小・中・高等学校の教育現場においては、文部科学省、経済産業省などが推進する各種施策により、普通教室へのパソコン設置や校内LAN敷設、インターネット接続の高速化など「教育の情報化」推進のためのインフラ整備が進められている。また、世間一般には「ユビキタス時代」の到来に対応すべく各企業がさまざまなIT機器やアプリケーションを市場に供給し需要喚起を促している。こうした中で、教育現場においても、いかにしてITを活用し効果的な授業を行うかが重要である。
しかし、現状では、
などの理由から学校現場においてITを活用した教育が普及していないのが現状である。 ITを活用した教育を推進する為には下記2つの課題を解消することがポイントとなる。
そこで本プロジェクトは、教育現場の実態を踏まえ普通教室でITを活用し、いかに効果的な授業が行えるかを複数の公立・私立学校の協力を得、英語の授業を通して検証する。
本プロジェクトでは、コンピュータ専門知識を必要とせず、簡単で取り扱いやすいIT機器を利用した教育の実践と、新しい授業の工夫や教師の意見を取り入れた、デジタル教材・素材を使用して、より質の高い・効果的な授業を実現することを目指すものである。
具体的には、
を組み合わせ、従来の授業の流れを変えることなくITを活用した教育の具現性について、教科学習の中でも比較的、音声、動画像等マルチメディア素材を扱うことが多い英語教科の授業を通じてその教育効果と実現課題を洗い出すことを目的とする。
なお、教育効果については、「生徒の理解を深め、より質の高い授業」を狙いとした。
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