新100校プロジェクト事業 重点企画
(1)目的
定点観測型企画の観測結果を学習に応用できるように、観測結果をデータ化するとともに、データの共有化を行う。
この事により現場の教師がこれらのデータを学習に有効活用ができるかを確認するため授業で活用実践する。
(2)評価項目
1) 観測結果を授業に活用し易いデータに加工できたか
2) 観測結果がどのように授業に活用されたか
3) 観測結果を利用した授業実践例ができたか
(3)内容
「お天気共同観測プロジェクト」「酸性雨調査プロジェクト」「全国発芽マップ」「ライブカメラ」の各定点観測企画を支援しながら推進する。その中で「酸性雨調査プロジェクト」の観測結果を利用して、授業に活用し易い観測結果の提示方法を検討するとともに、観測結果を提示して、授業で活用できたかを調査する。
また、各企画の観測データを活用した授業実践例をまとめる。
1) 研究グループの設置
学識経験者を中心とする研究グループを設置し、企画の内容を検討し企画の推進に伴う専門的な見地からの示唆を行う。
2) 研究グループの検討項目
イ.「酸性雨調査プロジェクト」の観測結果のデータ化および提示方法の検討
ロ.「ライブカメラ」の実施内容の検討
ハ.アンケート調査項目の検討・作成・実施。
ニ.アンケート調査結果の分析、評価
3) 定点観測企画への支援
イ.活用機器の支援
ロ.Web作成等の支援(お天気共同観測プロジェクト、酸性雨調査プロジェクト)
ハ.報告書の印刷(全国発芽マップ)
ニ.参加校等からの問い合わせ窓口
4) 幹事校(参加校)の活動
イ.参加校の募集
ロ.定点観測企画の実践
ハ.研究グループ活動への協力
ニ.実践報告の執筆(実践事例の収集含む)
5) データ化、提示方法の実践
イ.研究グループの検討に基づき、データ化、提示の実践
6) 報告書の作成
事務局は、研究グループのアンケート分析・評価を元に研究グループと協力して報告書を作成する。
7) 実施スケジュール
(4)実施体制
(5)企画毎の実施内容
1) お天気共同観測プロジェクト
平成9年度と実施内容は同じ。
参加校の追加募集を行う。
観測結果を各校からデータ入力することにより、林間小学校のお天気共同観測プロジェクトホームページに自動的に反映される仕掛けを検討する。
2) 酸性雨調査プロジェクト
平成9年度までの同プロジェクトは終了し、新たに「酸性雨」に興味のある参加校を再募集して新たな「酸性雨調査プロジェクト」として実施する。
3) 全国発芽マップ
今年度もケナフで実施する。
平成7年度から平成9年度までの同プロジェクトの総まとめとして「全国発芽マップ実施報告書」を作成する。
4) ライブカメラ
今年度は、画像による定点観測の特徴を活かした観測対象物を決めて、成長・生態等の定期観測を行い、観測データの教材化を試行する。
ex.水性動物、植物、...
inoue@cec.or.jp 1998.7.13