平成13年度は学校等の自主的な活動テーマ,50校を選定し,学校等独自の企画を支援した。
これらの報告書は全てWebから公開しており,日本でも数少ない事例集のサイトとなっている。
100校時代の報告書と合わせると,898件の事例が検索できる。さらに,今回の実践事例,50件を加えることにより,さらに参考事例を増やすことができた。(総計948事例)
昨年度に続き,今年度も授業の実践結果は「授業情報システム」に学校から直接登録をお願いしている。
昨年度に引き続き,企画毎に企画の紹介サイトを作成し,実践状況報告を公開するよう依頼した。日々の結果をEスクエア・プロジェクトからアクセスできる様にした。
学校のホームページがあるところは,そのサイトにもリンクを張った。
Eスクエア・プロジェクトのロゴマークを学校の企画紹介ページに貼り付けてもらい,Eスクエア・プロジェクトPRの一助とした。
自分の企画Webが全国からアクセスされることにより,教員達の活動の原動力になることの効果が大きい。
情報交流会等で直接,顔を合わせる会合はその後の交流,情報交換には予想以上に効果があった。学校同士の交流を約束したり,より具体的な技術情報のやりとりが交流会のあと,行われていた。
学校企画は他の「地域,先進」プロジェクトと異なり,小規模ではあるが,教員の日常の授業に即したあるいは特化した自由な発想に基づく自主的な活動として教員からの期待と参加意識はは高いと思われる。
教育の情報化が目の前に迫っている現状から,教員の関心は高い。
他校の事例とか地域・学校間の交流が教員の活動の大きな支えになっている。単科の科目と言うよりも複数の科目にわたり応用する事例も見られた。
しかしながら,応募された企画の教科/分野/領域別では,総合的な学習の時間に関する提案が約7割弱(情報24,地域20,国際10,環境9)を占めており,教科に沿った提案は少ない。
教科単独でのインターネットを使った授業の組立などにはまだまだ経験と時間が必要である。
平成13年度はEスクエア・プロジェクトの最終年度として,生きた授業実践事例を収集する学校企画は終わるが,教員にとって学校企画のような小規模の支援で境域活動が行える場はまだまだ必要と考える。
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