E ス ク エ ア ・ ア ド バ ン ス ご 案 内 


財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)



Eスクエア・アドバンス概要

1.背景

 「教育の情報化」が国の重要施策として位置付けられ、さまざまな事業や活動が実施されてきた。100校プロジェクト・新100校プロジェクトの後を受けて実施したEスクエア・プロジェクトでは、2002年をターゲットにインターネットを教育の場でどのように活用すればよいかを実践を通じて調査研究してきた。
 Eスクエア・プロジェクトの実践によって、成果としては「学校におけるインターネット利用の広がり」、「多くの実践プロジェクトの組織化の実績」そして、「実践事例や教育用ソフトウェア・コンテンツ等の蓄積」などが得られたが、「さらに多くの学校や先生方に広めること」、「IT活用についての要件や方法についてさらに深めること」、「教育関連機関の連携」および「教育効果に対する評価や分析の必要性」という課題が挙げられた。
 2005年には、すべての教室にパソコンやプロジェクターが設置され、それらが高速なインターネットにも繋がるという環境が整備される予定である。

2.事業の目的

 本事業は、授業における有効なIT活用の要件および方法について研究・改善した成果を体系化し、ITが教育・学習に役立つことを定型的に提示することによって、本事業参加者以外のものでも、ITを活用した授業を実施する際の不安・課題に対する解決策となる情報を、学校等教育機関及び企業に提供することを目的とし、初等中等教育におけるITの有効な活用と、ITリテラシーの的確な向上を図る。

3.実施概要

 本事業は、「2005年度の学校教育にIT環境」を想定し、ITを活用した教材・教具(教育用ハードウェア、ソフトウェア等)を学校における授業で実際に利用することによって、それらに求められる要件を研究・調査するとともに、そこで得られた情報やその評価を行うことにより、ITを活用した教材・教具の改良に役立てるものである。
 また、ITを活用した授業を実践することを通じ、教育・学習においてITを上手く活用するための工夫・ノウハウ・事例等を収集するとともに、それを、ITを活用した典型的な教育・学習手法として体系化すべく検討を行う。
 これらの作業による成果(中間成果を含む)をインターネット等の手段で広く公開するとともに、本事業の調査研究報告書としてまとめる。

4.プロジェクトの呼称

「Eスクエア・アドバンス」

 Eスクエア・プロジェクトの資産を整理活用するとともに、さらに前進する意味を込めた名称である。

以上

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