新100校プロジェクト事業 重点企画
<国際化> インターネットを利用した国際交流の実践 |
翻訳支援体制の確立 |
(1)目的
国際交流に際して、言葉の壁がその障害となることが多々あり、この言葉の壁を少しでも低くして、海外の学校との交流を支援する目的で、翻訳支援体制の確立を目指す。当面は「KIDLINKへの参加」のプロジェクトを対象にする。将来的には他のプロジェクトへの拡大も目指す。
(2)評価項目
1) 翻訳支援グループによる翻訳支援を行うことを通じて、国際交流を進めようとしている学校に翻訳の負担を少なくすると同時に今後開始する学校に事例・方法・効果などの情報を提供する。
イ.翻訳支援によって、子供たち同志の国際交流が活発に進んだか
ロ.KIDLINKとの交流に果たした役割は何か
ハ.教師の負担が軽減されたか
*この評価は学校現場教師の報告書によって行う。
2) CECの窓口機能
イ.翻訳支援グループのメンバー募集方法は適切であったか
−−>必要な人数の適任者を円滑に集めることができたか
ロ.翻訳支援グループ活動の支援ができたか
*実状にあった運営方法を臨機応変に立案、実施する。
(3)内容
1) 翻訳支援グループの募集について
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募集の対象者としては、教職員志望の大学生、大学院生、参加校の父兄または帰国子女を中心としたヘルパー又はボランティアとする。
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参加の条件としては、インターネット環境があること、一定期間内に翻訳が可能であること。(尚、できれば、学校近隣の地域で参加者が見つけられることが望ましい。)
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インターネットで使用する機能
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電子掲示板(事務局で用意する)
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E-Mail(最小限必要である)
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Home Page
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chat
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ftp
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翻訳の言語は日本語<−−−>英語である。
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募集人員は当初5名程度として、状況により人員増を考える。
組織的な翻訳支援体制確立の可能性を調査するため翻訳の取りまとめ役(コーディネータ)を設置する。
3) 内容説明
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KIDLINKを対象として、小学校/中学校向けに翻訳支援を実施する。
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電子掲示板を用意する(事務局)
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翻訳支援グループへの翻訳依頼作業は事務局が行う。
日本語で交流を行う学校は事務局に、まず翻訳依頼と翻訳してほしい文書をメールで送る。
事務局は適宜、翻訳支援グループ(コーディネータ)に翻訳依頼と文書を転送する。
翻訳できた文書は、事務局経由で自動転送掲示板から依頼先校宛に転送(返却)する。
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KIDLINKの案内文(各種プロジェクトの紹介)(英文)を適宜、翻訳支援グループへ翻訳依頼し、日本語にして、ホームページに掲載する。
4) 活動項目
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翻訳支援グループの結成及び説明会の開催を行う。
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翻訳依頼校と翻訳担当者との対応を行う。地理的条件や応募者の意向などを考慮して、主な対象校を選定する。
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翻訳者は学校からの依頼に従って、事務局(コーディネータ)を通して翻訳作業(日本語<−−−>英語)を行う。
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このプロジェクト終了時には簡単な報告書(アンケート含む)の作成を行う。
(4)実施スケジュール
平成10年7月 :翻訳支援グループの公募・決定。
8月 :説明会の開催。
9月から平成11年1月 :翻訳作業
2月 :報告書作成
(5)実施体制
役割分担
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事務局(CEC):
翻訳支援グループの公募・決定、グループ結成及び作業内容の説明会開催、名簿作り、電子掲示板の運用、翻訳依頼、学校との連絡(翻訳依頼に対する)、アンケート依頼及びとりまとめ。
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研究グループ:翻訳作業に対する指導・助言。
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翻訳支援グループ:
メール文の翻訳(日本語<−−−>英語)、適宜学校訪問、ホームページの翻訳(KIDLINK関連)、簡単な報告書(アンケート含む)。
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対象校:メール文の翻訳依頼(事務局を通して)。
1998.7.13