第1章 「子どもの広場」プロジェクト実施報告 |
キーワード 概要,目的,インターネット,電子会議室,
学校間交流 本章では,平成12年度高度ネットワーク利用教育に関する実践研究の「協働企画」として実施された「子ども用交流ホームページ『子どもの広場』」における,プロジェクト実施概要,実施体制,ならびに実践状況について報告する。
本プロジェクトを実施するにあたり,プロジェクトの円滑な運営をはかるために,プロジェクト総括リーダ(金沢大学:中川一史氏)の下,システム運用,および,実践活動支援について,それぞれ部会を設け,数名程度のワーキングチームを構成した。
氏名
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所属
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中川 一史 | 金沢大学教育学部 教育実践総合センター 助教授 |
経歴: 横浜市小学校教諭としてコンピュータやインターネット活用に関する実践研究を15年間行った後,横浜市教育委員会情報教育課で地域ネットワークのシステム開発,運営にかかわる。
氏名
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所属
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新谷 隆 | 国際大学・グローバル・コミュニケーションセンター 客員研究員 |
庄司 圭一 | 金沢大学教育学部大学院 |
原田 洋一 | (株)学習研究社デジタルネット事業部 コンテンツプロデュース室室長 |
中山 真樹 | システムコーディネーター |
黒子 美穂 | スリー・エー・システムズ DC編集支援室 |
氏名
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所属
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山内 祐平 | 茨城大学人文学部 助教授 |
加藤 隆弘 | 金沢大学教育学部 教育実践総合センター 講師 |
水田 明子 | (株)リコー |
(モデレータ) | |
山崎 由美子 | |
渡辺 哲郎 | 関西大学大学院 |
庄司 圭一 | 金沢大学大学院 |
内垣戸 貴之 | 金沢大学大学院 |
深山 貴裕 | 金沢大学内地留学生 |
杉本 利美 | 金沢大学内地留学生 |
深井 美和 | 金沢大学内地留学生 |
黒子 美穂 | スリー・エー・システムズ DC編集支援室 |
氏名
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所属
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豊福 晋平 | 国際大学・グローバル・コミュニケーションセンター 研究員 |
三宅 丈夫 | (株)学習研究社 デジタルコンテンツ事業部出版編集室室長 |
中島 徹 | (株)学習研究社 デジタルコンテンツ事業部出版編集室編集長 |
木下 卯 | (株)橋本確文堂 |
矢野 雄章 | (株)橋本確文堂 |
能崎 千里 | (株)橋本確文堂 |
小林 峰子 | グラフィックデザイナー |
氏名
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所属
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三宅 丈夫 | (株)学習研究社 デジタルコンテンツ事業部出版編集室室長 |
栗山 健 | (株)学習研究社 デジタルコンテンツ事業部 課長 |
小林 美保 | メディアキッズ事務局 |
今年度の「子どもの広場」のシステムを活用して子どもたちを中心に実践を行った学校は,以下の12校である。
学校名
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担当教諭
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千葉県浦安市富岡小学校 | 窪田 のり子 |
神奈川県横浜市立元街小学校 | 神田 重信 |
神奈川県横浜市立飯田北小学校 | 横山 美明 |
富山県砺波市立出町小学校 | 白江 勉 |
石川県金沢市立扇台小学校 | 清水 和久 |
福井県吉田郡御陵小学校 | 竹林 保博 |
石川県小松市立矢田野小学校 | 向出 章 |
神奈川県横浜市立高舟台小学校 | 山口 恭史 |
神奈川県神奈川大学附属中高等学校 | 小林 道夫 |
千葉県芝浦工業大学柏中学高等学校 | 長谷川 成樹 高橋 哲也 |
福井県大野市上庄中学校 | 小林 泰浩 |
富山県福光町立吉江中学校 | 林 秀次 |
今年度の実践校は,平成11年度の同プロジェクトにおいて行われた,4校間の実証実験で得られた,子どもたちの交流に主眼を置いたWebのシステムのあり方,インターネットの学習活動への活用の模索を行った際の検証をもとに,最終目標である全国の学校を参加対象とするための仕組み作りと位置づけ,参加校流校を12校に増やした。参加校の数が3倍に増えることで,システムや本プロジェクトの運営や授業支援などのかかわり方に,昨年度見られなかった負荷や問題がどのように見られるのか,参加校の立場から得られるデータや知見を出してもらうことを条件に,最終的には,全国の学校がこのようなプロジェクトに参加できる仕組み作りのために,どのようなノウハウが必要かを探ることに協力できる学校に協力をお願いした。
本プロジェクト実施にあたり,具体的な作業項目を以下の7項目に分け,図1のような作業スケジュールを立てた。作業の状況は,逐次ホームページにアップした。
【作業項目】
1.システム見直し
2.運用支援人材の充実
3.インターフェース・コンテンツ検討
4.参加校実践活動
5.コア地域参加校支援活動
6.マニュアル作成
7.報告書作成
図1 作業項目とスケジュール
昨年度の同プロジェクトにおける模索から,学校現場からの利用のしやすさ,サーバ管理の煩わしさの解放などを考え,BBS専用ソフトウェアを利用したシステムを見直し,Webサーバをベースとしたシステムへ移行した。作業経過は,以下の通りである。詳しくは,本報告書第3章「『子どもの広場』の実験システム」にて述べる。
9月
・プロジェクト準備会
昨年度のシステムからの移行方針が決定される。
日付: 平成12年9月11日
場所: (株)学習研究社
出席者: 中川 一史(プロジェクト統括リーダ)
三宅 丈夫(運営事務局)
栗山 健 (運営事務局)
小林 美保(運営事務局)
・システム検討会議
詳細な移行システムの仕様が承認され,移行作業がスタートする。
日付: 平成12年9月26日
場所: (株)学習研究社
出席者: 中川 一史(プロジェクト統括リーダ)
新谷 隆 (システム運用部会リーダ)
原田 洋一(システム運用部会)
中山 真樹(システム運用部会)
三宅 丈夫(運営事務局)
栗山 健 (運営事務局)
10月
・第1回北陸分科会開催(10月3日)に合わせ,昨年度のシステムから,(株)学習研究社の開発したシステムへの移行がほぼ終了する。
・第1回関東分科会(10月13日)以降,分科会の意見をもとにシステム運用部会間でのメールにより,システム改良の検討を重ねる。
11月
・第2回北陸分科会(11月8日)ならびに第2回関東分科会(11月30日)での検討会,システム開発担当者間の話し合いを経て,システムの改良が終了する。
本プロジェクトは,全国の学校が参加・交流できるWeb上の広場「子どもの広場」の実現を図るための「仕組み作り」と位置づけられていることから,実際に「子どもの広場」を利用して交流するモデル実践校を,昨年度の小学校4校から,本年度は中学校を含めた12校に増やし,幅広い意見収集,情報交換ができるようにした。
また,本年度新規に参加協力をお願いすることになったモデル実践校の教師にアドバイスとなるような,ノウハウ,工夫,教訓等をいただくために,昨年度のモデル実践校の4校には,本年度も引き続いての参加協力をお願いした。
さらに本年度は,公立,私立の入り混じった構成とし,より幅広い学校のネットワーク環境に対応できるようつとめた。
本章3.「プロジェクト実施体制および環境環境の構成」にある通り,モデル実践校間のネットワーク上の交流をサポートするために,大学教授などの学識者をまじえた「学習活動支援部会」を設けた。
さらに,この学習支援部会には,特に子どもたちのネットワーク上のやりとりをサポートするために,「モデレータ」として,父母,教師,学生などに加わっていただいた。
学校でのサーバ管理や,メンテナンスの心配から担当教師を解放し,「子どもの広場」を利用した学習活動に専念できるように,「システム運用部会」を設置した。システム運用部会では,学習・交流活動を進めていくうちに各学校から出てきた,システム,インターフェース,コンテンツなどに対する意見を吸い上げ,可能な限りの反映につとめた。
9月
・プロジェクト準備会(平成12年9月11日)
- | 参加校の候補の選定 |
- | 学習活動支援部会メンバーの決定(本章3.3を参照) |
- | ネット上での子どもたちのコミュニケーションをサポートするモデレータ人員候補の選定 |
- | システム運用部会メンバーの決定(本章3.4を参照) |
- | オフラインミーティングを北陸,関東別々に,各4回の予定で実施することが決定。 |
10月
・第1回北陸分科会(平成12年10月3日)
- | 北陸地域の学校を主にサポートするモデレータ人員の決定(本章3.3を参照) |
- | 北陸地域のモデル実践校の決定(本章3.6を参照) |
・第1回関東分科会(平成12年10月13日)
- | 関東地域の学校を主にサポートするモデレータ人員の決定(本章3.3を参照) |
- | 関東地域のモデル実践校の決定(本章3.6を参照) |
昨年度の同プロジェクトで使用したコンテンツをもとに,子ども用会議室として,子どもたちの自主性を尊重し,自由に書き込みができる会議室群「であいゾーン」と,テーマにそった学校間の交流の場としての会議室群「まなびゾーン」の2つに分け,実際にモデル実践校の子どもたちや教師が使っていくなかで出てきたアイディアや希望をオンライン上で出し合ったり,北陸・関東各分科会で話し合ったものを,システム支援部会によりWebを使ったシステム上で具現化できるものは,順次反映していった。 (本書第4章末尾に添付の参照資料1,2を参照)
グランドオープンまでの半月間は,昨年度のコンテンツをもとに,モデル実践校に決まった学校の担当教師ならびに児童・生徒の希望者にIDを発行し,テスト使用をお願いした。
子ども用「子どもの広場」 |
「であいゾーン」
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「まなびゾーン」
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・自己紹介 | ・地球大好き | |
・学校紹介 | ・町じまん | |
・ゲームとアニメ | ・こんな店みつけたよ | |
・作ってコーナー | ・世界となかよし | |
・みんな聞いて | ||
教師用「先生のひろば」 |
「作戦ゾーン」
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|
・作戦会議 |
第1回目の北陸,関東それぞれの分科会の場で,モデル実践校担当教師が,テスト使用した感想を述べ合い,今後の各実践校で予定される学習活動を想定して,「子どもの広場 − であいゾーン」「子どものひろば − まなびゾーン」「先生のひろば − 作戦ゾーン」の3ゾーン設定はそのままに,中の会議室を一新した。
子ども用「子どものひろば」 |
「であいゾーン」
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「まなびゾーン」
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・ゲーム | ・川・探検隊! | |
・スポーツ | ・環境 | |
・テレビとアニメ | ・アジア! | |
・どうぶつ大好き | ・ふるさと自慢 | |
・世界となかよし | ・米作り | |
・みんな聞いて | ・ロボラボ | |
・自己紹介 | ・歴史なぞなぞ | |
・ホームページ作り | ||
教師用「先生のひろば」 |
「作戦ゾーン」
|
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・作戦会議 | ||
・実践報告 | ||
・フリートーク |
グランドオープン後すぐに,実際に使用する側の意見を即座に吸い上げるために,「先生のひろば」の「作戦ゾーン」内に「インターフェース」という名の会議室が追加され,インターフェースやコンテンツに関する希望や要望は,この会議室内で話し合われることになった。
また同時に,教師やモデレータ間の話し合いが行われる「作戦会議」への発言数が多くなり,運営事務局側からの連絡事項と区別するために,「連絡事項」の会議室が追加された。
その後も,上記「インターフェース」の会議室や第2回目の北陸,関東それぞれの分科会において,さらなるインターフェースならびにコンテンツの改良希望が出され,システム運用部会メンバーとの間で検討を重ね,以下の改良が行われた。
・ | 本人(子どもにも)による発言削除機能の追加 |
・ | ログイン時に新着メールがあることを示す★マーク表示機能の追加 |
・ | ログインページを大きく見やすく変更 |
・ | 各会議室の説明文とアイコンの追加 |
・ | モデル実践校の位置関係を示す学校マップページの追加 |
・ | 引用文をわかりやすくするための色を変更可能にする |
・ | 各会議室のタイトル文字を大きく見やすくする |
小学校6年生を担任する,モデル実践校の担当教諭からの希望で,卒業前にやってもらってうれしかったこと,卒業を前に在校生にしてもらいたいこと,卒業生にしてあげたいこと,など情報交換をするための会議室が,子ども用「まなびゾーン」内に追加された。
昨年度からの継続参加校にとっては2年目の実践になるため,昨年度の経験を活かし本プロジェクトを総合的な学習の一環と位置づけての取り組みがスムースに行われた。
モデル参加校の実践活動については,本書第2章にて,担当教師から報告する。
担当教師間でのオフライン作戦会議の開催,オンライン作戦会議の場の設置,モデレータの設置,メーリングリストの開設など,参加校の実践活動を支援するための活動を行った。
北陸地域のモデル実践校を対象とした北陸分科会,関東地域のモデル実践校を対象とした関東分科会が,それぞれ2回開かれた。また,北陸地域,関東地域の合同分科会が,1回開かれた。 (※各分科会の議事録は,本章末に添付する。)
第1回 北陸分科会
日付:平成12年10月3日
場所:金沢大学教育学部 教育実践総合センター
第1回 関東分科会
日付:平成12年10月13日
場所:(株)学習研究社
第2回 北陸分科会
日付:平成12年11月8日
場所:金沢大学教育学部 教育実践総合センター
第2回 関東分科会
日付:平成12年11月30日
場所:(株)学習研究社
第1回 北陸・関東合同分科会
日付:平成13年2月3日
場所:(株)学習研究社
モデル実践校間の通常の作戦会議は,「先生のひろば」内に設置された「作戦会議」の会議室内で活発に行われた。
「子どもの広場」のフォーラム外で,緊急を要する連絡事項用に,メーリングリストが開設された。
ネットワーク上での学校間の交流を円滑に行うために,「モデレータ」とよばれるスタッフを配置した。モデレータは,毎日のように子どもたちの書き込みの様子を見守り,時には,該当教師にある子どもの書き込みの意図を問うたり,返事が数日もらえない子どもには意欲が持続できるような返事の書き込みをおこなったりすることで,子どもと子ども,子どもと先生,先生と子ども,学校と学校,との間を取り持つパイプ役となっていただいた。
参加交流校の児童・生徒ならびに教師に向けた「子どもの広場」を利用するためのオンラインマニュアルのあり方を再検討し,改訂版オンラインマニュアルを作成した。
今年度は,「子どもの広場」にとって,最終目標である全国の学校を参加対象とするための仕組みづくりと位置づけられているので,マニュアルの作成については参加する十数校の担当教師や児童・生徒用だけではなく,広くインターネット上で学習活動を行おうとする学校にも参考になるものを作成することを目指した。
具体的には,昨年度のマニュアル(1 教師用マニュアル,2 児童・生徒用マニュアル)にさらに改良を加えることで,使い勝手を向上し,はじめて「子どもの広場」に参加するインターネット初心者の先生および生徒でも,気軽に“仲間”に加われるように配慮した。
基本的には昨年のマニュアルをベースに改訂したが,その際,プロジェクトリーダである中川一史助教授(金沢大学),および関係スタッフの意見等を踏まえ,画像を多用するなど,ページ数を拡大し,教師用マニュアルには児童・生徒用のものをベースに,情報リテラシーなどの付加情報を加えていくことで,児童・生徒へのアドバイスがしやすいように配慮した。
作成にあたっては,具体的には次のような点に配慮した。
【児童・生徒用マニュアル】
・ | 全体的に,色使いをカラフルにし,かつ大きな文字を用いることで,“楽しさ”の表現を意識した。 |
・ | 前年度の「子どもの広場」において,実際に成果となって顕われた事例を加えることで,何ができるかというヒントを盛り込んだ。 |
・ | 実際の画面に吹き出しをつけて説明を加えることで,画面を操作しながらマニュアルが利用できるよう配慮し,よりわかりやすくした。 |
・ | 「子どもの広場」に設けられている各部屋の操作方法は基本的に変わらないので,ひとつの部屋を例としてピックアップし,それに沿って操作を進められるようにした。 |
【教師用マニュアル】
・ | 対象が教師ということで,全体的には,“楽しさ”よりも“わかりやすさ”に重点を置いた。 |
・ | 児童・生徒用マニュアルをベースに付加情報を加えていくことで,児童・生徒へのアドバイスがしやすいように配慮した。 |
・ | 画面の操作性だけではなく,このプロジェクトの概要についても記載することで,参加にあたっての目的意識が持てるよう配慮した。 |
企画ミーティング 金沢大学教育学部 教育実践総合センター
制作 (株)橋本確文堂
平成12年10月〜13年1月末
(株)橋本確文堂 木下 卯,能崎 千里 他
・第1回企画会議において構成案の検討
日付: 平成12年10月3日
場所: 金沢大学教育学部 教育実践総合センター
出席者: 金沢大学 中川 一史 助教授
(株)学習研究社 三宅 丈夫
(株)橋本確文堂 矢野 雄章
(株)橋本確文堂 木下 卯
・第2回企画会議において具体的な構成案の詰め
日付: 平成12年11月8日
場所: 金沢大学教育学部 教育実践総合センター
出席者: 金沢大学 中川 一史 助教授
(株)学習研究社 三宅 丈夫
(株)学習研究社 栗山 健
メディアキッズ事務局 小林 美保
(株)橋本確文堂 能崎 千里
(株)橋本確文堂 木下 卯
※以下の具体的な制作作業では,「校正」を除き,(株)橋本確文堂スタッフで行った。
・サムネール作成 − 制作に入る前の打ち合わせおよびサムネールの作成
日付: 平成12年11月9日〜11月下旬
・執筆 − マニュアル用の原稿制作
日付: 平成12年11月下旬〜12月中旬
・レイアウト依頼 − デザイナーへの制作依頼
日付: 平成12年12月中旬
・校正 − 制作カンプの内容確認
日付: 平成12年12月末〜13年1月中旬 ※関係スタッフによる校正作業
・PDFファイルの作成 − Webで閲覧するためのファイルの作成
日付: 平成13年1月中旬〜13年1月末
1 子どもの広場オンラインマニュアル(教師用 改訂版32P),カラー
2 子どもの広場オンラインマニュアル(児童・生徒用 改訂版16P),カラー
各マニュアルをPDFファイルに変換し,HTMLデータに組み込み,情報公開用サーバへアップした。 http://kids.gakken.co.jp/campus/academy/e2kids/seika.html
本プロジェクトの結果をとりまとめた報告書(本ドキュメント)は,以下の手順により作成された。
10月3日: 第1回北陸分科会において,北陸地域で参加する学校担当者間で,授業実践報告書執筆に向けた,評価の視点や執筆分担案を検討。
10月13日: 第1回関東分科会において,関東地域で参加する学校担当者で,授業実践報告書執筆に向けた,評価の視点や執筆分担案を検討。
11月8日: マニュアル編集企画会議と平行して,報告書の章立て案を検討。
11月8日: 第2回北陸分科会において,北陸地域の参加校教諭に実践報告書執筆を依頼。
11月30日: 第2回関東分科会において,関東地域の参加校教諭,ならびに,学習活動支援部会,システム運用部会のリーダに担当個所原稿の執筆を依頼。 「子どもの広場」上では,実践活動が続いていたため,実践報告書の提出期限は1月8日とした。 報告書原稿のとりまとめは,「子どもの広場」事務局にて担当し,レイアウト,校正等は,(株)橋本確文堂に依頼した。
1月31日: 報告書提出。
http://kids.gakken.co.jp/campus/academy/e2kids/es_manual/teacher/index.html
参加する十数校の担当教師のためだけではなく,これからインターネッ ト上で学習活動を行おうと考えている教師にも参考になるような事例を,(2)の子ども用マニュアルでとりあげた事例を含めて取り上げた。
http://kids.gakken.co.jp/campus/academy/e2kids/es_manual/kids/index.html
子どもの広場の使い方だけでなく,ネットワークリテラシーについてもやさしい言葉で解説し,広くインターネット上で学習活動を行おうとする子どもたちにも参考になるものを作成した。
本報告書。本年度参加校担当教諭からの各学校での取り組みは,本報告書2章の「モデル校実践報告」に詳しくレポートしていただいた。