小学校から高校、専門学校、大学まで含むと、毎年約250校、20,000人が利用している。内容も幅広く、環境問題からより専門的な知識に対応する内容など、利用する学校の様々なニーズに応えることができるプログラムを開発している。
導入としての日帰り体験学習から利用することができるが、現状は、活用例の多くは体験学習である。本プログラムの特色をなす2泊3日の滞在型プログラムには、昨年は6校、約1,000名が参加した。
その内容は、新入生のオリエンテーションから総合的な学習の時間、AO入試や研究論文を想定した「探求スタイル」までと幅広い。ひとつの教科に対応するというよりも、様々な知識を活用しながら、チーム学習を中心として、議論をする力、チームワーク、調査力、プレゼン力を含め、様々な発見をすることが可能なプログラムとなっている。
なお、各チームには、子供たちを支援するラーニングアドバイザーがつくが、この点が本プログラムの特徴のひとつとである。
またパソコンやインターネット、デジカメなども使用するため、情報の教科にも対応している。ただ、あくまでも、「発見」の補助ツールや自ら考えた意見の編集道具としての割り切った活用にとどまり、情報機器の操作スキルの向上は目的に入っていない。
子どもたちが「必要」と感じる場合は補助し、他の「伝達手段」「表現方法」を工夫する場合はその支援をする、といったユニークなスタイルを採っている。
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