新100校プロジェクト事業 重点企画
<国際化> インターネットを利用した国際交流の実践 |
アジア高校生インターネット交流プロジェクト |
(1)目的
アジアを中心とした海外の教育関連機関と連携して、高等学校同志がネットワーク上で共通のテーマに従って、できる限り教科に則しつつ情報交換・意見交換を行
い、アジアの経済・社会・文化の理解を深める。
また、英語のみが共通語であるこの地域において、それぞれの国の高校生がどの
程度コミュニケーションを深めることが可能かを探る。
(2)この企画に対する評価項目
1) 今後ネットワークを通じて、国際交流を行おうとしている学校に、事例・方法・効果などの情報提供をする。
イ.国際理解
企画実施前後での生徒の国際理解度は向上したか
−−> 向上に結びついた活動は何か
ロ.コミュニケーション能力の向上
日本の参加校の英語力は向上したか
−−> 向上に結びついた活動は何か
ハ.国際交流に対する関心
国際交流に対する関心は高まったか
−−> 向上に結びついた活動は何か
2) CECの窓口機能
イ.参加校同志で相互に交流先の情報が提供し合えたか
ロ.参加校同志で相互に交流テーマを提案できたか
ハ.教員同志の交流促進を支援できたか
*参加校の責任者等によるネットワークミーティングなどを開催し活発な情報交換のための場作りを行う。
(3)内容
1) 参加校
日本:10校程度(高等学校)
海外:ネパール、韓国、タイ、フィリピン、台湾 などに参加を求める。
2) 内容
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参加校に設置した電子掲示板を利用する。
メール交換用(共通テーマ)、教職員用と分けて利用する。
- 参加校のみに公開する。
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交流の基本形態はメール、メーリングリスト機能を使って、日常的な情報交換を行う。
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交流の様子を一般に周知するため公開用のホームページを参加校に開設する。
3) 実施項目
共通実施項目に加え
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国際会議の開催(平成10年7月)
アジアの学生たちとの交流を深めるため、メールを活発に利用した交流内容(環境問題等)を集約した後、参加校の教師、学生たちを招聘して、英語による国際会議を開催する。
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交流相手校の拡大
アジア諸国の参加校の拡大を教育関連機関等を介して行ってゆき、活動の輪を広げる。(台湾、フィリピン等)
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授業の実践(平成10年7月から平成11年1月)
テーマを設定し、各参加校はテーマ毎に相手校と共同でスケジュールに従ってネットワークを通じて交流を行う。今年度のテーマは「環境問題」「エネルギー」などを設定している。また、授業内での交流として商業高等学校間で「バーチャル貿易実践」の取り組みを行う。共同授業のあり方を探る。Web上に仮想商店街を設定し、インターネット上から商品の閲覧、注文ができるようにする。Cu-SeeMeを使って商品の見本の提示なども行う。
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交流の実践の刺激策として動画の導入などを検討し、共同作品の制作などを試みる。
(4)実施体制
1998.7.13