産業協力情報授業 教科「情報」サイト

授業計画

情報セキュリティって何?
1 全体計画

単元
情報C(4) 情報化の進展と社会への影響
     ア 社会で利用されている情報システム
     イ 情報化が社会に及ぼす影響
目標 現実の世界と同じように、コンピュータが接続されるネットワークの世界でも、情報セキュリティの確保は各人のモラルと注意によって成し遂げられることを学ぶ。生徒が自宅に帰り、実際にその地域コミュニティの中で情報セキュリティの重要性を必要に応じて他に伝える事ができることを最大の目標とする。
計画 1時限目
インターネット上のサービスの紹介し、インターネットは近年より欠かせない社会インフラになっていると言う事を理解する
情報セキュリティ侵害の危険性と、社会及び産業界が抱えている問題点を理解 する
コンピュータウイルスなど、インターネットを活用する際に遭遇する可能性のある危険と、その動機、目的、プロセスついて理解する

2時限目
1時限目で理解した危険に対して、現段階で行える具体的な防御方法について理解する
ソーシャルエンジニアリングという、人間の心の隙に付け込む攻撃方法がどのようなものかを理解し、情報を扱う上での心構えを理解する


2 個別計画

1時限
目標
インターネットは現代社会において不可欠だという事を確認させる。
実際の世界同様にインターネットの世界にも危険が潜んできるということ理解させる。
インターネットに潜む危険(ウィルス等)の例の説明となぜ攻撃が行われるのかを考えさせる。
実機演習を通じて攻撃方法の理解をはかる。

時間 内容 学習手段(教材)
留意点
3分
講師
自己紹介
 
5分
講師
【より身近なインターネット】
現在のインターネット上で取り交わされる情報について
現在の公共ネットワーク利用状況について

【君は大丈夫?】
身の回りに潜む危険について
Microsoft(R) Office PowerPoint(R)
(インターネットと潜む危険)
身近な体験と結び付けられるように生徒に対して積極的に質問を行う。
15分
講師
【事故事例と背景】
情報セキュリティにおける事故事例
脅威に対する正しい理解
なぜ攻撃が行われるのか?
コンピュータを使用した犯罪
生徒
自分が知っている事故例(ニュース例)を挙げる。
なぜ攻撃が行われるのかを考える。
Microsoft(R) Office PowerPoint(R)
(事故事例、脅威)

生徒用テキスト
(虫食い形式のワークシートに書き込む)
25分
講師
【実機実習】
擬似ウイルスによる感染体験
-トロイの木馬
-メールから
信じた Web を通じた情報漏えい
 ‐フィッシング

生徒
実機を使用する場合には、講師の指示によりウイルスに見立てたサンプルソフトウェアによる動作を確認する。またフィッシングなど、詐欺行為の動作も確認を行う。
OSがWindows(R)XPの場合は実機実習、その他の Windows(R)OSはデモ形式で実施
生徒たちが興味を持って取り組めるように、実習を行うごとに体験したものについての説明を行なう。

2時限
目標
攻撃を誰が行っているのか?どこが狙われやすいのか?
ウイルスが出来上がるまでの仕組みを理解させ、最終的に攻撃を防ぐ方法を紹介する。
実機を用いた実習を通じて脅威から身を守る方法を理解させる。

時間 内容 学習手段(教材)
留意点
45分
講師
【ウイルスの仕組みとターゲット】
ウイルスが出来あがるまで
どこが狙われやすいのか?

【対処方法】
セキュリティの脅威への対処
-ファイアウォール
-アップデート
-ウイルス対策ソフト
-ソフトウェアの設定による対応
情報セキュリティを向上させる最新技術
-プログラムの更新の自動化
-検疫システム
-侵入検出、防御
-不正なプログラムの実行停   
 止
技術では防げない攻撃、ソーシャルアタック
生徒
誰が作っているのか、またどこが狙われやすいかを考える。


どうやったら防げるかを考える。
Microsoft(R) Office PowerPoint(R)
(ウイルスの仕組み、対処方法)

生徒用テキスト
(虫食い形式のワークシートに書き込む)

対処方法については、講師機を使用してデモンストレーションを行う。生徒に興味深く見てもらうためにデモンストレーションを行うごとに説明をはさむ形にした。
5分
講師
【まとめ】
(1) 何箇所虫食い(メモ)の箇所が埋められたかを生徒に挙手頂く
(2) クイズ(クロスワードパズル)にて理解の定着をはかる。
生徒
生徒用テキストの中のクロスワードパズルに書き込む