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実施概要

授業内容

教材概要

主な授業の感想

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* 実践事例

 

株式会社リクルート

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■実施概要

 

タイトル名

 

自分自身のタイプ(職業興味志向)を知る

授業の狙い

 

ゲーム性の高い2つの簡易診断テストから、子どもたちの職業興味の方向性を知ることを目的とする。

教育機関名

 

泰明小学校

学年

 

4年生

教科名

 

学級活動の時間(総合的学習の時間)※年に二回父兄が授業に関与する時間があり、そのうちの一時間を活用。当日は父兄の参観もあった。

クラス数

 

1クラス

児童・生徒数

 

32人

実施日

 

2002年6月13日

合計授業時間

 

60分

 

 

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■授業内容

 

実施単位

 

5時限目

テーマ

 

自分の興味を知る

実施時間

 

60分

実施場所

 

家庭科教室

講師

 

GCDF(キャリアカウンセラー)大野氏

協力者

 

父兄、キャリア事業開発室メンバー

使用教材

 

自分の職業興味を知る授業「カードゲーム」 (キャリア事業開発)

使用機器

 

プロジェクター、PC

授業進行及び内容

 

1.パーティゲーム(約15分)

 「泰明小学校4年2組で運動会の運営をすることになりました。今からいう6つの役割

の中で一番やってみたいと思う役割の色を選んでください」という質問に対して、以

下の6つの回答を準備

     道具(大玉ころがしの大玉など)をつくる

     去年までの競技を調べる

     けがをした人に応急手当をする

     プログラムや会場の案内図をつくる

     応援団長として盛り上げる

     ポスターをデザインしたり、音楽を決めたりする

 1番やりたいと思うものの色シールを2枚、2番目にやりたいものの色シールを1枚、首から下げた結果集計シートに貼る

 

2.カードソート(約40分)

小学生にも理解することが可能な職業内容をカードにしたもの(5枚×6種類)を利用

し、2人1組で「興味がある」「興味がない」「どちらでもない」に分類し、興味ある

と回答したカードの枚数分のシールを台紙に貼ってもらう。一番多く貼ってある色の

グループに分かれ、その領域に興味がある人の代表的職業例を解説。職業解説には、

子どもたちが具体的にイメージすることができるロールモデル(働く大人・職業例)

を提供。

 また家庭でも会話をすすめられるよう、両親向けの解説シートも作成した。

 

 

 

授業の様子

教材

 

 

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■教材概要

 

教材タイトル

 

「パーティゲーム」

教材仕様

 

首からかけるカード+シール(6種類)

教材概要

 

あるシチュエーションに対していくつかの役割を想定し、どの役割を最もやってみたいかを選択することで、職業の指向性を図るための教材。(※詳細は授業進行及び内容参照)

 

教材タイトル

 

「カードソート」

教材仕様

 

カード(30枚)+シール(6種類)

教材概要

 

「くだものや草花を育てる」「ミシンを使って洋服をつくる」などの職業内容が記載されているカードを、2人1組で「興味がある」「興味がない」「どちらでもない」に分類し、分類シールを「パーティゲーム」のカードに貼っていくことで、職業の指向性を図るための教材。

 

 

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■主な授業の感想又は反応

 

教育機関

 

自分の子供が、今大学生だが、大学では自分の行っている学部、学科が合わない生徒が増え、Wスクールに行っているケースが増えている。中学や高校に行く段階で、自分に合わない進路を選んでしまう人が多いようなので、小さいうちから(小学校のうちから)自分の性格を知った上で、自分に向いている進路を選ぶことが非常に重要だと思う。運動会を題材にプログラムを行っていたけれども、実際に5、6年生になると、直接運動会の運営にかかわらないといけないので、是非取り入れていってもらいたいプログラムだ。一方、GCDFのような専門用語も見られたので、そのあたりは更にわかり易く解説してほしい。子供たちのアンケートを見て、素晴らしいプログラムだと改めて思う。(隣のクラスの先生)

担当教員

 

・子供たちにはどんな職業があるかということで、タイプがイメージしやすかった。

・将来を考えるひとつのきっかけになるので良かったと思う。

・シールなどを使い、グラフにしていくことで、どんな流れになり、どういう結果を得られるのだろうと興味をそそった運営も良かった。

講師

 

自分はこんなことに興味があったんだ!ということを楽しんでやっていた。また「みんなの興味がそれぞれ違う」ということを実感できていたように思う。今後、今回の結果を元に、職業について、将来についてもう少し掘り下げる授業をしていきたいと思う。

生徒または児童

 

・すごく楽しく、自分にあう仕事や、むいている仕事が分かった。

・仕事にも、いろいろな種類があるとわかった。

・将来どの仕事をやるかがわかりました。この仕事ができるかどうか分からないけれど、今日の授業は面白かった。

・ぼくはやっぱり調べることが好きだということが分かりました。

協力者

 

小学4年生の段階で、どこまでキャリアについて考えてもらうことができるかどうか試行錯誤の中でのカリキュラム開発だったが、小学4年生の視界(どんな活動であれば理解できるか、どんな言葉であればイメージできるか)を十分に検討し、ゲーム感覚で楽しく学べるカリキュラムにしたことが結果的に良かったようである。初期段階の自己理解につなげるキッカケを作ることができたのではないかと思う。今後は、自己理解だけでなく、「職業探索」や「キャリアモデルの提示」など、自分自身のキャリアを自分自身で考えることができるカリキュラムにもつなげていけたら、より現実的なキャリア支援につながるのではないかと考えている。

その他

 

PTAの評議会にて報告。役員の父兄からは好評。

以下のようなコメントがあった。

     学習が塾にゆだねられて、学ぶ目的を見失っている子供が多い。そんな中で子供達自身が考えていける場になったと思っている。

     学校全体の規模でやってもらえないか?

     どういうつてなの?つてがあれば是非そんな授業を自分のクラスでもやってみたい。

     できればまたお願いしたい。

     おもしろかった。

     なかなかないプログラムなのですばらしい。

     親向けの解説シートがあったので親子で仕事のことを考えるきっかけになった。

 

 

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