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授業内容

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* 実践事例

 

きてきて先生プロジェクト事務局

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■実施概要

 

タイトル名

 

だれもが主役!フラッグフットボールをしよう

授業の狙い

 

最近、教育上高い評価を得ている上に、楽しくできるという評判の「フラッグフットボール」。これを鬼ごっこからはじめ、最終的に戦略を考えるミニゲームまで段階的に実施する。普通のルールではなく、全員がタッチダウンをしないと勝利しないというルールを加えることで、チーム全員をいかにしてタッチダウンさせるか、援助するかを、一人一人が考え、それにより「皆が主役になるためにはそれぞれが助け合わないといけない!」ということを、フラッグフットボールを通して体験することを目的とする。

教育機関名

 

伊東市南小学校(午前)、伊東市大池小学校(午後)

学年

 

6年生(南小学校:35名、大池小学校31名)

教科名

 

体育

クラス数

 

2クラス

児童・生徒数

 

66名

実施日

 

2002年10月22日

合計授業時間

 

2時間(×2校)

 

タイトル名

 

みんなが喜ぶ校内放送を作ろう

授業の狙い

 

ラジオ放送は、ひとりよがりに発信していてはリスナーに受け入れられない。人々の声に耳を傾け、今、何が求められていて何が必要かを考えるところから番組づくりが始まる。

今回の授業では、子供たちにとって一番身近な「校内放送」を、どうしたら作る側にも聴く側にも面白くできるか、リスナーの声を取材することから考えていく。

教育機関名

 

伊東市八幡野小学校

学年

 

6年生

教科名

 

総合学習 国語

単元

 

校内放送を楽しくしよう

クラス数

 

1クラス

児童・生徒数

 

26名

実施日

 

2002年11月12日

合計授業時間

 

5時間(但し事前15時間、事後2時間)

 

 

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■授業内容

 

テーマ

 

役割分担、コミュニケーション、チームワーク

実施時間

 

時間×2校(8:30〜10:30、11:50〜15:30)

実施場所

 

伊東市南小学校校庭(午前)、伊東市大池小学校校庭(午後)

講師

 

総合アメリカンフットボールチーム「シーガルズ」よりヘッドコーチ、コーチを含む6名

協力者

 

授業デザインスタッフ4名(大学生、社会人ボランティア)

使用機器

 

スケッチブック、ボール

授業進行及び内容

 

1.アメフトのデモンストレーション

2.選手一人一人の自己紹介

3.ウォーミングアップ

4.フラッグとり鬼ごっこ

(腰につけたフラッグを互いに取り合い、最後の一人になるまで続ける)

5.ボール運び鬼

(徐々に人数に対するボールの数を減らしていって、最後にはクラスの半分の人数(15人)で1個の

ボールを相手陣地まで運ぶ。)

6.フラッグフットボール

6人ずつをチームに分けてフラッグフットボールを楽しむ。選手のデモをはさみながら、練習や試

合を行う。)

7.最後にNPOフラッグフットボールディベロップメントジャパンのメンバーカードが子どもたちに贈られる。

 

フラッグフットボールを体験

フラッグフットボールカードの贈呈

 

テーマ

 

表現力、国語力、取材力

実施時間

 

5時間(9:00〜14:00)

実施場所

 

伊東市八幡野小学校音楽室、放送室

講師

 

東京FMプロデューサー 唐島一臣氏

協力者

 

授業デザインスタッフ3名(社会人ボランティア)

使用機器

 

放送室機器、カセットデッキなど

授業進行及び内容

 

事前に、ひとりよがりでなく、リスナーが聞きたい放送とは何かという宿題を講師から出される。児童は、ターゲットオーディエンス別に放送局を作り、ターゲットが聞きたいと思っている放送内容を考える。(アンケートをとったり取材をしたりしてマーケティング調査なども行う。)

また役割分担をし、それぞれの役割について考える。(アナウンサー、ミキサー、プロデューサーなど)

当日、講師の持ってきたステーションステッカー(それぞれの放送局名とイメージにあった音楽が入ったもの)を使って番組内容を更に練っていく。

実際に放送室で放送をしてみる。ターゲットの学年に流して感想を書いてもらう。事後授業として、自分たちの放送のふりかえり、放送委員会にアドバイスするとしたらどうするといった話し合いを行う。

 

番組内容を練る

放送を行う

 

 

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■教材概要

 

教材タイトル

 

フラッグ

教材概要

 

鬼ごっこやフットボールを行う際に児童が取り合うもの

 

 

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■主な授業の感想又は反応

 

教育機関

 

ゲームの際には毎回作戦を立てるなど、奥の深いスポーツだと感じた。子供たちもいつにも増していきいきとしていた。

担当教員

 

子供はやっぱり飲みこみがいい。同時に、シーガルズの教え方もすばらしかった。                               子供たち同士で話し合い、得意な子だけでなく、みんなでやっている。皆で協力し合いながらできるところがよかった。

講師

 

最初はこのボールなんだ?というようなレベルから始まって、徐々にフラッグフットボールに親しみを持ってもらえた。授業の終わりには、自分たちで自発的に作戦を立てるところまでいけて、すばらしかった。ポイントは六人一つでまとまってやること。これから大池小にも教えてくるので、2校で試合をやってもらいたい。

生徒または児童

 

・作戦が成功して点が入った時がうれしかった。

・走っていく時はいけるか不安でしたが得点が入った時はうれしかった。

・皆で作戦を考えて、点を入れたのが楽しかった。

・最初はアメフトって何だろうって思ったけど、だんだん休み時間とかこの時間でいっぱい知れたり、いろいろな作戦がわかったので、本当に楽しかった

協力者

 

授業終了後にサイン攻めになったり(スタッフ自体も)とても楽しい経験ができた。

その他

 

もっと難しいスポーツなのかと思っていたら、子供たちが立派にこなしている。全く初めて接するスポーツだったが、おもしろそうだ。フラッグフッとボールは他の学校ではやっていない、ユニークなものだし、今後も引き続きやっていってほしい。(見学の保護者)

 

担当教員

 

「打ち上げ花火的でなく」という説明会でのお話のとおり、授業作りのはじめから当日まできめこまやかな打ち合わせをしていただいて、とてもプロセスを大切にされていることを感じました。そのことが当日の子どもたちの目の輝きにつながったと思います。授業内容についても、子どもたちに明確な学習課題が与えられ、主体的な講師の先生、スタッフの皆さんの子どもたちに対する接し方がとても自然で、暖かくこども一人一人を大切にしてくださっていることを感じました。「またやりたい!」と全員の子供が言った言葉が今回の授業の成功を表していると思います。

講師

 

はじめてのことなので比較できないが、子どもたちの顔を見ているとよかったのではないかと思う。

生徒または児童

 

・めったにできないことばかりできてよかった。

・やる前とかは原稿をつくるときももめたりしたけど、本番当日はうまくいってよかったです。唐島先生は、こんなに私達が7人で相談してもめたりしていたことをプロデューサーとしてやっていてすごいな〜と思いました。私はこのラジオ放送をやって、いろいろなことを学びました。チームのみんなで協力し合ってやるってことがすごく必要なんだなと思いました。

・音楽をかけ間違えちゃったけど、その間アドリブでつなげられて、あんまりみんなに気づかれないようにできて、自分なりに上手!とか思ってすごくすごく楽しかったです。

・努力すれば何でもできるということや、努力したあとに成功したときのめったに味わえない感動を味わえたのも唐島先生やチームのみんながいただからだと思います。

協力者

 

当日まで忙しく余裕がなかったが第三者の目になって見たら、きっととてもいい授業だと思ったと思う。自分が授業を受けた子どもだったとしたら、とても楽しかったのではないか。さまざまな要素がつまった授業だった。実のところ、子どもたちになにを残したかが気になる。次の機会には、授業後にこどもたちといっしょにお菓子とジュースの打ち上げがしたい。

子供たちが見事にそれぞれの役割になりきって放送をすすめている姿に感動した。放送に従事する身として、ライバル心がわいてしまうぐらいみんな一生懸命やっていた。放送というのはとかくアナウンサーに目がいきがちであるが、たくさんの人の協力や、少しの情報操作の上に成り立っているということをきちんと理解しているように思えた。

 

 

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