最近インターネットやコンピュータネットワークなどのことばは,あたりまえのように聞くようになってきた。またテレビ会議システムや衛星を使った同時授業なども盛んに行われるようになってきた。しかし大切なことは,活用を図ることで子供たちの学びがどう変わるのかということである。それがなければただの流行にのった授業ということになる。
コンピュータネットワークを利用することで,子供たちに新しい学び方を提案できると考える。その一つは人々とのかかわり方からという視点である。ネットワークは多様な人々とのかかわりが含まれた学習環境である。多様な人的資源を子供自身が活用することは,将来の情報化社会に必要な力となる。またネットワーク活用においては,子供一人一人が,情報の収集家になったり,発信者になったりすることができる。このような情報の収集,加工,発信という表現のサイクルの中で,子供たちは自分のよさを発揮する。さらに遠隔地へ時空を超えて情報を発信していく。共感・共創できる教材の開発はこれからのネットワークを利用した学習の課題であり,生き方を含めた知の形成に役立つはずである。共に感じ触発しあい,共に創りあげていく活動〜創らずにいられない〜これが目指したコラボレーションである。![]() |
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平野小学校:「ケナフを使って紙すきしました。こんな紙ができました。」 福井小学校:「私たちも年賀状にして宮崎に送ります。」 宮崎附属小:「4mの大きさに育ったケナフを紙にするのは楽しみです。このことは非木材での紙づくりなので森林保護につながりますね。」 人吉東小 :「私たちも球磨川の環境を調べています。これからも一緒に環境について調べていきましょう。今度こちらで育てている蛍を送ります。」 宮崎附属小:「今日はみなさんありがとうございました。」 |