6.おわりに



 2002年度につづき、2003年度も自動翻訳を利用した国際交流についてその有効性とこれを利用した交流運営について実践研究を実施させていただいた。自動翻訳により言語的にも心理的にもお互いの理解が促進させることが確認できた。ただ、システム的に見ても、自動翻訳機能だけですべてが解決するわけではなく、ユーザーインタフェースやメッセージ入力支援機能も必要であることがわかった。今後、国際交流授業システムに反映させていく予定である。さらに支援システムだけあっても国際交流が運営できるわけではなく、実施体制の整備や運営ノウハウが必要であることがわかった。本報告が、今後国際交流を実施される方々の一助となれば幸いである。



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