2.2 内容 (メーリングリスト−−交流−−日本でのシンポジュウム−−さらなる交流、共同授業)
(1) 参加校
名古屋市立西陵商業高等学校 南山国際高校
鈴張小学校 (100校)
愛知県立中村高校 滝高校 淑徳高校 岡崎城西高校 名古屋市立緑高校 名東高校 四日市商業高校 小牧高校 名古屋女子大付属高中学高(スクールネット研究会) 京田辺市教育委員会 広島県立基町高校 (その他)
(2) 海外からの参加
・ネパール ホーリーガーデンハイスクール ・韓国 ソウル女子商業高校
・タイ 以前から交流の在った留学生
(3) 実際の活動
・ テーマ決定
電子メール、メーリングリストを活用し、テーマとして「環境問題」「エネルギー」などが決定した。
・ 英語の活用
シンポジュウム(広島・名古屋)などでは使用言語として英語を設定した。「欧米の英語」と比較して省略形の少ない英語は生徒のとって分かりやすいものであった。また、国際交流を考えていくとき、アジア圏においては相互に「外国語」であり英語に対して共通の「負担感」を持つ。このことにより積極的に活用しようとする態度を期待した。
事実生徒の英語版メーリングリストでは、つたないながらも積極的な英語の交流が実現しつつある。
・ シンポジュウムの内容
それぞれの学校、国に関する紹介、環境問題などそれぞれの国の現状について報告、討論。より理解を深めるために発表原稿は英文レジメを作成した。
また英語の理解を深めるため、映像資料、コンピュータ活用のプレゼンテーションを行った。
・ 授業内での展開
この機会を活用して本校ではインターネットを通した貿易の授業を展開した。
WWW上に仮想商店街を設置し、インターネット上から商品の閲覧、注文ができるようにした。
(関連URL http://202.249.160.2/kageto/trade/trade.htm)
さらに商品の見本などCu-SeeMeを使って提示しあい、インターネットの機能についても理解させた。
現在、2校で実施し、基本形が確定した段階でグループ対グループの共同授業として確定していく。
3.生徒の声
・Hi, all friends.
I am having a good time in this travel. I have to say it first, sorry.
"Thank you for your kindness."
We had face to face meeting this time, before, we met only moniter.
It's my glory. It was very good experiences. Also I want to continue communication
by anything. I can't forget all of you. Never, never..And I am missing
you very much. Well, let's make our friendship forever.
Have a good night. Moon Yun-seung
・彼の名前はKuldeep。
「ハジメマシテ。ワタシノナマエハKuldeepデス。アタナノナマエハナンデスカ?」
こんな彼は、私に大事な事を教えてくれた。前ばかりを見つめ、新しい物ばかりを追い求めるのも大事なことだが、後ろを振り返り、省みるのも大事なことであるのだ、ということを...其の人は、伝統を重んじ、それを拒否すること無く素直に受け入れていた。現代の日本人に欠けていることを彼は当り前のようにして持っており、またそれを育んでいた。
4.まとめ
生徒の意識は次のように変わった。
<英語を学ぶ第一の目的>63名(スクールネット研究会調査)
(1) 学校で学習すべき教科だから (2) 就職試験や入学試験で必要だから (3)
外国人とコミュニケーションを図りたいから (4) 英語自体に興味・関心があるから (5)
教養を高めるため (6) 「国際人」になりたいから (7) 世界中の情報を収集したいから (8)
海外旅行へ行って困らないように (9) その他
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | |
事前 | 18.1 | 12.5 | 26.4 | 2.8 | 4.2 | 13.9 | 8.3 | 8.3 | 5.6 |
事後 | 10.5 | 10.5 | 47.4 | 0 | 0 | 10.5 | 5.3 | 5.3 | 10.6 |
また西陵商業高校において貿易実践をに参加した生徒アンケートも授業開始前と後では韓国に対する理解と好感度か大きく変化した。 ・理解 4――>8 好感度 5―――>9
「参加して初めて韓国のことを身近に考えるようになりました。いつでもCu-Seemeであうことができるので、本当に隣の県にムーンちゃん(韓国)がいるようなきがします。」という生徒の声にもあるように、プロジェクト参加の体験の大きく意識を変えるといえる。
5.関連URL
http://202.249.160.2/asia http://202.249.160.2/kageto/trade/trade.htm
安田女子大 広島での交流レポート
http://next1.yasuda-u.ac.jp/cranes97/index-sjis.html