2.プロジェクト概要




2.1 プロジェクト概要

 教育現場の実態を踏まえ、従来の「ペンで紙に書く」通常の授業スタイルを踏襲し、教師・生徒誰でも簡単に使え「ユビキタス」の世界を実感できるデジタルペンシステムと、W ebコンテンツやプロジェクタ、パソコン内蔵の電子教卓と連携した動作環境を構築し、これからの普通教室における授業のあるべき姿を想定し本プロジェクトを推進した。
  今回のプロジェクトは、音声、動画像等マルチメディア素材を扱うことが多いことや、文部科学省の「英語が使える日本人」の育成行動計画などを念頭に英語の教科に特化し実践授業を推進することとした。
  実践授業推進にあたっては、通常の授業スタイルを変えることなく、誰でも比較的容易に ITを取り込み、その恩恵を享受できるよう考慮し、授業内容について先生方と協議しながら実施した。一方、これらのシステムやIT機器の特長を生かし、より効果のある授業を狙った意欲的な実験も一部の学校で実施した。また、こうした実践授業の教育効果を含め様々な観点からの検証を、教師だけでなく生徒からの意見も取り入れ今後の活動の足掛かりとする。
  実践授業で行う主な授業概要を(1)に示す(詳細は4章参照)。また、これらの授業をサポートするため(2)に示すシステムツールの開発とコンテンツを制作し本プロジェクトに適用した。

(1)授業概要

(2)システムツールの開発とコンテンツ制作


2.2 全体スケジュール(予定・実績)



2.3 実施体制

 本プロジェクトの実施体制は下記の通りである(敬称略)。なお、 大乗淑徳学園淑徳小学校 は2003年12月に新たに協力実践校として参画いただいた。

1.体制図

図2.1  プロジェクトの実施体制


2.4 ITシステム概要(構成)


図2.2  プロジェクトのITシステム概要


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