再構成型描画ソフト「脳の鏡」(描き始めから描き終わりまでをビデオの再生のように見ることができ、制作のプロセスを振り返ることが出来るソフトウェア)を利用して、共感的理解者(NPOスタッフ、学生ボランティアが中心)のファシリテーターとともに、子どもが自己の制作過程、特に自分の描いたときの心情などを振り返りながら、制作のプロセスを他の人に紹介していくことでプロセスをもう一つの作品として位置づける「プロセスの作品化」に取り組んでいく。
この「プロセスの作品化」を実施していくときの創作テーマは「心の花」でありその名前を冠したプロジェクトとして取り組んでいる。そして、子どもたちそれぞれの「心の花」を集めて、ネットギャラリーとして紹介していくのが本プログラムである。
※実践事例として紹介するのは、6年生は卒業式の朝、自分はどんな事を考えているだろう・・・とい
うことをテーマに卒業式の朝の自分に呼びかけてみようという感覚で創作してみたものである。
本事例のプロジェクトはそのほかのバリエーションも含め、2002年春より活動を開始している。
講師費用などはボランティアで取り組んでいるため、原則的にかかっていない。
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