教育の情報化推進事業
 教員向け情報リテラシー向上システムによる新しい研修形態の提案」プロジェクト 

プロジェクトの概要

「教員向け情報リテラシー向上システム」は、授業情報システムと学校ヘルプデスクから構成されています。授業情報システムは各教員の目的やスキルにあった授業実践及び授業情報の蓄積、交換を行ないます。学校ヘルプデスクは教員を教育・技術の両面からバックアップし、システム運用実践によりスキル向上を目指すシステムです。
両システムを活用することにより、コンピュータを授業で活用できる教員の育成を図るものです。

開発内容

授業情報システムは、コンピュータを活用した授業実践のヒントとなるモデル授業の学習指導案や授業ビデオ、授業に役立つWebページ情報などを、オブジェクト指向型のマルチメディアデーターベースとして蓄積し、インターネットを通じて個々の利用者に合わせた情報提供を行ないます。

学校ヘルプデスクは、学校コンピュータシステムの利用、管理、運用を通じて発生する疑問や障害対策などの問題を教員自らが解決するため、教育・技術的両面から情報提供を行ないます。

実証実験

当プロジェクトの実証実験に際しては、情報教育に関する教員層やハード整備状況及び行政単位の異なる2地域(岐阜県・埼玉大宮市)をモデルとして行ないます。
実験に際しては、各地域に実験協力校を設定し、拠点となる教育センターまたは教育研究所とのネットワーク環境を構築し、岐阜県:小学校4校・中学校2校 大宮市:小学校2校・中学校1校にて、上記「教員向け情報リテラシー向上システム」の有効性を実証するための実験を行ないます。


1999.11.11