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* 活動概要

 

TOA株式会社

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プログラム名

 

「小・中学生のための世界の民族楽器紹介」ワークショップ

■活動概要

 

 

世界の民族音楽や楽器の紹介を目的とし、文化的、歴史的な背景を交えた解説と、一流の演奏家による生演奏の観賞、体験を行うプログラム。単に知識として学ぶのではなく、「ホンモノを体験するワークショップ」として実施。毎年1回教員を対象とした説明会を含むワークショップも開催している。1999年8月より活動を開始。参加費は無料である。

活動理念

 

通信機器、拡声放送機器、プロサウンド器機などの製造、販売を行う、「音を扱う企業」として、音文化の支援活動を行うことを目的とする。

活動実績

 

 主に「音楽」、「総合的な学習の時間(国際理解教育)」で活用されている。これまでの実績は以下の通りである。

1999年

1「北インドの打楽器 タブラー」教員対象(説明会含む) 

2「和太鼓」

3「アフリカの打楽器 ジャンベ」

4「ガムランとジャワ舞踊1」

5「ガムランとジャワ舞踊2」

2000年

6「フィリピンカリンガ族の音楽と楽器」教員対象(体験会)

7「フィリピンカリンガに学ぶ集団の為の楽器と音楽」

8「日本の楽器演奏の新しいあり方 三味線」

9「舞台芸術に発展する日本のパーカッション」(和太鼓)

2001年

10「邦楽シリーズ1 雅楽の今昔」(教員対象)

11「邦楽シリーズ2 尺八」

12「邦楽シリーズ3 能の囃子」

13「邦楽シリーズ4 箏」

14「邦楽シリーズ5 筑前琵琶」

2002年

  #15「新指導要領における民族音楽教育の考え方」(教員対象)

  #16「声の芸術1 トゥバの喉歌」

  #17「声の芸術2 義太夫三味線」

  #18「声の芸術3 狂言」

これまで15校、約1,600名の生徒が参加。

参加校としては、神戸市立荒川小学校、西宮市立香櫨園小学校、宝塚市美座小学校、宝塚市宝塚小学校、宝塚市高司小学校、牧方市立菅原小学校、亀岡億歳センター、高槻市立北日吉台小学校、倭文小学校、港島小学校院内学級など。

活動の意味・ねらい

 

 

同社は本社ビルの1階に多目的ホール「ジーベックホール」を所有しており、企業が本業の中で社会的責任を果たしていくべきであるとの考えから、この資産を活用し、地域に対する貢献、教育に対する貢献を行うということを目的としている。

また、様々な音の可能性を試す実験の場としても、このような活動を位置づけている。同ホールは現代アートの発表の場として既に認知を得ているが、このような活動を行うことで更に一般の人々へと広く認知を広げ、企業PRとなることも一つのねらいとしている。

実施体制

 

 専任を置いておらず、本社総務部広報課の社会貢献担当者が当プロジェクトの企画・プロデュースを担う。また同社の子会社であり、「ジーベックホール」を運営している株式会社ジーベックの社員1名が、プロジェクトごとに音響等のメンバーをチーム編成し、実際のイベント運営を行う。

     企画顧問:岩井正浩(神戸大学発達科学部教授〔音楽人類学〕)

     後援:兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会

学校へのアプローチ・連携方法

 

当活動の広報活動として「教員対象セミナー」等を実施。初年度は知り合いの先生が中心となったが、一度体験した先生からの口コミにより参加校が広がっていった。また毎年度始めに「教員対象セミナー」を開き、多くの音楽教諭の参加を得ている。

学校の反応

 

 今年度より新学習指導要領が改訂され、音楽の時間に「和楽器の学習」が組み込まれたものの、どのように教えれば良いか先生たちが困っていた状況において、このプログラムはその手助けともなっているため、大変評価が高い。

実施機関の反応

 

社会貢献活動ではあるが、あくまでも本業の延長であり、かつ本業を補完するものであるため、今後も活動を続けていく予定である。

今後の展開

 

現在は近郊からの参加のみであるが、せっかくの活動であるため、全国に広げていきたいと考えている。例えば修学旅行や社会科見学などの参加の仕方も考えられるので、広く全国に向けて広報を行っていきたい。

問い合わせ先

e-mail/URL含む)

 

 

 

TOA株式会社

650-0046 神戸市中央区港島中町7-2-1

担当:総務部広報課 社会貢献・メセナ担当 吉村真也 

http://www.toa.co.jp/

Tel:078-303-5631 / Fax:078-303-5633

e-mai:yoshimura_shinya@toa.co.jp

 

 

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