100校プロジェクト成果発表会 分科会第2会場

現在実践中の事例経過報告及び今後の展開について
課題研究「ネットワークの研究」での取り組み

山梨県立谷村工業高等学校

手塚 芳一


 今年度、電子情報科3年生の課題研究の一つに「ネットワークの研究」を取り上げ、実際のネットワークを利用して生徒達に社会参加させてみることにしました。その理由として、


 インターネット接続されるまでの間、県情報教育センターが行っているパソコン通信を用い電子メールの交換をしました。メールを 通し他校の先生方から、電子メールの書き方や返事の出し方それに電子メールに流す内容について指導していただきました。インター ネットの導入は、カラー画像の情報交換ができること等パソコン通信と異なり、生徒達に非常な感動を与えました。生徒達自ら学校のホームページを作りたいという提案がなされ 、6月末にな んとか初版のホームページを仕上げました。この様子は、NHKやローカル紙に取り上げてもらい、このことも生徒達にとって、やっていることへの自負と自信につながってきました。また11月の学園祭では、県外の高校及び大学の4校とCU-SeeMEを使った一時的な交流を行いました。これをきっかけに参加校と交流を深めていこうと考えていたのですが、具体的な形で行動が移せなかったのは残念でした。課題研究発表会では、インターネット接続されたパソコンを大型プロジェクタに接続し、ブラウザを用いて解説を行いました。このプレゼンテーションの方法はとても斬新で効果がありました。

【得られた成果】

反省として】

 来年度の活動に向けて、職員のインターネットへの意識調査を今年の2月に実施しました。その結果を見ると、インターネットの教育利用について、約70%の職員がその必要性を感じており、そのうちの30%の職員がなんらかの形で既にインターネットに関わっています。活動の方法として、先ず環境の整備と使い方の指導を行って欲しいという意見が多く、課外活動で生徒主体に活動させたいと考えているようです。企画への参加や積極的な活動を望んでいる先生も多くいることがわかり、企画の提供や研究授業を通した活用方法についての援助等を積極的に行っていきたいと考えています。