本時では,ロゴライター上で動く自作ソフトの中から,下目黒小学校の秋田教諭の「トランプ」を使用している。これは分数のカードを使って,同じ大きさのカードを取り合う「神経衰弱」であり,二人ないしは同じコンピュータを使用するグループの子どもたちが得点を競って遊ぶことを通して,分数の相等や大小に対する理解を深め,直観力を育てることを意図して作られている。得点が多くなる「ラッキーカード」があり,学力差で勝負が決まってしまうことがないように工夫されている。また,マウスで操作できるので,キーボード入力に習熟していない子どもでも取り組みやすい。
学 習 活 動 | 活動への働きかけ | 準備・資料 |
1 トランプゲーム(分数神経衰弱)のルールを知る | 遊 ぼ う
○神経衰弱の要領で,同じ大きさの分数のカードを引いたら得点になることを説明する。(教師の画面を転送して演示) |
・「ロゴライター2」
・「すぐに使える教材集1」 |
ト ラ ン プ ゲ ー ム で 遊 ぼ う | ||
・たとえば2分の1と4分の2のように,等しければ数字が違ってもカードを取れることできる理解する。
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○神経衰弱の要領で,同じ大きさの分数のカードを引いたら得点になることを説明する。(教師の画面を転送して演示) | |
2 トランプゲームを楽しむ
・同じテーブルの子と,順番でカードを引いていく。 ![]() |
○PC-SEMIを使って,各テーブルの状況をチェックし,つまずきがある子にはメモ用紙を渡したり,操作法を指導する。 | ・メモ用紙
(苦手な子はどこに何のカードがあったかメモしてもよい) |
3 問題づくりをする | 作 ろ う
○作り方がよくわかっていない子には,助言する。 |
・ワークシート(元のデータと新しくデータを書き込める用紙にする) |
自 分 た ち で 問 題 を 作 ろ う | ||
・問題リストを見て,リストの数字の意味を考える。
・問題の変更の仕方を知る。 ・問題づくりをする。 |
○作り方がよくわかっていない子には,助言する。 | |
4 まとめる
・友達の作った問題を見る。 ・次時には自分たちの作ったゲームで遊ぶことを知る。 |
○よい問題ができたテーブルのものを転送して紹介する。(または教材提示装置でワークシートを映して画面を転送する) | ・教材提示装置 |