新100校プロジェクト事業 重点企画
<国際化> インターネットを利用した国際交流の実践 |
インターネットクラスルーム |
(1)目的
本プロジェクトは、アメリカ、カナダ、オセアニア等環太平洋を中心とした海外の教育関連機関および学校と連携し、ネットワーク上にインターネットクラスルームを設定し、それぞれの学校が抱えている問題や日常的な話題、共通の話題について意見交換し、生徒同志ができる限り教科に則しつつ英語(場合によっては日本語)による交流を進める。
太平洋を取り巻くこれらの国々に共通なテーマを見出し、これをきっかけとして活発な交流の実践を目指す。
(2)この企画に対する評価項目
1) 今後ネットワークを通じて、国際交流を行おうとしている学校に、事例・方法・効果などの情報提供をする。
イ.国際理解
企画実施前後での生徒の国際理解度は向上したか
−−> 向上に結びついた活動は何か
ロ.コミュニケーション能力の向上
日本の参加校の英語力は向上したか
−−> 向上に結びついた活動は何か
ハ.国際交流に対する関心
国際交流に対する関心は高まったか
−−> 向上に結びついた活動は何か
2) CECの窓口機能
イ.参加校同志で相互に交流先の情報が提供し合えたか
ロ.参加校同志で相互に交流テーマを提案できたか
ハ.教員同志の交流促進を支援できたか
*参加校の責任者等によるネットワークミーティングなどを開催し活発な情報交換のための場作りを行う。
(3)内容
1) 参加校
日本は10校程度(高等学校)途中参加を可能とする。
海外はアメリカ、韓国、オーストラリア、カナダなどに参加を求める。
2) 内容
- 参加校の教員/生徒用の掲示板を利用する
参加国別、共通テーマ用及び教職員用として担当校に掲示板を用意する。
- 国別の掲示板についてはそれぞれの国の責任校と国内担当校とが選んだテーマに基づいて、ML(メーリングリスト)に登録されたすべての教員・生徒が書き込み可能とする。
- 英語による書き込みを基本とするが、会議の参加校で日本語環境を有する場合は日本語による記入も可能とする。
- MLの作成管理およびWeb化について
MLの作成・管理とWeb化をコーディネータ(学校)が行う。
3) 実施項目
- 利用環境づくり
その国の問題等について情報交換を行うため、アメリカ、オーストラリア、
韓国、カナダ、日本とそれぞれ専用の掲示板5ヶ国分と共通テーマの掲示板、および教職員用(研究グループ用)掲示板を利用する。
参加校以外の学校に交流状況を公開するためにWebを作成する。
- 授業の実践 (9月から1月)
テーマの選定(英語、日本語)は本プロジェクトの参加校が行う。
テーマ設定後、各参加校は共通テーマまたは個別テーマごとに相手校と共同でスケジュールに従ってネットワークを通じて交流を行う。
-
交流の盛り上がりの刺激策として動画の導入などを検討し、共同作品の制作などを試みる。
(4)実施体制
1998.7.13