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活動概要
実践事例
■実施概要
■授業内容
■教材概要
■主な授業の感想
株式会社元気社
タイトル名
海洋冒険家 白石康次郎さんの航海を通して学ぶ
授業のねらい
同校の先輩であり、世界最年少でのヨットによる単独無寄港世界一周記録をうち立てた白石選手を通じて、生きること」について学び、同時に白石選手と一緒に世界一周という大冒険を通じて、「自然」「環境」「生命」「地理」「気象」「海洋」「海外」といった幅広い分野について、興味をもって総合的に学んでもらう。
教育機関名
横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉小学校
学年
4年2組
教科名
総合的学習の時間
クラス数
1クラス
児童・生徒数
38人
実施日
2002年6月28日、7月17日、10月3日、10月31日、12月6日、他
合計授業時間
120日
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実施単位
総合的学習の時間 第2校時
テーマ
パナマ運河を調べよう
実施時間
40分
実施場所
横浜国立大学教育人間科学部付属鎌倉小学校 4年2組教室
協力者
白石康次郎氏
使用教材
ビデオ「夢へ〜白石康次郎の挑戦〜」、「単独無寄港世界一周の記録」、地図、地球儀
使用機器
コンピュータ、テレビプロジェクター、ビデオ
授業進行及び内容
白石氏の航海の軌跡を追っている内に発見し、関心が高かったパナマ運河に関する調べ学習。
〔進行〕
(事前にメールによって白石氏にパナマ運河について情報を得ておく。)
白石氏の現在の場所など、動向についての情報提示
→事前に白石氏より得たパナマ運河に関する情報の提示
→図書室の本やインターネット等によって、自由にパナマ運河について調べる
→調べたことを発表し、友だちの発表を聞く
→パナマ運河の開拓、産業の発展、人々の願いなどに関する学習へと発展させる
調べ学習の様子
教材タイトル
「夢へ〜白石康次郎の挑戦〜」
教材仕様
VHSビデオ(約30分)
教材概要
白石康次郎がヨットによる単独無寄港世界一周を果たした時の記録映像を編集
「単独無寄港世界一周の記録」
資料集
単独無寄港世界一周時の航海記録を編集(必要箇所をコピーして使用)
■主な授業の感想又は反応
担当教員
<鎌倉小学校/野村先生>
白石さんが有名人だから、というだけではこれほど子供たちの気持ちは高まらなかったと思う。実際に会って白石さんという生身の人間の生きざまを見て、また白石さん自身が送ってくれる熱い想いに共感したからこそだと思う。自分達の歌や声援が時には大人の方の心をも動かしたという感動が子どもたちの心に火をつけたのだと思う。これらの経験を通して、子供たちに「夢を持つ人自身の存在を心の中に感じる」こと、また「その人の生き方に学ぶ」ということ、そして、自分も「世の中に役に立つ存在である」ということなどを学びとって欲しい。
<日野中学校/山口先生>
白石選手の存在、挑戦を知ってもらい、中学3年生の自分と重ね合わせ自己の生き方を見直してほしい。
<福生第一中学校/山田先生>
子供たちには、大人の背中を見せることが必要である。きっかけをつくっていろいろな人に会わせたいと思っている。子供たちには、日本という中だけで生きてほしくない。白石選手と手紙のやり取りをしていることは子供たちの誇りになっており、世界とのつながりが感じられる。また、白石選手の日誌は、文章が生きており、子供たちの刺激になっている。白石選手を通しての疑似体験により、現に、国語の授業での創作作品を自分のことばで表現できるようになってきていると思う。
生徒または児童
・白石さんは、航海しながら、海で出会ったいろいろなことを、私たちに教えてくれています。私たちも、白石さんの航海から、いろんな事を学んでいくことを楽しみにしています。
・自分の夢に向かって、ちゃんと前進しているところを尊敬する。私は何のために学校に行くのか分からないので、ちゃんと自分の夢が見つかったらそれに向かってがんばりたいと思う。
その他
子供たちは、飽きることがないくらい次々と感心をもって取り組んでいる。白石さんの授業をするようになって、継続する力がついたように思う。家でもパソコンを開き、子供とのコミュニケーションのひとつとなっており、親も楽しんでいる。この企画は子供以上に、一緒に関わる親の成長もみられることと思う。(父兄)