資料:レイティングシステム運用の具体的な形態


センターのサービス

レイティングシステム(レイティング基準)

 レイティングシステムとは、評価基準のことです。 
 RSACiの基準などを参考に、暫定的な基準をつくり、それに従ってPICS規格のラベル情報データベースを作成します。基準は、ヌード、暴力などいくつかのカテゴリー(分類)について、それぞれ内容の程度(レベル)を数値で示すための客観的評価基準となります。  

レイティングサービス

 レイティング基準をもとに、インターネット上のコンテンツを評価したレイティング・ラベルを作成し、ラベル情報データベースを構築します。(サードパーティ・レイティング) 

レイティングビューロ(ラベルビューロ)

 ラベル情報の問い合わせに対応するHTTPサーバです。フィルタリングソフトが随時アクセスして評価ラベルを入手するためのラベル情報データベースとなります。  

利用者側の運用形態

 ラベルビューロから.ratファイル形式の評価基準情報をダウンロードし、個々の状況に合わせてアクセスレベルを設定します。.ratファイルは、そのビューロが提供するラベル情報に含まれるカテゴリやレベルをフィルタリングソフトに覚えさせるための設定ファイルです。  

運用の実際

 利用者がインターネットのWWW情報にアクセスする際には、WWWブラウザでURLを指定して閲覧するわけですが、フィルタリングソフトは要求されたURLについてのラベル情報をビューロに問い合わせて、個別に設定したアクセスレベルに適合するかどうかを事前にチェックします。アクセスレベルに適合しない場合は、閲覧できません。 
 ラベル情報は、その都度ビューロに問い合わせる方式のほか、アクセスの高速化のためにあらかじめダウンロードしておく方式もあります。後者の場合は、随時再ダウンロードして最新のラベル情報に更新しておく必要があります。   

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