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* 活動概要

 

きてきて先生プロジェクト事務局

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プログラム名

 

きてきて先生プロジェクト

■活動概要

 

 

社会人講師による授業をデザインしプロデュースする団体「きてきて先生プロジェクト」。単なるイベント授業に終わらない広がりを意識し、招いた社会人講師の話しを聞くだけの授業ではなく、子どもの体験に重点をおいている。子供たちは、講師が来る前から、テーマにそって勉強を行い、講師あての質問レター(「きてきてレター」)を出して当日を待ち、授業の後にお礼の気持ちをこめて「ありがとうレター」を出すというという流れで授業が行われる。一連のレターのやりとりは、社会人講師との心のふれあいを形成するほか、基本的な礼儀を身に付ける教育的機会にもなっている。「教育改革は現場」からという思いを持った仲間が集まり、2001年4月より活動を開始。現在は静岡県伊東市で実施している。講師には若干の謝礼。打ち合わせ、交通費(スタッフ交通費を含む)などは実施側の実費負担。

活動理念

 

社会人を招いた授業は数多くあるが、次のような問題点がある場合が多い。

1、社会人講師まかせで、一過性のイベント授業になる。(講師が有名人の場合その傾向が強い。)

2、社会人講師の目指すところと、担任の目指すところが違うので、ベクトルの揃わない授業となり、社会人講師の持つ技能、知識が最大限に生かされない。

3、両者が多忙すぎて、打ち合わせに充分の時間がとれない。

以上のような問題点を解決すべく、両者の間にたってコーディネートできる機関が必要と考えた。社会的に「成功」し、「一芸に秀でている」社会人講師の持つコンテンツを最大限に生かせるような授業をコーディネートしている。そのため、プロジェクトメンバーも、一芸に秀でた社会人講師、教えるプロである学校の教師と対等にやりとりできるような社会人ボランティアである。

具体的には以下の3つのコンセプトを意識したプログラム作りを行う。

(1)  子どもの知的好奇心を喚起出来る内容

(2)  子どもが体験学習出来る内容

(3)  授業実施後に子どもの変化が期待できる内容

その結果→担任の先生や、地域社会、社会人講師自身にも新たな気づきをもたらす。

活動実績

 

静岡県伊東市において、まちが取り組んでいる平成13年度『健康回復都市づくり事業』の一環として、市内10校全校において、例えば、「AIBOと人を比べてみよう」、「伊東名産品のCMを作ろう」、「発電にチャレンジしてみよう」、「僕らのビオトープを完成させよう」などの授業を実施した。平成14年度も引き続き10月22日より12月3日まで伊東市内10校で実施。今年度は市の健康増進事業にのっとり、スポーツ授業も組み込んだ。総合学習を柱として、多教科にまたがるかたちで実施している。

例)2002年度実施テーマ

事例にある「だれもが主役!フラッグフットボールをしよう」「みんなが喜ぶ校内放送を作ろう」のほかに居合のチャンピオンを呼んだ「ザ・日本人、サムライになろう」、民謡名人による三味線体験と、小学校のオリジナル民謡作り「東小のオリジナル民謡を作ろう、唄おう」、サッカー元日本代表選手、堀池巧氏による「サッカーを通じて世界を知ろう」、有森裕子選手などを育てた元リクルートランニンググラブ監督、金哲彦氏による「「もっと楽しく」・「もっとかっこよく」走るコツを学ぼう」、障害者バドミントン2年連続チャンピオンによる「バドミントンで新しい友だちを作ろう」、吉本興業プロデューサーによる「ミニ喜劇で自己表現しよう」などがある。

活動の意味・ねらい

 

活動理念と同様。

実施体制

 

 

伊東市の『健康回復都市づくり事業』の一環として、株式会社リクルートが市より事業委託を受け、そのもとで「きてきて先生プロジェクト事務局」がカリキュラム・企画・講師選定を行う。活動資金に関しては、平成13年度は、交通費や謝礼は伊東市の予算をベースとし、さらに企業からの協賛を得ているが、スタッフの活動は全てボランティアである。

学校へのアプローチ・連携方法

 

当活動のための広報活動を実施。講師、教師、プロジェクトメンバーが綿密に打ち合わせを行い、また、プロジェクト内でもミーティングを重ねて企画した内容を実施する。事前学習と本番、さらに事後学習を組む。

学校の反応

 

卒業文集などに「一番印象に残ったこと」としてこの授業をあげる児童もいるぐらい、子どもにとって印象深いものであったようだ。また、興味を持ったものに対する子供の集中力のすごさや、多少難しいかなと思えるテーマに対しても、実際社会人講師がやってきて授業をするととても理解が早く、現場の教師が驚く場面もあった。

実施機関の反応

 

都内の各区や市町村からの見学や計画があり、実施の手応えがある。まずは最高だと思われるモデル授業をつくっておきたい。

今後の展開

 

今年度、1〜2に自治体にて実施予定。また、都内小学校より実施希望があるため、その準備に入る。他地区(関東圏外)より、協力したいという依頼があるため全国展開への足がかりとしていきたい。

問い合わせ先

e-mail/URL含む)

 

 

 

きてきて先生プロジェクト事務局(任意団体)

URL: http://www.kitesen.org
東京都港区赤坂8-9-14-106

代表 香月よう子 

Tel:03-3466-9877 / Fax:03-3466-9880

e-mail: lovely@t3.rim.or.jp(メールによる連絡を希望)

 

 

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