の判断能力を向上させるための指導の在り方に重点を置き、情報を主体的に活用する児童・生徒を育成するための手だてを提示する。


  (平成9年度)

・テーマ 「コンピュータ活用実践授業のための研修カリキュラムの在り方について」
・内容  授業においてコンピュータを活用することができる教員を育成するための研修として、授業で活用できるための演習を取り入れた教員研修用カリキュラムの開発及び研修をより効果的に実施するための研修制度や実施方法について調査研究

 

 (平成8年度)

・テーマ 「情報処理技術者等学校外の人材の有効活用に関する調査研究」
・内容  学校におけるコンピュータ教育を推進していく一方法として、情報処理技術者、退職教員、地域の人々等学校外の人材を有効に活用するための組織作りや実施方法についての調査研究


2001.9.4