3.開発




3.1開発物の仕様

3.1.1 基本的な動作環境(想定システム構成)

(1)推奨システム構成図

 推奨システム構成図を図2に示す。

図2 推奨システム構成図

(2)基本的な想定システムのハードウェア構成

 基本的な想定システムのハードウェア構成を表1に示す。

表1 基本的な想定システムのハードウェア構成
No. 装置名 個数
1 PC 1セット
2 電子白板(又はマウスエミュレーション対応の入力機器) 1セット
3 プロジェクタ 1セット

 電子白板はWindowsでのマウスエミュレーション入力機能を有し,付属ペンで書き込みが可能な基本機能を有すもの。

(3)推奨動作環境等

 推奨動作環境等を表2に示す。

表2 推奨動作環境等
機器名称 機器性能 個数
パーソナルコンピュータ コンピュータ本体 OS:MicrosoftWindows
CPU: Intel PentiumIII 500MHz以上(推奨)
メモリ:128MB以上(推奨)
HDD:20MB以上
電子白板接続I/F (シリアルポート(RS-232C))
ディスプレイ解像度1024×768 以上推奨
1
電子白板 電子白板 マウスエミュレーション機能を有すこと
パーソナルコンピュータ接続I/F (RS-232Cシリアルポート等)
1
プロジェクタ プロジェクタ PC出力 1024×768以上 1

3.1.2 機能仕様

3.1.2.1 「取材帖」ソフトウェア機能

(1)機能概要

 電子白板の専用マーカ またはタッチパネルシステムからのマウスエミュレーション座標により シート上に手書き またシート上の任意の個所に画像(Jpeg Gif)を貼りつけ編集可能。保存できるもの。
 全体イメージ及び機能概要を図3及び表3に示す。

図3 取材帖全体イメージ図

表3 取材帖機能概要
No. 機能名称 機能概要
1 ファイル操作  
  新規ファイル作成 指定の取材帖ファイルを作成
  ファイル名変更 指定の取材帖ファイル名の変更
  ファイルを呼び出し 指定の既存取材帖ファイルを呼び出す
(複数ファイルの呼び出しが可能)
  ファイルを保存 指定の取材帖ファイルを保存する(取材帖形式)
  選択ファイルの切替え 指定のファイルを画面に表示する(アクティブにする)
  選択ファイルを閉じる 指定のファイルを(保存せずに)閉じる
2 ペンの設定 使用するペン色(8色)の指定
ペンの太さ(細 中 太)の選択
3 画像を貼りつけ 任意のディレクトリから画像(Jpeg Gif)ファイルを指定し,取材帖のワークエリアに貼りつける。
4 一括カード化 取材帖の各ページをそれぞれ独立したJpegイメージデータとして一括保存する。
5 マウスモード 「ペン」機能から復帰し,マウスエミュレーションに戻る。
6 ペン(書きこみ) 「取材帖」のワークエリアに手書きで書きこむ
7 消しゴム 手書き書きこみを消去する
8 次ページ 取材帖の次頁を表示する
9 前ページ 取材帖の前頁を表示する
 

(2)「取材帖」 機能仕様詳細

a. ファイル操作(イメージを図4に示す)

図4 ファイル操作サブボックス

a - 1 新規ファイル作成

 新規の取材帖ファイルを作成する。

a - 2 ファイル名変更

 任意の取材帖ファイルの名前を変更する。

a - 3 ファイルを呼び出し

 PC上の任意のディレクトリを指定し,その上にある任意の取材帖ファイルを指定し開く。また複数の取材帖ファイルを呼び出し可能である。

a - 4 ファイルを保存

 任意のディレクトリ上に取材帖ファイルを名前をつけて保存する。(ファイル名はキーボードまたはソフトキーボードから入力)

a - 5 選択ファイルの切り替え

 任意の取材帖を選び画面に表示する。(例 1班の取材帖 2班の取材帖 3班の取材帖を同時に呼び出していたとき,画面上に表示する取材帖を選ぶ。)

a - 6 選択ファイルを閉じる

 任意の取材帖を保存せずに閉じる

b. ペンの設定(イメージを図5に示す)

 10色のうち任意のペン色 任意のペン太さ(細 中 太)を選ぶ

図5 ペンの設定

c. 画像を読み込み(イメージを図6に示す)

 PC上の任意のディレクトリを指定し,その上にある画像(Jpeg Gif)を指定し,取材帖のワークエリアの任意個所に貼りつける。

図6 画像を読み込み

d. 一括カード化(イメージを図7に示す)

 取材帖のページ毎にJpeg画像に一括変換して指定ディレクトリに保存する。
 代表ファイル名を指定するとページ順に連番が振られ一括保存される。

図7 一括カード化

e. マウスモード

 「ペン」選択モードから復帰し,マウスエミュレーション状態にする。

f. ペンモード(書きこみ)

 電子白板付属専用ペン:(マウスエミュレーションモード)のマウス座標の軌跡により 取材帖のワークエリアに書きこみ可能とする。

g. 消しゴム

 上記f. で書いた任意のペン軌跡を消去する。

h. 次頁

 取材帖ファイルは頁の概念を持ったファイルであり,1頁@1画面表示するものとする。このため,次頁で頁を追加。また既に頁がある場合は次頁を表示するものとする。

i. 前頁

 h. の次頁の逆。既にある前頁の表示。

j. その他

上部にあるボタンの位置変更機能
電子白板上部にあるボタンは背の低い児童生徒に届かない場合がある。
そのため本ボタン押下により,上部にあるボタンの位置を順送りで変更する。
ソフトキーボード
ファイル名をつけて保存 ファイルの名前を変更する場合にMS-IMEのソフトキーボード機能を呼び出す。


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