8.実践授業実施例




8.1岡山市立伊島小学校の実践授業報告

「ICタグと携帯端末を活用したデジタルマップ作成支援」

       岡山市立伊島小学校 足羽和明
キーワード:6学年,総合的な学習の時間,ICタグ,航空写真,
デジタルマップ,タブレットPC,リアリティ

IT活用の意図

  伊島小の6年生は,総合的な学習の時間に地域学習に取り組み,伊島の良さを壁新聞の形にまとめた。さらに多くの人に知ってもらおうという願いから,地域素材をデジタルコンテンツにまとめて発信することにした。今回の取り組みはホームページとしてインターネット上で見る形だけではなく,平成17年度に開館が予定されている岡山市デジタルミュージアムでも見てもらいたいという願いも持たせるようにし,意欲付けを計った。子ども達は,情報をまとめる学習としてITを活用することに関心意欲が高く,喜んで取り組んだ。
 まとめる形としては,岡山市企画局総合政策部文化政策課の協力を得て,1/1000の航空写真上にICタグを使ってデジタルコンテンツをリンクさせるデジタルマップを作成することになった。1/1000という学区の航空写真は,PC画面や地図帳より,リアリティをもったものとして地域をとらえることができた。その航空写真から,直接コンテンツを読みとることができないか,という希望をICタグがかなえてくれた。ICタグは手軽に持ち運びができること,手軽に登録ができること,手軽に様々な物に貼り付けることができること,壊れにくいこと,扱いやすいという特徴から,航空写真に貼り付けることで航空写真をデジタルマップにすることができた。もちろん,踏みつけても大丈夫。子どもたちは,マップの上に乗って探し回ることができるのである。ICタグを活用することで,地図上にはおけなかったデジタルコンテンツをデジタルマップから呼び出すことができた。
 このデジタルマップ上を,「リーダ+ビューア(PC)」を使って探索すると,子どもたちの作ったデジタルコンテンツを見ることができるようにした。大勢の子どもたちで閲覧するので,プロジェクターで大きく映し出すことができるようにし,グループ全員で見えるようにした。リーダ等を操作するため,持ち運び操作が手軽なタブレットPCが有効だった。
 この大きな航空写真はカラー写真であり,一軒一軒の家の形もよくわかり,学区の特徴,様子を容易につかむことができた。子ども達は学区の建物,場所を認識はしているが,上空から撮った航空写真によって相互の位置関係,大きさに改めて気づく児童も少なくなかった。
 できあがったデジタルマップを使って,5年生に「伊島の良さを伝えよう」というめあてのもと,伝える学習をした。ICタグを活用し,床にある航空写真(デジタルマップ)から,コンテンツをプロジェクターで映し出すと,その状況に驚きと関心をもって,6年生の説明を聞くことができた。
 続いて,当初の目的でもあった,多くの人に紹介をしたいという思いから,同様に取り組んだ福谷小とデジタルマップを通して交流する会を持った。
同じ岡山市でありながら,地形や広さが違い,学校の特色も異なることを,互いが作成したデジタルマップが鮮明に教えあうことになった。それぞれの良さを認めあえるデジタルマップとなっていることを期待するとともに,感じたことを交歓させることで,互いの学区の良さを再認識する交流会になったと考える。

単元名
  「伊島の良いところを 見つけよう 〜 広めよう」
  ねらい 

指導計画,指導案
  (P32〜P35「別紙1」に詳細を記述)

成果と課題

 伊島の良さを壁新聞の形に表現したが,さらに多くの方に見てもらえるようにするには,ホームページに表せばよいことを子どもたちはよく知っている。調べた文字情報をコンピュータを使って,web上に表すことは,子どもたちにとって楽しい作業であった。活字の色や大きさを工夫すること,アニメーションGIFを作成することなど,アナログにはない楽しさ,表現力が子どもにとって魅力的にうつり,意欲の高まりを感じた。
 航空写真が,壁新聞を作成している以前に届いていれば,実際に調べた箇所がマップ上に現れていくので,さらに多くの場所や内容への意欲も高まり,活動が広がっていたのではないかと思われる。
 デジタルマップとなり,5年生が使ってみると,リーダと携帯端末を使ってマップからコンテンツを呼び出す過程は,とても楽しいもので魅力的に映っていた。
 しかし,コンテンツの数が現時点では少ないことと,リーダの読みとりがスムーズでない場面もあり,その点では,ICタグを貼る場所,コンテンツの数の検討,改善の余地が伺える。
 ICタグを活用することで,リアリティのある航空写真から,サーバにあるデジタルコンテンツを呼び出すことができるこのシステムは,たいへん有意義だった。情報を与えられる側の立場で,見たい物,知りたい物,あるいは,知りたい場所に直接ふれることで,情報端末にその情報を映し出すことができるという面は,パソコン画面以外の情報検索をするツールとして有効であったように思う。
 バーコードも同様にサーバのデータにリンクをはることができるが,そのものが表出していなくても,裏に貼り付けるなどしてでも,読みとりができると言う点では,使用場所をより自由にすることができるのも素晴らしい。
 あらゆる物にこのICタグを貼り付けることで,サーバにリンクを貼って使用できることがわかった。今回の取り組みでは,航空写真に貼り付けることでデジタルマップ化したが,携帯端末がネットワークにアクセスできる範囲を広げることで,もっと多くのものとリンクを貼って検索できる学習も可能となることだろう。例えば,校内すべてにワイヤレスネットワークが可能となれば,携帯端末を活用した学校探検も可能となるであろう。手軽に具体物,場所に情報を埋め込んだように見せる,リンクが張れることは楽しみな素材であると思う。
 同じICタグに登録できる数は,リンク先のみなので,たくさんのものを登録できるようだ。しかし,その情報を区別して引き出すために,その順序を換えたり,登録できている物の情報カテゴリー等を区別することができるとさらに,効果的な情報提供ができるように思われる。
 また,ICタグを個人の作成したコンテンツを引き出す手段としても活用ができることがわかった。個人一人ひとりのICタグに書き込まれた情報を見せるということはできたのだが,そこから閲覧のみならず編集ができるようなシステムにもなっていくと,データの取り出しが非常に容易となり,あらゆる場で活用がされるのではないかと思う。
ICタグに情報を書き込みした場合,1対1対応でデータとICタグがリンクされる。複製を作ることができないと言うのは,同じデータを別のところから引っ張り出すことができないのは不便である。複数の場所(ICタグ)からでも閲覧可能となって欲しい。
 キーワードは,手軽!手軽に情報を手に入れることができる検索ツールといえる。今回の取り組みとしては地図やその関連のある物とのリンクを計る手段として活用をした。発表場面でも活用できたのだが,個人認証の形で自分のデジタルポートフォリオを手軽に引っ張り出して,自分の発表を始めるといった形も可能であった。福谷小学校では,そういった形の発表が見られた。(図8-1参照)

 他の事例として,5学年の家庭科「ミシンの使い方」で,ミシンの扱い方のコンテンツをリンクさせた物を作成した。ミシンの扱い方についてICタグを使い,それぞれの部位の扱い方の説明を手軽に引き出すことができるという物だ。このシステムを使い,既存のデータを,直感的に具体的な物から簡単に取り出すことができると言う点で有効な手段と言える。(図8-2参照)

ワンポイント・アドバイス

  デジタルマップの作成は,興味深い物であった。手順としては,マップとなる物を初めにしっかりと見せてから作成に取りかかると,完成した形をよりイメージできるので,多くのコンテンツ作成が見込めるであろうし,役割をもたせやすいであろう。ICタグ登録ツールでは,ホームページの形式とした物ばかりをコンテンツとして登録したが,自由に検索できるものを完成形とするならば,音声での説明も付加していくのも有効だろう。
 今回はキューブのホームページ作成ツールで作成した。ICタグビューアの画面とディスプレイの解像度の関係でB5横置きといった書式が一番見やすいようだった。下の余白は多めにとっておくとスクロールなしで見えるコンテンツとなった。
 システムの概要を十分理解して取り組むことが望ましい。
 例えば,ICタグはコピーができない。別のICタグに書き込むためには,同じコンテンツを登録ツールで別登録し,サーバ上では二つのデータにしておいた方がよい。サーバで複製を作るよりは,再登録した方が簡単なようだ。
 ICタグは,金属に貼り付けると読めないおそれがある。金属には貼り付けないようにする。
 ICタグを読みとるリーダは,数が多ければ多いだけ,学習場面が限定されず多岐にわたった利用が考えられるだろう。

 

<別紙1>

第6学年 総合的な学習の時間 学習指導案

指導者 岸  優子
 足羽 和明

単元名 「伊島の良いところを 見つけよう 〜 伝えよう」

ねらい

単元の概要
 PTA活動の130周年記念として,伊島学区の良さを再認識しようと行われた事業「ガッツ伊島探検隊」から地域への関心が高まり,見たり聞いたりしたことを壁新聞の形としてまとめることができた。
 さらに,その情報や感じたことを多くの人にわかりやすく伝える方法としてデジタル化した。ネット上で発信する方法と,そのコンテンツを航空写真にリンクさせたデジタルマップを作成し,平成17年度に開館予定のデジタルミュージアムにおいて展示する方法を使って多くの人に伝えることにした。
 児童一人ひとりが感じた「伊島の良さ」をホームページの形にまとめ,サーバにデータベースとして保存する。その情報をICタグを使って1/1000の航空写真にリンクさせることで地図上から検索が可能となるようにする。
 できあがったデジタルマップを使って,在校生(5年)や地域の方(保護者)に見てもらい紹介する。
また,同様の取り組みをした児童との交流を通して,自分の学区,他の学区の特徴を比較してそれぞれの良さにも気づくようにしたい。

本時の目標
6年生

5年生

本時の流れ

主な活動
留意事項
導入
○ 6年生の代表児童が,取り組んできた概要を説明するようにする。
・ 伊島の良さを調べたこと。
・ 壁新聞にまとめ,学区の方に見てもらったこと。
・ もっと多くの人に伝えたい。
・ コンテンツをデジタル化したこと。
・ デジタルマップにまとめたこと。
伊島の良さを 見つけよう 〜 伝えよう  

展開
○ デジタルマップをみせて,5年生の考える「伊島の良さ」を尋ね,見る側にも「伊島の良さ」考えてもらいながら,コンテンツをみつけてもらい,紹介していくようにする。
○ 5年生の考える「伊島の良さ」のコンテンツがない場合は,その良さも認め,さらにコンテンツの充実をしてほしいことを伝えるようにする。
○ 自分たちの調べた「伊島の良さ」が見つけてもらえない場合は,ヒントを出しながら,デジタルマップから聞き手の5年生に見つけてもらえるような工夫をするようにする。

まとめ
○ 5年生に感想を求める。
・ コンテンツからわかったこと。
・ 発表態度
・ デジタルマップを使った発表について
○ 上記の観点で,5年生がお礼の気持ちを込めて6年生に伝えるようにする。

・ タブレットPC・携帯端末(VAIO)にプロジェクターをつないで,リーダからコンテンツがすぐに読みとり,提示できるようにしておく。

・ システムが,リーダライターの再接続を要求した場合,キャンセルまたは,再試行するように操作する児童に伝える。

・ 6年生の児童には,聞き手(5年生)が,考えながらそして楽しんで「良さ」を探していけるように,その都度,声をかけ,反応を確かめながら発表を進めるように話す。

・ 5年生の児童には,事前に航空写真を見せておき,学区の主な建物等の位置を確認して,地図を見るのが苦手な児童にも位置関係がわかるようにしておく。

・ リーダがきちんとICタグを認知しない場合は,リーダの傾きに気をつけることやリーダの動かし方をゆっくりとするように話す。

 

8.2岡山市立福谷小学校の実践授業報告

「ICタグと携帯端末を活用したデジタルマップ作成支援」

       岡山市立福谷小学校 小林巧
キーワード:6学年,総合的な学習の時間,ICタグ,航空写真,
デジタルマップ,タブレットPC,リアリティ

IT活用の意図

  福谷学区の自慢を探し,地域の人の話を聞いたり写真やビデオに撮ったりしたことをホームページにまとめて発信することを計画した。ホームページを見る人のことを考えて,集めてきた情報を整理し取捨選択する中で,相手を意識した情報発信の力を身につけさせると共に,取材活動やホームページ編集を通して自分たちが生まれ育った福谷学区の良さを再発見し,「ふるさと」として意識をより深めることができると考える。
 ホームページとして発信するだけでは,閲覧している相手が直接見えないし反応もわからない。そこで,学区の航空写真と自分たちが作ったホームページとをリンクさせたICタグを活用したデジタルマップを作成し,保護者や地域の方に向けての発表会や,同様な取り組みをしている伊島小との交流会を計画した。多くの人の前で発表することで,自分たちの取り組みの成果を確認できると共に,相手を意識した情報発信という意識が明確になるのではないだろうか。また,航空写真とICタグを使うことで,自分たちの学区をより具体的にイメージすることができ,学区への思いをより深めることができると考える。

単元名

単元名   世界に発信しよう我が町福谷
           〜 ホームページ作り 〜

単元の目標  
○ 自分たちが生まれ育った福谷学区に関心を持ち,自ら課題をもって調べたり,情報を収集したりする活動を通して,自分たちの学区の良さを再認識し,学区に対する思いを深めることができる。
○ 自分たちが集めた情報の中から,自分の思いと見る人のニーズを考えて発信する内容を取捨選択してホームページにまとめることができる。
○ コンピュータやデジタルカメラ,デジタルビデオなどの情報機器に触れ,その操作に慣れると共に目的に合った使い方ができる。

本単元におけるIT利用の場面
 ホームページを使った情報発信を目的とした活動である。様々な場面で目的に合ったIT機器の利用を考えさせたい。
 文字情報だけのホームページにならないように,取材活動では,デジタルカメラ,デジタルビデオ,ボイスレコーダーなどを使って,画像や動画,音声をできるだけ記録するようにさせたい。
 ホームページ作りは,キューブページを使い,多様な表現ができるよう支援していく。また,一人一台のコンピュータが自由に使えるという恵まれた環境を生かして,学校での作業,家庭にコンピュータを持ち帰っての作業も考慮に入れた計画を立てさせる。
発表の時は,ICタグ・デジタルマップの使い方を工夫して,効果的資料提示を考えさせたい。

指導計画,指導案

指導者 太田 晴美
協力者 金島 広和

指導計画(48時間)

本時「伊島小学校との交流会」

日時 平成17年2月8日(火)5時間目
場所 岡山市立伊島小学校コンピュータ室

本時のめあて
○ 自分たちの調べた成果を発表し合うことを通して,学習の成果を認め合うと共に,互いの学区の良さを確かめ合うことができる。
○ ICタグや航空写真を効果的に使って,相手に分かりやすい発表をすることができる。

発表会の進行案

プログラム
児 童 の 活 動 の 詳 細
備   考
1はじめのあいさつ


2発表会
<福谷小学校側の進め方>

学区・学校の紹介

ホームページの内容紹介
・ 自己紹介
・ ホームページの説明









自由にコンテンツを見てもらう

3感想



4終わりのあいさつ


5担任からの言葉
○伊島小学校の児童代表が歓迎のあいさつをする。



○それぞれのデジタルマップに両校のA班,B班が分かれて発表会を行う
○自分の学区の地図側の方が主導で進める。

○20分程度で交代する。

○児童はタブレットPCを使って発表をする。
○自己紹介情報とホームページ情報を書き込んだICタグを名札に入れたり,ゴボウや花火の模型,チーズの箱などに張り付けたりして発表に使う。 



○伊島小学校の児童に,地図上のICタグを使って自由にコンテンツを見てもらい,質問があったら答える。

○全員で感想を交換する。
○伊島小学校からは福谷小学校の発表に対して,福谷小学校からは伊島小学校の発表に対しての感想を言うようにする。

○福谷小学校の代表が,今日の発表会の感想や伊島小学校へのお礼のあいさつをする。



○両校の担任から,それぞれの学校の今までの取り組みや取り組みの成果を話し,まとめとする。




ICタグデジタルマッププロジェクタースクリーンICタグ読み取りツール








成果と課題

ホームページ作りについて

 「世界へ発信しよう我が町福谷」というテーマで取り組んできたホームページ作リーダが,児童は,自分のテーマに向かって積極的に活動をすることができた。その理由として
 ・児童は,今まで様々な学習場面でコンピュータを利用してきており,コンピュータに対する抵抗感がなかったこと。
 ・インタビュー等の取材活動を通して,地域の人の思いが児童に直接伝わってきたこと。
 ・積極的な情報発信の道具としてのコンピュータ利用が初めてで,興味関心が高かったこと。
ということが考えられる。
 その中でも,児童が,コンピュータやデジタルカメラ,デジタルビデオ,PDA等のIT機器の利用を通して,地域のいろいろな方の思いに触れることができ,地域に対する思いをより深くすることができたのが一番の成果だと感じる。
  画像や動画,音声の編集技能を高めてやることで,児童にもっと幅の広い表現やそれに伴う取材活動の工夫をさせてやることができると思うので,今後その指導も充実していきたい。

デジタルマップの利用と発表会について

・デジタルマップ(航空写真とICタグ)について
 航空写真は,児童が点として調べていた福谷学区の全体像をイメージするのに大変有効だった。児童は,日頃の経験から何がどこにあるかは知っていたが,航空写真を見て,一つ一つの地点の位置関係や距離など,新たな発見があったようだ。それが,児童の興味関心をより高めることとなった。
 また,ICタグに書き込むことでホームページ情報に簡単にアクセスすることができる,児童は情報をより身近に感じることができたようだ。今回は,地図とチーズやゴボウ,花火の模型などの実物と名札の2カ所に同じICタグを用意して使った。どちらからも同じホームページに簡単にアクセスでき発表の場面では使いやすかったようだ。
 いちいち「ICタグの読み取り」ボタンを押すことなく,ICタグの読み取り用のセンサーを近づけるだけで画面が変わるようになるとさらに使い勝手がよくなると思う。
 簡単に登録できるICタグはさらにいろいろな使い方ができるので,今後さらにその使い方について研究し,工夫していきたいと思う。
・校内発表会,伊島小学校との交流会について
 ホームページに登録するだけでは,自分たちの作ったホームページを見ている人に直接会って,感想を聞いたり反応をうかがったりすることはできない。しかし,自分たちの発表を聞いてもらえる発表会や交流会の場を持つことで,自分たちの活動の成果を確かめることができ満足感を得ると共に,聞いている人のことを考えた発表の工夫をすることができた。相手意識を育てるのに有効だったと感じる。
 また,他の小学校との交流会を通して,互いの学区やコンテンツの良さを認め合えたことと自分たちの学区の良さも再認識することができた。

ワンポイント・アドバイス

単元計画について

 今回は,準備の都合上航空写真を見せるのが単元計画の後ろの方になったが,できたら,はじめに航空写真を見せたら,学区全体のイメージが膨らみ,児童の活動の幅を広げることができたのではないかと感じる。また,全体像をつかんでいる分,学習意欲も高まるのではないだろうか。
 さらに,航空写真を校内のどこかに常設しておくことで,学区の全体像を意識した活動になると共に,活動意欲を高めることにもつながると考える。

 



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